田宅宮(でんたくきゅう)とは:意味と見方、入る星ごとの特徴(紫微斗数)
仕事、恋愛、お金、家。それぞれを受け持つ宮があります。まず気になる宮を見て、それから命盤全体に戻りましょう。一つの出来事が、いくつもの宮に関わることもよくあります。
紫微斗数の田宅宮(でんたくきゅう)は、住まい、家の雰囲気、家族から受け継ぐ資源、お金を資産として残せるかを表します。根を下ろす感覚とも関わり、借りた部屋をすぐ自分の家にする人も、10年住んでも仮住まいの気分の人もいます。
田宅宮でわかること:住まい・家・財庫
住み心地にこだわるか、引っ越しが多いか一か所に長く住むか、にぎやかな街なかが好きか静かな郊外が好きか。こうした傾向は田宅宮から読めます。親と同居する、ルームシェアをする、家を買うといったことも、この宮の範囲です。
田宅宮は財庫(お金の蔵)とも考えられています。財帛宮はお金がどう流れるかを表し、田宅宮はお金が落ち着いて家・貯金・その他の資産になるかどうかを表します。収入は多くないのに少しずつ家を手に入れる人もいれば、収入が多いのにずっと残せない人もいて、その違いがこの宮に出ることがよくあります。
向かいの子女宮、三合の兄弟宮・疾厄宮
田宅宮の向かいは子女宮です。家に子どもがいるか、世話をする年下がいるかで、必要な広さや住む地域が直接決まります。三合の兄弟宮は同世代とお金のやりくりで、家を買うときにきょうだいが援助するか、ルームシェアで同居人とうまくいくかもここに入ります。疾厄宮は体で、家がうるさいか、日当たりがよいかは、まず睡眠と体力に表れます。
本当に家を買うなら、財帛宮も一緒に見る必要があります。田宅宮でわかるのは家に何を求めるかとお金を守れるかどうかで、買えるかどうかは収入・頭金・ローンの条件次第です。これは計算の問題で、命盤が代わりに決めることはできません。
田宅宮の主星と住まいの好み
天府星(てんぷせい)が田宅宮にあると、家の構えと蓄えを大事にし、資産の持ち方は堅実で慎重です。太陰星(たいいんせい)なら温かく整った家が好きで、不動産に関心があり、住まいのセンスにもこだわります。紫微星(しびせい)なら住まいに風格を求め、客をもてなせるかを重視します。
武曲星(ぶごくせい)が田宅宮にあると、実用性と資産価値を重んじ、古い家でも落ち着いて住めます。破軍星(はぐんせい)なら引っ越し・リフォーム・住み替えが多めで、家の姿が人生の段階ごとに大きく変わります。巨門星(こもんせい)なら権利関係や近所づきあい、契約をめぐってもめやすいので、契約前に条項をよく確かめましょう。田宅宮に主星がなければ子女宮の主星を借りて読み、家の整え方は世話をする相手を中心に回ることが多くなります。
田宅宮は不動産相場の予測ではない
田宅宮がよいからといって、今が家の買いどきというわけではありません。住宅価格・金利・地域の発展は命盤と関係なく、田宅宮が見るのは、あなたに合った住み方とお金を守れるかどうかです。
田宅宮の化忌からも、家の財産を失うとは言えません。よくあるのは、住まいに満足できずいつも住み替えを考えている、住宅ローンや修繕のことで気をもむ、といった形です。一つずつ広げて片づけていけば十分です。
田宅宮に入る四化
化禄が田宅宮に入ると家庭の資源が多く、住み心地がよく、お金も残りやすくなります。化権なら家の中で決定権を持ち、家の購入やリフォームといった大きなことを取り仕切ることが多くなります。化科なら家庭の雰囲気が和やかで、住まいの質を大事にします。化忌なら住まい・住宅ローン・修繕で気をもみやすく、家のことが頭から離れにくくなります。田宅宮が大限(10年運)になる10年は、引っ越し・家の購入・所帯を持つ・家族の財産分けといったことに出会いやすいので、決める前に数字をきちんと計算しておきましょう。