夫妻宮からこのことを読む
夫婦関係について調べに来る人の多くは、これからも良い関係を続けたいと思っています。大切に思う気持ちの伝え方、ひとりの時間の求め方、意見が分かれたときの収め方は、すべてあなたの夫妻宮に表れます。ここでは、あなたの夫妻宮から見る夫婦の相性を読んでいきます。
うまくいっている二人は、たいてい二つのことができています。自分の「取扱説明書」を先に伝えておくこと、そしてけんかのあとに仲直りの道があることです。夫妻宮に書かれているのはあなたの側のこと、つまりどんな距離感が必要で、大切に思うときにどう表すかです。先に伝えておけば、相手も受け止めやすくなります。
夫妻宮の主星は、関係の中でのあなたの姿で、ふだんのあなたと同じとは限りません。紫微星(しびせい)・天府星(てんぷせい)が夫妻宮にあれば、尊重されることと主導権を求め、空気のように扱われるのが一番こたえます。ほめるなら的を射たほめ方を。太陰星(たいいんせい)・天同星(てんどうせい)なら、世話を焼くことで愛情を表しますが、不満は口にしません。いやなことを言葉にする練習が必要です。武曲星(ぶごくせい)・七殺星(しちさつせい)なら、話し方が指示のように聞こえがちで、気持ちは優しくても責めているように受け取られます。「心配なだけだよ」と一言添えるのを覚えましょう。
天相星(てんそうせい)・天梁星(てんりょうせい)が夫妻宮にあれば、家庭円満を口ぐせにしつつ、我慢が限界を越えたところで爆発し、そのぶん一度の衝撃が大きくなります。貪狼星(どんろうせい)・廉貞星(れんていせい)なら、毎日が平凡になるとそわそわし始めます。求めているのは新鮮さと遊び心なので、退屈を「愛がない」と言い換えないことです。巨門星(こもんせい)なら、口が立ち、けんかで痛いところを突いてしまい、あとで自分が後悔します。破軍星(はぐんせい)なら、ストレートで、けんかも仲直りも早く、一番苦手なのは冷戦です。天機星(てんきせい)なら、考えが多く頭の回転も速いため、けんかになると昔のことを持ち出し、問題を一つずつ並べがちです。太陽星(たいようせい)なら、尽くす気持ちはあっても認めてほしい人で、尽くしたことが認められないときに一番腹を立てます。
けんかのパターンは、命宮と夫妻宮の組み合わせで見ます。命宮はふだんのあなた、夫妻宮は関係の中のあなたです。この二つが大きく違う人は、パートナーから「人が変わった」と言われがちです。結婚前は掘り出し物だと思い、結婚後はだまされたと思う。実はどちらも本当のあなたで、場面が違うだけです。関係の中での自分の一面をまず認め、それから向き合い方を練習するほうが、相手が変わるのを待つより役に立ちます。
四化は、この関係の課題を表します。夫妻宮の化忌は、安心感・コントロール・境界線といった同じテーマが何度もやってくることを示します。テーマに気づけば、解き方も見えてきます。離婚するかどうかとは別の話です。化禄は甘さですが、当たり前になってしまうと手入れを忘れがちです。化権はどちらが主導するかの争いで、主導権に勝って関係に負けることがよくあります。化科は体面を大切にし、冷戦が一番の苦手です。言いたいことを面と向かって言うのが、この宮に一番必要な練習です。
子どもや親が関わってくると、問題は夫妻宮の外側に移ることがよくあります。子女宮が動く(子どもが生まれる)と、夫婦はまず「チームメイト」や「同居人」になりがちです。父母宮が動く(親との同居や、親に何かがある)と、境界線のプレッシャーが夫婦の息の合い方を試します。子育ての衝突は表向きは「子どもをどう育てるか」ですが、根っこは夫婦の価値観が話し合えていないことが多いのです。この時期に命盤を読むなら、夫妻宮だけでなく、子女宮・父母宮・田宅宮をつなげて見てください。
流年で夫妻宮が動く年は、出来事の年です。結婚、別居、仲直り、引っ越し、どれも含まれます。煞星(さっせい、凶星のこと)があっても慌てず、化禄があっても浮かれないこと。流年が示すのは、その年に関係の中で大きな出来事があるということです。それが良いことになるか悪いことになるかは、お二人の関係の育て方しだいです。