紫微斗数の命主・身主とは:調べ方と七つの命主・六つの身主の一覧
紫微斗数の命主は命宮の地支、身主は旧暦の生まれ年の十二支で決まります。七つの命主と六つの身主を一覧表で調べられ、それぞれの意味と「命主禄存・身主天同」のような組み合わせの読み方がわかります。
紫微斗数(しびとすう)の命主は、命宮がどの地支にあるかで決まり、身主はあなたの旧暦の生まれ年の十二支で決まります。どちらも一つの星を指し、命主は七種類、身主は六種類です。下の表で調べられ、命盤を作成すると盤の中央にも書かれています。
| 地支 | 命主(命宮がこの地支) | 身主(生まれ年がこの十二支) |
|---|---|---|
| 子 | 貪狼 | 火星 |
| 丑 | 巨門 | 天相 |
| 寅 | 禄存 | 天梁 |
| 卯 | 文曲 | 天同 |
| 辰 | 廉貞 | 文昌 |
| 巳 | 武曲 | 天機 |
| 午 | 破軍 | 火星 |
| 未 | 武曲 | 天相 |
| 申 | 廉貞 | 天梁 |
| 酉 | 文曲 | 天同 |
| 戌 | 禄存 | 文昌 |
| 亥 | 巨門 | 天機 |
命主・身主の調べ方
身主は生まれ年の十二支からそのまま調べられます。子年・午年生まれは身主が火星、丑年・未年は天相、寅年・申年は天梁、卯年・酉年は天同、辰年・戌年は文昌、巳年・亥年は天機です。
注意したいのは年の切り替えです。日本では1月1日から新しい干支の年として数えることが多いのですが、紫微斗数の生まれ年は旧暦で数え、当サイトは旧正月(春節)で年を切り替えます。新暦の1月や2月初めに生まれた人は、旧暦ではまだ前の年のことが多いので、十二支も前の年のものになります。
命主は、先に命宮がどの地支にあるかを知る必要があります。命宮は生まれ月と生まれた時刻で決まるので、命盤を作成するとわかります。当サイトは『紫微斗数全書』巻三「安命主」の書き方に従い、命宮の地支から命主を調べます。生まれ年の地支で命主を決める命盤もあるため、ほかのサイトの命盤とは命主が違うことがあります。くわしくはサイトによって命盤が違うのはなぜかをご覧ください。古書は身主を「子午人火鈴星」(子年・午年生まれの人は火星・鈴星)と書いていますが、当サイトでは子年・午年の身主を火星としています。
命主・身主と命宮の主星の違い
命宮の主星は、命宮のマスに入っている十四主星のことで、あなたが最初に人に見せる姿です。命主と身主は二つの目印にすぎず、盤上のある星を指しているだけで、その星が命宮にあるとは限りません。この三つはよく混同されます。命宮に主星がない人は対宮の主星を借りて読み、命主がその代わりになることはありません。身主は身宮とも別のもので、身主は一つの星、身宮は十二宮の中の一つのマスです。
『紫微斗数全書』巻五〈譚星要論〉には「第一看命主吉凶廟旺、化吉化忌生剋。次看身主吉凶生剋」とあります。まず命主の星があなたの盤でどの宮に入り、輝度はどうか、四化がついているかを見て、次に身主を見る、という意味です。当サイトの読み方では、命主は命宮の主星の下にもう一枚重なる色、身主はあなたがその後どんなやり方で足場を固めるかを表します。
七つの命主の意味
命主が貪狼星(どんろうせい)(命宮が子):好奇心が旺盛で、好かれたい気持ちがあり、新しいことへの反応が速い人です。命宮の主星が落ち着いた星でも、根っこには「試してみたい」一面があります。
命主が巨門星(こもんせい)(命宮が丑か亥):何でもはっきり聞きたい、最後まで話を詰めたいタイプです。分析力が高い一方、言葉がきつくなりやすいところがあります。
命主が禄存星(ろくぞんせい)(命宮が寅か戌):安定と積み重ねを大事にし、お金の使い方も仕事の進め方も、先に逃げ道を用意してから動きます。禄存星は四化がつかない星なので、どの宮に入っているか、両隣に擎羊星(けいようせい)と陀羅星(だらせい)があることをあわせて読みます。
命主が文曲星(もんごくせい)(命宮が卯か酉):言葉、感受性、美的感覚が細やかで、話し方に味があります。文曲星は己年に化忌、辛年に化科になるので、この二つの年干に生まれた人は一緒に見ます。
命主が廉貞星(れんていせい)(命宮が辰か申):立場やけじめを気にかけ、何事もまずルールをはっきりさせたい人です。廉貞星は甲年に化禄、丙年に化忌になります。
命主が武曲星(ぶごくせい)(命宮が巳か未):結果と数字を重んじ、決断が速く、やり方が現実的です。
命主が破軍星(はぐんせい)(命宮が午):ある時期に古いものを壊して一からやり直したくなり、同じやり方を守り続けるのは好みません。
六つの身主の意味
身主が火星(かせい)(子年・午年生まれ):勢い、行動の素早さ、突発的なことへの対応で足場を固めます。自分を燃やし尽くさないよう気をつけたいところです。火星は煞星(さっせい、凶星のこと)ですが、身主として与えるのはスピードで、失敗を意味するものではありません。
身主が天相星(てんそうせい)(丑年・未年生まれ):ルール、手続き、場の段取りを整えることで足場を固め、間に立って調整する役回りになりやすい人です。
身主が天梁星(てんりょうせい)(寅年・申年生まれ):人に助言し、人の代わりに荷を背負うことで足場を固めます。長く続くと疲れやすくなります。
身主が天同星(てんどうせい)(卯年・酉年生まれ):付き合いやすさと人の和で足場を固めます。不満は遠回しに言うことが多く、言うべきことを先送りしがちです。
身主が文昌星(もんしょうせい)(辰年・戌年生まれ):書類、試験、専門資格で足場を固め、筋道を立てて物事を進めます。
身主が天機星(てんきせい)(巳年・亥年生まれ):計画を調整し、流れを組み替えることで足場を固めます。やりながら直すのが普通のやり方で、転職が多いという意味ではありません。
身主が表すのは足場の固め方で、どの職業に就くかまではわかりません。
命主禄存・身主天同の読み方
いちばんよく聞かれる組み合わせです。命宮が寅か戌にあり、卯年か酉年に生まれた人がこれにあたります。上の読み方に従うと、根っこは安定を重んじて逃げ道を残したい人で、その後は付き合いやすさと人の和で居場所を固めていきます。合わせると、冒険を好まず、人とぶつかることも好まず、穏やかな暮らしを求める姿がよく見られます。気をつけたいのは、取りにいくべきものを口に出さず、譲り続けて自分が損をしてしまうことです。
ほかの組み合わせも同じ順番で読みます。まず命宮の主星、次に命主を重ね、最後に身主を見ます。たとえば命宮が太陽星(たいようせい)、命主が武曲、身主が天相なら、人から見てもらいたい気持ちがあり、根っこでは結果に厳しく、その後は手続きとルールをきちんと通すことで足場を固める人です。命宮の主星と命主の向きが逆になるのはよくあることで、第一印象と決め方が一致しないことを表しているだけで、盤が悪いという意味ではありません。
無料で命盤を作成して、盤の中央に書かれた命主がどの星かを確かめ、その星があなたの盤のどの宮に入り、四化がついているかを見てください。