入門

紫微斗数とは:生年月日から性格と人生の流れを読む占いの入門

紫微斗数とは、生年月日と生まれた時刻から十二宮の命盤を作り、各宮に入る星で性格や人生の課題を読む占術です。名前の由来、命盤の作り方と旧暦への換算、わかることとわからないこと、星座占いとの違いを入門向けにまとめました。

紫微斗数(しびとすう)とは、あなたの生年月日と生まれた時刻から十二宮の命盤を作り、それぞれの宮にどの星が入っているかを見る占術です。人を12のタイプに分けるのではなく、命盤は一人ひとり違います。性格の土台、恋愛のリズム、仕事の習慣などの手がかりを、命盤の上から読み取ります。当たるかどうかは、命盤を地図として使うか、決まった台本として読むかで大きく変わります。

七殺遷移甲寅天同疾厄乙卯武曲財帛丙辰太陽子女丁巳破軍夫妻戊午天機兄弟己未太陰父母辛酉貪狼福徳身壬戌巨門田宅癸亥廉貞天相官禄甲子天梁奴僕乙丑紫微旺天府得命宮庚申木三局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:命宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

名前の「紫微」は、古書で天の中心にある尊い星、つまり帝座と呼ばれる星のことです。「斗数」は星の巡りを数えて推し量ることを指します。合わせると、生まれた時刻から十二宮と星を並べる方法、という意味になります。中国や台湾では広く親しまれている占術で、日本でも東洋の占いの一つとして知られるようになってきました。

紫微斗数の命盤の作り方

紫微斗数の命盤は旧暦の生年月日と時刻で作ります。日本の戸籍や母子健康手帳に書かれている誕生日は新暦の日付なので、まず旧暦に換算してから宮と星を置きます。日本では旧暦をふだん使わないので、自分の旧暦の誕生日を知らない人がほとんどですが、命盤作成ツールにふだんの誕生日(西暦・和暦)を入れれば自動で換算されます。換算の考え方は命盤は旧暦と新暦のどちらで作るかをご覧ください。

材料は生まれた年・月・日・時刻と性別です。生まれ月と生まれた時刻で命宮がどのマスに入るかが決まり、生まれ年の天干と命宮から五行局(水二局・木三局・金四局・土五局・火六局)が決まります。五行局と生まれ日で紫微星(しびせい)の位置が決まり、残りの十三の主星は決まった規則に従って十二宮に入ります。

同じ日に生まれた人でも、時刻が違えば命宮のマスが変わり、命盤全体がずれることがあります。性別が違うと、大限(10年運)が順に進むか逆に進むかが変わることもあります。生年月日と時刻が同じ二人でも、命盤はよく似ているのに、10年ごとの道のりが逆向きに進むことがあるということです。当サイトはさらに、生まれた場所から真太陽時を補正してから時刻を決めます。日本の時計は兵庫県明石市を通る東経135度を基準にしているので、たとえば東京で生まれた人は、経度の差だけで時計より約19分進んだ時刻になります。細かいところはツールにまかせ、生年月日、時刻、生まれた場所を正しく入れることだけ確かめてください。

ここで五行が出てくるのは、命盤を作る手順の一つとしてです。命盤ができたあとに読むのは宮と星の関係で、五行の相生・相剋を性格に当てはめることはしません。

命盤には何が書かれているか

紫微斗数の命盤を開くと、十二のマスが並んでいます。宮はそれぞれ人生の一つの分野を受け持ち、命宮が出発点で、生まれ持った土台と最初の反応を語ります。そのあとは兄弟宮・夫妻宮・子女宮・財帛宮・疾厄宮・遷移宮・奴僕宮・官禄宮・田宅宮・福徳宮・父母宮と続き、同世代、恋愛、年下と作品、お金、体、外出、友人と同僚、仕事、住まい、心の状態、年長者を受け持ちます。福徳宮は一人のときに落ち着いているか、心の中で何を考えているかを語る宮で、「福」という字から想像するより範囲が広いものです。

マスの中の星は登場人物のようなものです。主星がその宮の筋書きを決め、補佐の星が後押しし、煞星(さっせい、凶星のこと)は負荷の源になります。同じ星でも、入る宮が違えば語ることも変わります。読むときはまず宮を確かめ、次にどの主星が主役か、四化(化禄・化権・化科・化忌)が力をどこへ向けているかを見て、最後にあなた自身の現実の状況と合わせます。宮どうしはつなげて読みます。一つの宮だけを見ると、一時の状態を一生の結論のように受け取りやすくなります。用語がわからないときは、先に用語集をどうぞ。

紫微斗数でわかること、わからないこと

多くの人が紫微斗数で見たいのは、自分はどんな性格か、恋愛でどこにつまずきやすいか、仕事のリズムは合っているか、この10年は何に忙しいか、という四つのことです。紫微斗数が描けるのは傾向と課題で、性格の土台、恋愛で求めるもの、仕事でよく使うリズム、お金の出入り、体がどこで消耗しやすいか、といったことです。

いつ何が起きるかを言い当てることは得意ではなく、他人の心の中も見えません。たとえば何日に合格するか、相手の気持ちが離れたかどうか、といった問いです。寿命や宝くじの当選を尋ねるものでもありません。恋愛や仕事の参考にはなりますが、大きな決断はやはり現実の条件で考えてください。

運勢の読み方

時間は層を重ねるように読みます。本命の命盤が土台で、大限(10年運)がおよそ10年の道のり、流年(年運)がその年の天気、流月(月運)と流日(日運)はさらに短い周期を受け持ちます。その層の宮を本命と照らし合わせ、大限がどの宮に来ているか、流年でどの宮が動くか、四化がどのマスに力を向けているかを見ると、その時期のテーマがどの分野にあるかがわかります。星が示すのは方向とリズムで、日付までは示しません。

紫微斗数と星座占いの違い

日本でなじみのある12星座の占いは、主に生まれた日に太陽がどの星座にあったかで、人を12のタイプに分けます。紫微斗数は生まれた時刻まで使い、あなただけの十二宮と星の組み合わせを作ります。時刻が一つ違うだけで、命盤全体がずれることもあります。

12星座の占いは性格のラベルに近く、紫微斗数は宮の仕組みです。同じ星でも命宮と官禄宮では意味が違います。「あなたは何座」という分け方はせず、その命盤の中で星がそれぞれどこに入っているかを見ます。四柱推命(八字)やMBTIとの違いは紫微斗数・四柱推命・星座・MBTIの違いをご覧ください。

入門の前に知っておきたい向き合い方

紫微斗数が描くのは地形と比較的歩きやすい道で、書き上がった台本ではありません。同じ土台を持つ二人でも、環境、時期、自分の決断が違えば、たどる道は大きく変わります。

当たると感じるのは、たいてい性格の仕組みを言い当てられたときです。当たらないと感じるのは、一つの宮を断定のように受け取ったり、出来事の細かいところまで答えてほしいと期待したりしたときが多いものです。現実的な使い方は紫微斗数は当たるのかにまとめています。

命盤を読み始めたいときは、次に紫微斗数の見方を読んでください。三つの手順で命盤をひと回りします。まず無料で命盤を作成して、命宮から見てみてください。