旧暦の閏月に生まれた人の命盤:閏月は当月か翌月か(紫微斗数)
旧暦の閏月に生まれた人の紫微斗数の命盤は、閏月を当月と翌月のどちらで数えるかで変わります。三つの流派の違い、当サイトが15日を境にする理由、日本の旧暦カレンダーとのずれ、命宮が一マス動く仕組みがわかります。
旧暦の閏月に生まれた人は「あなたの命盤は特別だ」と言われることがあり、実際にいくつかのサイトで命盤を作成すると、結果が違うこともあります。たいていはどこかが計算を間違えたのではなく、命盤を作るルールの設定が違うだけです。この記事では、閏月生まれの人の生まれ月をどう扱うかを説明します。
旧暦の閏月とは:どの月として数えるか
旧暦は月の満ち欠けで月を数えるため、12か月では1年に約11日足りません。そこで太陽の1年に合わせるため、数年に一度、1か月を足します。これが閏月で、「閏六月」「閏四月」のように、前の月の名前に「閏」をつけて呼びます。紫微斗数では生まれ月を使って命宮と一部の星を配置するので、閏六月に生まれた人の「六月」をどう数えるかが問題になります。
よく見られる扱い方はいくつかあります。閏月をまるごと当月として扱う流派では、閏六月生まれは六月です。閏月の前半を当月、後半を翌月として扱う流派もあります。閏月をまるごと翌月として数える流派もあります。違いは閏月そのものの性格から来ています。閏月は暦のずれを補うために足された月なので、「暦の上の月名で数えるのか、実際に過ぎた日数で数えるのか」の取り方が流派ごとに違い、ルールがいくつかに分かれました。
月を一つ取り違えると命宮が別のマスに移り、十二宮がまるごと一回り動きます。本命の盤が丸ごと入れ替わるのと同じです。閏月生まれの人は、星の話をする前に、相手がどの流派で月を切り分けているかを先に聞いてください。
閏月はどのくらいの間隔で、どの月に入るか
決まった年数はなく、2年おきのこともあれば3年おきのこともあり、19年にふつう7回の閏月が入ります。閏月を置く基準は、その月に「中気」(二十四節気のうち、月の中心になる節気)があるかどうかで、中気のない月が前の月の閏月になります。そのため閏になる月は毎回違い、閏四月も閏六月も実際にありました。ある年に閏月があるか、どの月かを知るには、旧暦カレンダーか、命盤作成サイトの旧暦の欄を見るのがいちばん早い方法です。これは暦の周期で、生まれ月をどう数えるかに関わるだけで、運のよしあしとは関係ありません。
日本の旧暦カレンダーとのずれ
日本では明治5年(1872年)まで天保暦という旧暦が使われ、今も旧暦カレンダーや六曜はその考え方で作られています。ただし日本の旧暦は日本時間で計算するため、中国の暦(農暦)と比べると、新月の日が一日ずれて月の始まりが違う年や、閏月の置き方が違う年がまれにあります。当サイトは中国の暦で換算しているので、日本の旧暦カレンダーで調べた日付と一日、ときには一か月ずれることがあります。旧暦の日付を自分で調べて入れるより、西暦(和暦)の生年月日をそのまま入力するほうが確実です。
当サイトの閏月の扱い
当サイトが採用しているルールは、閏月の前半は当月、後半は翌月として配置するというものです。境目は15日で、1日から15日(15日を含む)は当月、16日から月末までは翌月として扱います。同じ切り方をしている命盤作成ソフトも少なくありません。
例を挙げます。閏六月14日と閏六月15日は、当サイトではどちらも六月として配置します。閏六月16日は翌月として配置します。命宮も身宮も生まれ月から数えるので、月が一つずれると、二つとも位置が変わることがあります。自分で先に一か月足したり引いたりせず、出生届や母子手帳にある生年月日をそのまま入力して、ルールに切り分けを任せてください。
生まれた時刻が境目をまたぐと盤が変わるように、月が反対側に切り分けられても盤は変わります。この二つは別々に確かめましょう。
もう一つ、閏月生まれで、しかも日付の変わり目(夜11時以降)に生まれた人は、「閏月をどちらの月にするか」と「夜の子の刻にいつ日付を変えるか」の二つのルールに同時にかかります。当サイトは子の刻の始まり(23時)で日付を変えるので、夜11時を過ぎて生まれた人は翌日として配置します。扱い方は夜の子の刻に生まれた人は何日になるかでくわしく説明しています。二つとも公開しているルールどおりに処理するので、自分で換算しておく必要はありません。暦の換算については命盤は旧暦と新暦のどちらで作るかをご覧ください。
閏月とは別の話:四化と小限を混ぜない
四化(化禄・化権・化科・化忌)をどう取るかは、別の問題です。当サイトは本命に生年四化を使い、大限(10年運)と流年(年運)は、それぞれ大限の命宮と流年の天干からもう一組を導き出します。飛星派のように宮の天干で四化を飛ばす読み方は使いません。これらはどれも閏月の切り方とは関係ありません。二つの読み方の違いと、どんな問いにどちらを使うかは飛星派と三合派の違い、四化の四つの意味は紫微斗数の四化とはをご覧ください。
流派の違いとしては、運の始まり方や小限もよく話題になります。当サイトの盤は大限の年齢を表示し、小限は表示しません。小限は1年に1宮ずつ進むもので、10年ごとの大限とは別の仕組みです。説明は小限とはをご覧ください。当サイトの盤に小限が見当たらないのは、その層を描いていないだけで、盤の作り方が間違っているわけではありません。
流派の違いのまとめ
| 閏月の扱い | 切り分けのルール | 利点と考え方 | 当サイトのルール |
|---|---|---|---|
| 半月で分ける流派 | 前半(1日〜15日)は当月、後半(16日〜月末)は翌月 | 境目が公開されていて、ソフトでよく使われる | 当サイトが採用 |
| すべて当月とする流派 | 何日生まれでも当月(閏六月はすべて六月) | 暦の月名どおりに数え、ルールが単純 | 照らし合わせて盤を確定するときに使える |
| すべて翌月とする流派 | 閏月はまるごと翌月(閏六月は七月) | 月全体を翌月扱いとする | 一部の流派が採用 |
よくある技術上の食い違いは、ほとんどがルールの設定から来ています。日付を変える時刻(子の刻の始まりか真ん中か)、閏月の扱い(当月、半月で分ける、すべて翌月)、四化の取り方(生年か、宮から飛ばすか)です。同じ生年月日と時刻でも、これらの組み合わせ方で違う盤ができます。これはルールの選び方の違いで、どちらかが間違いというわけではなく、紫微斗数が当たらない証拠にもなりません。閏月と日付の変わり目のほか、年の切り替え、四化表、真太陽時などの設定をどう照らし合わせるかはサイトによって命盤が違うのはなぜかをご覧ください。本当の間違いは入力の間違いです。正確な生まれた時刻は必要かで説明したとおり、時刻を間違えて入れれば、どの流派でも盤がずれます。
二つの説が食い違うときは
まず入力を確かめます。生年月日、時刻、暦の種類を正しく入れたか。ここが違えば、その先は話になりません。次にルールを聞きます。相手は閏月をどう切っているか、日付の変わり目をどこに置いているか。はっきり答えられないなら、割り引いて聞きましょう。最後は暮らしで盤を確かめます。両方の盤を作り、性格や人生の大きな出来事と照らし合わせ、読んだときに自分らしいほうを採ります。判断の考え方は紫微斗数は当たるのか、盤を確かめる手順は自分の命盤かどうかを確かめる方法をご覧ください。
当サイトの閏月と日付の変わり目のルールは、どちらも記事で公開しています。ほかのサイトと照らし合わせるときに使ってください。