紫微斗数の用語集

用語ごとにひとことで解説。用語名を押すと詳しく読めます。

基本のしくみ

紫微斗数
生まれた年月日と時刻から十二宮と星を配置し、性格やめぐり合わせを読み解く占術です。
命盤
生年月日・時刻と性別から作る十二宮の図で、星と四化が書き込まれています。
生年の十干
生まれた旧暦の年の十干です。生年四化を決め、性別と合わせて大限が順行か逆行かも決めます。
五行局
命宮の干支の納音(なっちん)から決まり、水二局・木三局・金四局・土五局・火六局の5種類があります。局の数字が、最初の大限が始まる数え年です。出典:『紫微斗数全書』「安身命例」
命主
当サイトでは命宮の地支から配置する一つの星で、命宮の主星にもう一層の色合いを加えます。命宮の主星の代わりにはなりません。出典:『紫微斗数全書』「安命主」
身主
生まれ年の地支から配置する一つの星で、後天的に何を拠り所にするかを見ます。星の一つであり、身宮とは別のものです。出典:『紫微斗数全書』「安身主」
真太陽時
出生地から換算した、その土地の太陽の時刻です。当サイトでは真太陽時に直してから生まれた時刻(子の刻・丑の刻…)を決めます。
夜子の刻
夜23時から0時までの生まれです。当サイトは子の刻の始まりで日付を切り替えるため、この1時間は翌日として扱います。
閏月
旧暦を太陽の一年に合わせるために加わる一か月です。当サイトでは、閏月の15日までは当月、16日以降は翌月として命盤を作成します。
生時の確認
性格の基調や人生の大きな出来事から逆にたどり、生まれた時刻が正しいかを確かめることです。時刻が一つずれると、十二宮がまるごと一回りずれます。

宮

十二宮
人生を十二の領域に分けたもので、命宮から父母宮まで並び、一つの宮が暮らしの一分野を受け持ちます。出典:『紫微斗数全書』「安十二宮例」
命宮
生まれ持った基調です。あなたがどんな人で、どう物事を進めるかを見ます。
身宮
十二宮のどれか一つに重なる印で、年を重ねるほど色濃くなる一面を表します。命宮・夫妻宮・財帛宮・遷移宮・官禄宮・福徳宮の六つの宮にしか入りません。出典:『紫微斗数全書』「安身命例」
兄弟宮
きょうだい、同世代、仲間を見ます。
夫妻宮
恋愛と結婚の流れを見ます。
子女宮
子ども、年下、教え子を見ます。
財帛宮
お金の入り方と使い方を見ます。
疾厄宮
体のどこに気をつけるか、消耗がどこに出るかを見ます。
遷移宮
外に出たとき、よその土地でのめぐり合わせを見ます。
奴僕宮
友人、同僚、部下を見ます。交友宮とも呼ばれます。
官禄宮
仕事とキャリアを見ます。事業宮とも呼ばれます。
田宅宮
住まい、家庭、蓄えた財産を見ます。
福徳宮
心の状態、趣味、楽しみを見ます。
父母宮
親、目上の人、書類を見ます。
対宮
真向かいにある宮で、命宮と遷移宮、兄弟宮と奴僕宮、夫妻宮と官禄宮、子女宮と田宅宮、財帛宮と福徳宮、疾厄宮と父母宮の6組です。
三合
その宮を1番目として数えた5番目と9番目の宮で、三つの宮が一組になり、互いに影響し合います。
三方四正
どの宮を読むときも一緒に見る四つの宮で、その宮、対宮、二つの三合の宮です。出典:『紫微斗数全書』「定富貴貧賤十等論」
会照
星がその宮ではなく対宮や三合の宮にあって、宮を隔てて働きかけることです。
宮どうしのつながり
対宮や三合の宮は互いに連動しており、一つの宮が動くと、同じ線上の宮も一緒に動くことがよくあります。
空宮(主星のない宮)
十四主星が一つも入っていない宮です。基調は対宮の主星を借りて読み、その宮にある補佐の星や煞星もそのまま読みます。
対宮の星を借りる
主星のない宮は対宮の主星を借りて読みます。借りるのは対宮からだけで、三合の宮からは借りません。対宮が受け持つことは引き続き対宮のものです。
夾宮(きょうきゅう)
ある宮の左右両隣に、対になる星が一つずつ入っている形で、擎羊・陀羅が挟む「羊陀夾」などがあります。左輔・右弼、文昌・文曲、太陽・太陰が挟むのは丑と未の宮だけ、天魁・天鉞が挟むのは辰と戌の宮だけです。出典:『紫微斗数全書』「太微賦」
来因宮(らいいんきゅう)
宮の十干が生年の十干と同じ宮で、くり返し現れる課題を見るのによく使われます。身宮とは別のものです。

十四主星

十四主星
紫微系と天府系の二つの系統に属する14の主役の星で、宮の基調とリズムを決めます。
紫微
主導権と器の大きさを重んじ、体面を気にしつつも責任を引き受けます。
天機
頭の回転が速く計画上手ですが、考えすぎることもあります。
太陽
外向的で情に厚く、名誉を重んじ、人のために力を尽くします。
武曲
決断が早く実際的で、結果とお金を重視します。
天同
おおらかで楽しむことを大切にし、プレッシャーが少ないときに一番のびのびします。
廉貞
原則もあれば欲もあり、ルールも情も大切にします。
天府
落ち着いていて保守的、守りと資産管理が得意です。
太陰
繊細で控えめ、家庭と蓄えを大切にします。
貪狼
多才で欲も多く、交友が広く、興味が移り変わります。
巨門
弁が立つ一方で疑い深く、物事の是非にこだわります。
天相
体面と公平を重んじ、間に立って調整するのが得意です。
天梁
面倒見が良く、年齢より落ち着いていて、目上に可愛がられます。
七殺
突進力があり、冒険をいとわず、負けず嫌いです。
破軍
新しさと変化を求め、壊してから作り直します。

補佐の星とその他の星

補佐の星
脇役であり助っ人で、主星にプラスやマイナスを加えます。まず、どの主星を助けているか、どの宮にあるかを確かめます。
六吉星
左輔・右弼・文昌・文曲・天魁・天鉞の六つで、助力、文才、引き立ててくれる人をもたらします。
六煞星
擎羊・陀羅・火星・鈴星・地空・地劫の六つで、プレッシャーと摩擦をもたらしますが、失敗の印ではありません。
左輔
六吉星の一つ。同世代からの助力で、物事を進めるときに手を貸してくれる人がいます。
右弼
六吉星の一つ。陰ながらの助力と人望を表します。
文昌
六吉星の一つ。書類、試験、正統な学問をつかさどります。
文曲
六吉星の一つ。話す力、芸事の才能、ひらめきをつかさどります。
天魁
六吉星の一つ。表立って引き立ててくれる人、目上からの抜擢を表します。
天鉞
六吉星の一つ。陰で支えてくれる人で、肝心なときに助けが現れます。
擎羊
六煞星の一つ。率直で勢いがあり、口論や摩擦を生みやすい星です。
陀羅
六煞星の一つ。先延ばしやくり返しで、同じ場所をぐるぐる回りがちです。
火星
六煞星の一つ。せっかちで爆発的、来るのも去るのも速い星です。
鈴星
六煞星の一つ。くすぶるように抑え込み、感情を心にため込みます。
地空
六煞星の一つ。発想が型にはまらず、計画やお金が空振りになりやすい星です。
地劫
六煞星の一つ。お金が手元を素通りしやすく、計画に変動が起きやすい星です。
禄存
財と蓄えをつかさどり、前後の宮には必ず擎羊と陀羅が入ります。六吉星には含まれません。
その他の星
細部を補う小さな星で、紅鸞・天喜・天馬・天刑などがあります。主星と煞星を見たあとで読みます。
桃花星(とうかせい)
魅力や恋愛のチャンスを表す星のグループです。紅鸞・天喜・咸池・天姚がよく挙げられ、貪狼・廉貞を含める人もいます。
紅鸞
その他の星の一つ。縁組とお祝いごとをつかさどり、天喜とは必ず対宮の位置にあります。出典:『紫微斗数全書』「安紅鸞天喜訣」
天喜
その他の星の一つ。お祝いごとやにぎやかな場をつかさどります。
天姚
その他の星の一つ。魅力、恋愛運、色気をつかさどります。
咸池
その他の星の一つ。情愛に関わる恋愛の星で、恋愛に波風が立ちやすくなります。
天馬
その他の星の一つ。奔走、変動、外出をつかさどります。
天刑
その他の星の一つ。規律とけじめをつかさどり、訴訟やもめごとも表します。
紅鸞星が動く
誰かから声がかかることが増えるということで、結婚の知らせではありません。大限や流年の夫妻宮と合わせて読みます。

輝度

輝度
ある星がある地支に入ったとき、どれだけ力を発揮できるかの度合いです。当サイトでは廟・旺・得地・利益・平和・不得地・陥の7段階に分け、命盤では廟・旺・得・利・平・不・陥と1字で表します。出典:『紫微斗数全書』明刊本巻三:「廟、旺、得地、利益、平和、不得地、落陥」
得地
旺と利益の間で、まずまず力があります。命盤では「得」と書きます。出典:『紫微斗数全書』明刊本巻三:「廟、旺、得地、利益、平和、不得地、落陥」
不得地
平和と陥の間で、平和よりさらに少し弱い段階です。命盤では「不」と書きます。出典:『紫微斗数全書』明刊本巻三:「廟、旺、得地、利益、平和、不得地、落陥」
落陥
輝度の一番低い段階で、長所が発揮しにくく短所が目立ちやすくなりますが、悪いことという意味ではありません。出典:『紫微斗数全書』明刊本巻三:「廟、旺、得地、利益、平和、不得地、落陥」
十二長生
長生・沐浴から胎・養までの12の段階で、宮がどの段階にあるかを表します。輝度とは別の体系です。出典:『紫微斗数全書』「安長生、沐浴、冠帯、臨官、帝旺、衰、病、死、墓、絶、胎、養」

四化

四化
化禄・化権・化科・化忌の4種類の変化で、もとからある星に光を当てるもので、新しい星が増えるわけではありません。出典:『紫微斗数全書』「安禄権科忌四星変化訣」
化禄
機会、資源、縁が近づき、道が開けることを表します。すでに手に入ったという意味ではありません。
化権
主導権と責任です。表舞台に押し出され、負担も一緒にやってきます。
化科
名声、書類、引き立ててくれる人です。人の目にとまりやすくなりますが、有名になる保証ではありません。
化忌
こだわりと課題のありかです。ここは手放しにくく、何度も戻って向き合うことになるので、注意のサインとして使います。
生年四化
生まれた旧暦の年の十干から決まる四化で、一生変わりません。命盤の星名の横にある小さな印がそれです。出典:『紫微斗数全書』「安禄権科忌四星変化訣」
大限の四化
大限が入った宮の十干でもう一度四化を出したもので、その10年を受け持ちます。
流年の四化
その年の十干から出る四化の一組で、その一年を受け持ち、年が替われば別の組になります。
化忌の冲(ちゅう)
化忌がある宮に入ると、対宮も揺さぶられます。これを「冲」(ちゅう)と言います。
宮の十干
各宮の十干で、生まれ年の十干から導きます(五虎遁)。当サイトでは大限の四化を出すのに使います。出典:『紫微斗数全書』「起五寅例」
飛宮四化
飛星派の読み方で、当サイトの命盤と鑑定書では使いません。各宮の十干から化禄・化権・化科・化忌を飛ばします。
自化
飛星派の読み方で、当サイトの命盤と鑑定書では使いません。ある宮の十干が、その宮にある星を化することです。
循環禄忌
飛星派の読み方で、当サイトでは使いません。二つの宮の十干が互いに飛ばし合い、化禄を送り、化忌が返ってくる形です。
禄随忌走
飛星派の読み方で、当サイトでは使いません。同じ十干から飛ぶ化禄と化忌を、化禄は原因、化忌は結果と見ます。
双忌夾(そうききょう)
ある宮の左右両隣に化忌がある形で、その宮の周りにプレッシャーが集まりますが、必ず何かが起きるという意味ではありません。

運の流れ

本命
生まれたときに決まる土台の図で、生涯くり返し現れる性格と課題を表します。大限も流年もこの上に重ねて読みます。
大限
およそ10年ごとに宮が替わる人生の区切りで、命宮から始まり、陽男・陰女は順行、陰男・陽女は逆行します。
大限の切り替わり
二つの大限の境目の前後1〜2年で、古いことが片づかないうちに新しいことがやってきます。
流年
旧暦の一年です。その年の地支が本命のどの宮に入るかで、その宮が流年の命宮になります。
斗君(とくん)
流月(月運)を始める宮です。流年の命宮から生まれ月まで逆に数え、そこから生まれた時刻まで順に数えた宮が、旧暦1月になります。出典:『紫微斗数全書』「安斗君訣」
童限
運が始まる前の幼少期の運で、1歳ごとに一つずつ宮が替わります。まだ10年ごとの大限ではありません。出典:『紫微斗数全書』「安童限訣」
太歳宮(たいさいきゅう)
その年の地支が本命の命盤で入る宮です。当サイトでは流年の命宮と太歳宮は同じ宮です。
太歳入卦(たいさいにゅうか)
太歳宮を起点に、本命の星と流年の四化を当てはめて、その年の出来事がどこに表れるかを見ます。
流月
旧暦の一か月ごとに光が当たる宮で、流年の下に重ねて読みます。
流日
その日に当たる宮で、その日のペースだけを受け持ちます。
小限
数え年で1年に一つずつ宮を進み、男性は順行、女性は逆行します。当サイトの命盤には表示しません。出典:『紫微斗数全書』「安小限訣」

格局と技法

格局
よくある星の組み合わせにつけられた伝統的な名前で、話を通じやすくするためのもの。人生に点数をつけるものではありません。
成格・破格
必要な星がそろうことを成格、煞星や化忌に邪魔されることを破格と言います。どちらも成功や失敗を決めるものではありません。
殺破狼(さっぱろう)
七殺・破軍・貪狼は必ず互いに三合の位置にあり、命宮にそのうち一つがあれば、財帛宮と官禄宮に残りの二つが入ります。出典:『紫微斗数全書』「紫微入限吉凶訣」
双禄(そうろく)
禄存と化禄が同じ宮にあるか、向かい合って照らし合う形で、古書では双禄と呼び、一生の富貴を表すとされます。出典:『紫微斗数全書』「論諸星同垣各司所宜分別富貴貧賤夭寿」
天羅地網(てんらちもう)
辰の宮と戌の宮の古い呼び名で、位置の名前にすぎず、吉凶を表すものではありません。
機月同梁(きげつどうりょう)
天機・太陰・天同・天梁の4つの星の組み合わせです。古書には「機月同梁は吏人となる」とあり、命宮が寅か申にあるとき成格とされます。出典:『紫微斗数全書』「斗数骨髄賦」
紫府同宮
紫微と天府が同じ宮に入る形で、寅の宮か申の宮にしか現れません。出典:『紫微斗数全書』「斗数骨髄賦」
火貪・鈴貪(かとん・れいとん)
貪狼が火星または鈴星と同じ宮に入るのが典型で、古書には三合で会照する形も挙げられています。伝統的には、急に財を得る形とされます。
主星の組み合わせ
二つの主星が同じ宮に入る形で、二つの声がかわるがわる表に出るということ。良し悪しが倍になるわけではありません。
制煞為用(せいさついよう)
吉星と煞星が同じ宮にあるとき、摩擦がかえって手持ちの力を使い切るよう背中を押してくれることです。
三合派
星、三方からの会照、生年と大限・流年の四化で命盤を読む流派で、性格や10年ごとのテーマを読むのが得意です。
飛星派
各宮の十干から飛ばす四化を中心に、宮と宮がどう連動するかを見る流派です。
相性
二人の命盤を並べて見比べ、リズムがどこで合い、どこでぶつかるかを見ます。縁の点数はつけません。

紫微家(2026)。〈紫微斗数の用語集〉。https://ziweihome.com/ja/xingyao/shuyu

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