応用編

紫微斗数の四化とは:化禄・化権・化科・化忌の早見表

紫微斗数の四化を早見表で確認できます。甲から癸までの十の天干がそれぞれどの星を化禄・化権・化科・化忌にするか、年干の調べ方、覚え歌、四化にならない星、四つの意味と化忌の条件がわかります。

紫微斗数(しびとすう)の四化とは、化禄(かろく)・化権(かけん)・化科(かか)・化忌(かき)の四つのことで、十の天干それぞれが、どの四つの星をこの四化にするかが決まっています。生まれた年の天干で決まる一組を生年四化といい、一生変わりません。大限(10年運)と流年(年運)も、それぞれの天干からもう一組の四化を出します。下は当サイトの命盤作成で使っている四化表です。

紫微天府疾厄壬寅太陰財帛癸卯貪狼子女甲辰巨門夫妻乙巳廉貞天相兄弟丙午七殺父母戊申天同福徳己酉武曲田宅庚戌太陽官禄辛亥破軍奴僕壬子天機遷移身癸丑天梁旺禄命宮丁未水二局命主 武曲 身主 火星陽女
サンプル命盤:天梁化禄が命宮に入る例(あなたの命盤ではありません)
年干化禄化権化科化忌
甲廉貞破軍武曲太陽
乙天機天梁紫微太陰
丙天同天機文昌廉貞
丁太陰天同天機巨門
戊貪狼太陰右弼天機
己武曲貪狼天梁文曲
庚太陽武曲太陰天同
辛巨門太陽文曲文昌
壬天梁紫微左輔武曲
癸破軍巨門太陰貪狼

自分の年干の調べ方

旧暦の生まれ年の天干を見ます。西暦の一の位からそのまま換算できます。4が甲(きのえ)、5が乙(きのと)、6が丙(ひのえ)、7が丁(ひのと)、8が戊(つちのえ)、9が己(つちのと)、0が庚(かのえ)、1が辛(かのと)、2が壬(みずのえ)、3が癸(みずのと)です。たとえば1990年は庚年、2026年は丙年です。

気をつけたいのは、旧暦の年で数えることです。日本では1月1日から新しい干支の年として数えることが多いのですが、当サイトの命盤作成では旧正月(春節)で年を切り替えます。新暦の1月や2月初めに生まれた人は、旧暦ではまだ前の年であることが多く、天干も前の年のものになります。立春で年を切り替えるのは太歳や四柱推命の数え方で、紫微斗数の盤を作るときは旧正月を基準にします。命盤を作成すれば、生まれ年の干支が盤に表示されるので、自分で計算する必要はありません。

四化の覚え歌

表の各行の四つの星から一字ずつ取ると、よく知られた四化の覚え歌になります。甲廉破武陽、乙機梁紫陰、丙同機昌廉、丁陰同機巨、戊貪陰弼機、己武貪梁曲、庚陽武陰同、辛巨陽曲昌、壬梁紫輔武、癸破巨陰貪。並びは必ず禄・権・科・忌の順です。

庚の行は、流派によって書き方がいちばんそろわない行です。当サイトの四化表では、庚は太陽化禄、武曲化権、太陰化科、天同化忌です。ほかのサイトで作成した盤では、庚の化科や化忌が別の星になっていることがあるので、人の盤を見るときは、まずどの表を使っているかを確かめてください。サイトによって命盤が違うのはなぜかで説明しています。

四化になる星、ならない星

この表で四化になるのは、十四主星のうち十一の星と、文昌星(もんしょうせい)、文曲星(もんごくせい)、左輔星(さほせい)、右弼星(うひつせい)の四つの補佐の星です。天府星(てんぷせい)、天相星(てんそうせい)、七殺星(しちさつせい)は表にありません。この三つの星は、何年に生まれても、どの運の層に来ても、四化がつくことはありません。

一つの星が何種類の四化になるかも違います。天機星(てんきせい)、太陰星(たいいんせい)、武曲星(ぶごくせい)は四種類すべてになります。紫微星(しびせい)は化権と化科だけで、化禄と化忌にはなりません。廉貞星(れんていせい)は化禄と化忌だけ、左輔と右弼は化科だけです。太陰化科は庚と癸の二つの干に出てきて、表の中で唯一重なっているマスです。

化禄・化権・化科・化忌の意味

化禄は、資源と縁が近づいてくることです。チャンス、人のつながり、お金が来やすくなり、その星の働きも順調になります。扉が開いても、それがそのまま収入になるとは限りません。どの宮に入っているか、受け止められるかを見ます。

化権は、主導と責任です。決める権限があなたの手に来て、仕事も一緒に押し寄せます。四化の中でいちばん気力を使うもので、自分の考えがはっきりしている反面、力が入りすぎることもあります。

化科は、人の目に留まることです。評判、試験、書類、人からの紹介などで、物事を見栄えよく整えてくれますが、有名になることを保証するものではありません。

化忌は、その星のこだわりやつまずきに光が当たることで、同じことが何度もあなたのところに戻ってきやすくなります。ここにもう少し心を配る必要がある、という印で、その宮がだめになったという意味ではありません。

四つとも、星と宮とつなげて読みます。同じ化忌でも、廉貞につけば立場とルール、武曲につけばお金と決断、巨門星(こもんせい)につけば言葉と誤解のことです。生年四化がどの宮に入るかの読み方は生年四化とはをご覧ください。

化忌は必ず悪いのか

そうとは限りません。古書にも条件が書かれています。『紫微斗数全書』巻三は忌星について「太陽在寅卯辰巳午化忌、太陰在酉戌亥子化忌、反為福論」(太陽が寅・卯・辰・巳・午で化忌、太陰が酉・戌・亥・子で化忌なら、かえって福とみなす)と述べます。当サイトの四化表では、太陽化忌は甲年だけ、太陰化忌は乙年だけです。甲年生まれで、太陽星(たいようせい)が寅から午までの五つの宮のどれかにある人は、古書に従えば化忌を凶とは見ません。同じ段には「廉貞在亥化忌、是為火入水郷、又逢水命人化忌、也不為害」(廉貞が亥で化忌になるのは火が水の地に入る形で、さらに水の命の人なら化忌でも害にならない)ともあります。廉貞化忌は丙年のことで、くわしくは廉貞化忌とはをご覧ください。

条件が当てはまらないときは、化忌はいつもどおり、心を配る必要がある場所として読みます。化忌一つだけでは何も決まらないので、宮と盤全体に戻して読みましょう。

生年・大限・流年の四化の違い

生年四化は生まれ年の天干を使い、一生の傾向を表します。大限の四化は大限の命宮のマスの天干を使い、その10年を受け持ちます。流年の四化はその年の天干を使い、その一年を受け持ちます。たとえば2026年は丙午(ひのえ・うま)の年で、旧正月から2027年2月5日まで、だれの流年の四化も天同化禄、天機化権、文昌化科、廉貞化忌です。三つの層の重ね方は大限・流年の見方をご覧ください。

宮の天干による自化や飛化は飛星派の読み方で、当サイトの命盤作成と鑑定書では使いません。二つの読み方の違いは飛星派と三合派をご覧ください。

無料で命盤を作成したら、まず生年の化忌がどの宮に入っているかを探し、上の表と照らし合わせて、同じ年干の化禄がどこに入っているかを見てください。