紫微斗数の流年とは:大限(10年運)と流年(年運)の見方
紫微斗数の流年は旧暦の一年で、旧正月に切り替わります。その年の地支が本命のどの宮に入るかで流年命宮が決まり、大限は10年ごとの区切りです。流年の数え方、各年の起点と終点、流年四化、大限の始まる年齢、大限と流年の重ね方をまとめました。
紫微斗数(しびとすう)の流年(年運)は、一年ごとの運を見るものです。一つの流年は旧暦の一年で、旧正月(春節)に次の年へ切り替わります。その年の地支があなたの本命の命盤のどの宮に入るかで流年命宮が決まり、その年の中心テーマはまずこの宮から読みます。その年の天干からは、流年四化が一組出ます。一方の大限(10年運)は10年ごとの区切りで、その10年にくり返し向き合うテーマを表します。流年は大限の中に置いて読みます。
紫微斗数の流年はいつ切り替わるか
日本では、年賀状や干支の置物のように1月1日で干支が替わる感覚が一般的で、四柱推命や九星気学では立春(2月4日ごろ)を年の境にします。紫微斗数の命盤はどちらとも違い、旧暦の正月一日、つまり旧正月で年が替わります。立春で年を替えるのは太歳や四柱推命(八字)の数え方で、紫微斗数の命盤は旧正月を基準にします。
| 流年 | 始まり(旧正月) | 終わり |
|---|---|---|
| 2025年 乙巳 | 2025年1月29日 | 2026年2月16日 |
| 2026年 丙午 | 2026年2月17日 | 2027年2月5日 |
| 2027年 丁未 | 2027年2月6日 | 2028年1月25日 |
| 2028年 戊申 | 2028年1月26日 | 2029年2月12日 |
1月から2月上旬の出来事を流年で読むときは、それがまだ前の旧暦年に入っていないか、先に確かめてください。
流年の数え方:今年の流年命宮はどの宮か
見るのはその年の地支です。2026年は丙午年で地支は午なので、2026年2月17日(旧正月)から2027年2月5日までは、誰の流年命宮も自分の命盤の午の宮にあります。午の宮があなたの命盤で官禄宮なら、この一年は仕事が前面に出てきます。夫妻宮なら、恋愛やパートナーとの関係が主役になります。
同じ年には誰もが同じ地支を通りますが、それが本命のどの宮にあたるかは人によって違います。同じ年に仕事で忙しい人もいれば、家のことで忙しい人もいるのはこのためです。流年命宮は太歳宮とも呼ばれます。太歳は、日本の厄年のように、その年に特に意識しておく場所を示す考え方です。
流年四化とは
流年四化は、その年の天干から化禄・化権・化科・化忌を一組出すもので、その一年だけに働きます。2026年の丙午年は、天同星(てんどうせい)が化禄、天機星(てんきせい)が化権、文昌星(もんしょうせい)が化科、廉貞星(れんていせい)が化忌で、これは誰でも同じです。違うのは、この四つの星がそれぞれの命盤のどの宮に入っているかです。詳しくは廉貞化忌とは、天干ごとの四化は四化表をご覧ください。
生年四化は一生、大限四化はその10年、流年四化はその一年を受け持ちます。三つの層が同じ宮に重なると、その宮ではその年の出来事が特に多くなりますが、災いが倍になるという意味ではありません。
大限とは:10年ごとの区切りの数え方
大限は一つの宮が10年を受け持ち、命宮から始まります。最初の大限が何歳から始まるかは五行局で決まり、水二局は2歳、木三局は3歳、金四局は4歳、土五局は5歳、火六局は6歳からです。当サイトでは数え年を使います。進む方向は生まれ年の天干の陰陽と性別で決まり、陽の年の男性と陰の年の女性は順行、陰の年の男性と陽の年の女性は逆行です。命盤を作成すると、各宮にその宮が受け持つ10年の年齢が書かれています。
大限がどの宮に来ているかで、その10年のテーマが人生のどの分野に寄るかがわかります。官禄宮なら仕事と役割が大きくなり、夫妻宮なら約束、関係のはっきりさせ方、続けるかどうかが表に出てきます。大限四化は大限命宮の天干から出し、その10年に特に光が当たる場所を示します。命盤は十二宮なので、大限も十二まで並べられます。この10年のテーマだけを知りたいときは10年ごとの大運の見方をご覧ください。
大限の切り替わりの前後一、二年は特につまずきやすく、前の課題が片づかないうちに新しい課題がやってきます。詳しくは運気の転換期で説明しています。
大限と流年を重ねて読む
先に大限、次に流年を見ます。大限はこの10年に走る道、流年はその年の天気です。大限が官禄宮にある10年でも、仕事が進む年もあれば、古いやり方を変えるよう迫られる年もあります。その違いは、流年命宮と流年四化がどこに入るかで出てきます。
その年を読むときは、まず流年命宮が本命のどの宮にあたるかを探し、それが今の大限と同じ分野かどうかを見ます。同じ分野なら、その年の出来事は一つの領域に集まります。違う分野なら、二本の線が同時に走っています。流年だけで点数をつけても意味はなく、大限のテーマに戻して読みます。ここ数年の流れのつかみ方はここ数年の流れの見方、今年だけを見たいときは紫微斗数の流年運勢をどうぞ。
小限と流年の違い
流年はその年の地支で進むので、同じ年には誰もが同じ地支の宮に来ます。小限は生まれ年の地支で起点が決まります。寅・午・戌年生まれは1歳を辰の宮から、申・子・辰年生まれは戌の宮から、巳・酉・丑年生まれは未の宮から、亥・卯・未年生まれは丑の宮から始め、その後は一年に一宮ずつ、男性は順行、女性は逆行で進みます。二つのリズムは照らし合わせて使えますが、食い違うときは大限と流年を優先します。詳しくは小限とはをご覧ください。流月(月運)と流日(日運)はさらに短い周期で、読み方は流月・流日の見方にあります。流日から10年のテーマを逆算するような読み方はしません。
流年で何がわかるか
流年が示すのはその年の傾向です。忙しくなるのか、動くのか、守るのか、どの宮のことが浮かび上がってくるのか。具体的な出来事は、大限と流年のいくつかの条件が同じ宮を指したときに見えやすくなり、流年の化忌一つだけで何かが決まることはありません。転職するか、投資するかは、やはりあなたの手元の現実の条件で考えることです。
いちばん役に立つのは過去にさかのぼる方法です。退職、引っ越し、結婚、共同事業の解消などの年を並べ、そのとき大限と流年がどの宮にあったかを照らし合わせます。合っていれば読み方の方向は正しく、合わなければまず命宮の読み方がずれていないか、次に生まれた時刻が1刻ずれて入力されていないかを確かめます。大限も流年も本命から伸びていくものです。命宮の読み方は命盤の見方:命宮から一周するをご覧ください。
無料で命盤を作成して、午の宮があなたの命盤のどの宮かを見てください。そこが2026年の流年命宮です。命盤の上部には、今年の化禄と化忌がどの宮に入っているかも表示されています。