紫微斗数の見方:初心者が3分で命盤を読めるようになる手順
紫微斗数の見方を初心者向けにまとめました。初めて命盤を手にしたら、命宮を探し、主星を確かめ、十二宮を一周して大事な宮をつかみます。命盤の成り立ち、作成に必要な情報、三方四正・四化・大限へ進む順番も説明します。
紫微斗数(しびとすう)の見方は、初めての人ほど順番が大事です。初めて命盤を手にすると、マスが多く星もぎっしり並んでいて、どこから読めばいいかわからなくなるのは自然なことです。命盤は一度に読み切らなくてかまいません。まず命宮を探し、宮の中に主星があるかを見て、それから十二宮を一周すれば、3分ほどで大まかな方向がつかめます。細かいところはあとから足していけばよく、一つひとつの星を判決のように受け取る必要もありません。
紫微斗数がそもそも何を並べているのかを知りたいときは、先に紫微斗数とはを読んでください。成り立ちや命盤に何が載っているかを、そちらでくわしく説明しています。
紫微斗数の命盤は何でできているか
命盤は三つの層が重なってできています。十二宮がマスで、そのマスに十四主星と補佐の星、煞星(さっせい、凶星のこと)が入り、さらに生年四化と大限・流年が重なります。宮の順番は決まっていて、星は安星の決まりに従って位置が決まり、四化は天干によって決まります。この三層を分けて見ると、同じ星でも宮や層が変わると意味が変わる理由がわかります。
紫微斗数の命盤の作り方
命盤を作成するには、生年月日、生まれた時刻、性別の三つが必要です。ツールで作成するときは、生年月日(ふつうは西暦か和暦、旧暦でも可)と時刻を入れ、命宮の位置が正しいかを確かめます。手で作るなら安星の決まりを覚える必要があります。生まれた時刻がはっきりしないときは、まず家族に聞くか、母子健康手帳の出生の記録を見てください。出産した病院の記録で確かめられることもあります。時刻が一つずれると、命宮と主星の配置がまるごと入れ替わります。
紫微斗数の命盤を出す順番
命盤を出す順番は決まっています。まず生まれ月と生まれた時刻で命宮を決め、次に命宮の干支の納音で五行局を決めます。続いて五行局と旧暦の生まれ日で紫微星(しびせい)の位置を出し、そこからほかの主星を並べます。最後に補佐の星と煞星を並べ、生まれ年の天干から四化を出します。今はほとんどの人がツールで作成しますが、各段階で何を置いているかを知っておくと、命盤を見ても戸惑いません。
手順1:命宮の位置を探す
命盤ができたら、最初にすることは命宮を見つけることです。命宮の位置は人によって違い、生まれ月と生まれた時刻の組み合わせで決まります。命盤には命宮がどこにあるかが表示されています。ほかの十一宮は命宮のマスから反時計回りに順に並ぶので、命宮が見つかればほかの宮も決まります。
命宮を取り違えると、そのあとをどう読んでもずれてしまいます。命宮が表すのは、あなたが生まれつき持っている反応の仕方です。何かあったときにまず動くか、まず考えるか、人からどんな第一印象を持たれるか。命盤全体はこのマスから読み始めます。
手順2:命宮にどんな星があるかを見る
二つ目の手順は、命宮に入っている星を読むことです。主星があれば、その星の性格を土台の色として読みます。紫微星は物事を背負いたがり、天機星(てんきせい)は考えたがり、七殺星(しちさつせい)は飛び込みたがる、というように違いは大きいものです。主星のない宮は空宮(命無正曜)といいますが、その人に個性がないわけではありません。空宮は対宮の主星を借り、補佐の星や煞星は自分の宮のものを見るので、向かいの宮と一緒に読みます。対宮の星の名前だけを写すと読み違えます。くわしくは紫微斗数で命宮に星がない(命無正曜)とは:主星のない宮の読み方をご覧ください。
主星が主役で、そのそばに補佐の星や煞星があります。初心者はまず主星だけ覚えれば十分で、盤いっぱいの小さな字はあとで見れば大丈夫です。十四主星の性格は紫微斗数の主星一覧、どの星から先に見るかは紫微斗数の副星とはにまとめています。
手順3:十二宮をひと回りする
命盤は一つのマスだけを見つめても読めません。命宮があなた自身で、そこから兄弟宮・夫妻宮・子女宮・財帛宮・疾厄宮・遷移宮・奴僕宮・官禄宮・田宅宮・福徳宮・父母宮と続きます。宮はそれぞれ生活の一つの分野を受け持ち、星がどの宮に入るかで、その分野のことを語ります。
まず大事な宮から見ます。恋愛なら夫妻宮、仕事なら官禄宮、お金なら財帛宮、外出や環境の変化なら遷移宮です。十二宮を一度に読み切る必要はなく、知りたいことができたらそのマスに戻ればかまいません。十二宮それぞれの意味は紫微斗数の宮の一覧をご覧ください。
ひと回りしたら、対宮、三合、四化を見ていきます。初心者は、命宮は自分をどんな人だと言っているか、自分は今どの分野がいちばん気になっているか、その宮の星は向かいの宮と響き合っているか、と自分に問いかけてみてください。一度に見るのは恋愛か仕事か、一つだけにします。気になる星を一つ見つけてすぐ結論を出すのが、いちばん読み違えやすいパターンです。
初心者がつまずきやすい三つのこと
星が多くてどれが大事かわからないときは、まず主星を見て、補佐の星と煞星はあとに回します。表が細かく字も小さいときは、まず命宮のマスだけを探し、ほかはあとで照らし合わせます。どこから見ればいいかわからないときは、いつでも命宮から始めて、次に今いちばん知りたい分野の宮を見ます。
星が多くても、順番どおりに見れば混乱しません。一つの宮だけで結論を出すと、自分を怖がらせることにもなり、読み違えにもつながります。命盤が示すのは傾向で、判決ではありません。
命盤の読み方を一文から練習する
練習するときは、まず自分に一文だけ言わせてみてください。たとえば「私の命宮は天機星だから、何かあると三手先まで考える」、あるいは「夫妻宮が空宮だから、恋愛のリズムは仕事と合わせて見る必要がありそう」。後の一文が見ているのは夫妻宮の対宮である官禄宮です。空宮が借りるのは向かいの宮の主星だけで、官禄宮のほかの事柄まで持ってくる必要はありません。こういう一文が言えれば、入門は済んだと言えます。
一つの文で1週間練習し、そのあとで対宮、三方四正、大限、流年を足していきます。四つのマスのつなぎ方は三方四正の見方をご覧ください。
命盤の「大運」とは
大運とは大限(10年運)のことで、10年ごとに一つの宮へ移り、命盤の各宮にはその宮が受け持つ年齢の範囲が書かれています。大限は本命の命盤の上に重なり、その10年にくり返し出てくるテーマを受け持ちます。一年ごとに替わるものは流年(年運)です。同じ星でも、本命では性格を、大限のマスではこの10年に鍛えることを表します。二つの層を混ぜて読まないでください。
自分で試すなら、無料で命盤を作成して、命宮のマスから読み始めてみてください。