福徳宮の右弼星が表すもの
福徳宮の右弼星を持つ人は、ひとりのときも、人のために逃げ道を探しています。あのひとことが誰かを傷つけなかったか、明日、両側にどう話すか。心の中の調停は、ほとんど止まりません。
ひとりでいるときの、心の中の会議
入浴中、通勤中、寝る前に、今日の会話を心の中で再現し、メッセージをもう少し柔らかく返すべきだったか、次に会ったときどう切り出すかを考えています。
あなたが本当にくつろげるのは、決裂しなかった集まり、まだ付き合いがうまくいっている仲間内です。胸の内を誰かと共有できていないと、この件はまだ片づいていない、手放せない、と感じます。
休む時間を、人に譲る
休暇中も感情の長いメッセージに返信し、旅先でも、家の伝言をしています。時間は空いても、心は空いていません。
他人の争いは細かく考えるのに、自分の不調は誰も気遣ってくれず、あなた自身も顧みていません。
静かにしたいと言うのも、冷たいと思われそうで、あまり言い出せず、いつでも邪魔されてよい状態に居続けます。
自分のために、調停しない時間を残す
人の悩みは、聞いたらそこで終わりにします。すべてのことに判決を下す必要はありません。
毎日、自分だけの時間を少し残します。散歩、手仕事、人間関係と関係のない本。この時間は、メッセージに返さず、頭の中で会話の予行もしません。
福徳宮の右弼星と、左輔星が入る宮
正月・七月生まれで右弼星が福徳宮にあるとき、左輔星(さほせい)は向かいの財帛宮にあり、気持ちがお金と結びつきやすくなります。家族や友人のために使える余裕があるとき、いちばん安心できます。三月・九月生まれなら、左輔星は命宮にあり、二つの星が父母宮を挟みます。年長の人との関係のよしあしが、そのまま眠りのよしあしに響きます。
四月生まれで福徳宮が未にある、または十月生まれで福徳宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって福徳宮に入ります。余暇は人と一緒が多く、食事会、旅行、サークル活動でくつろぎ、一人で長くいるとかえって気がふさぎます。ただ予定を詰め込むと、いちばん遅く帰り、いちばん遅く寝るのもまたあなたです。
戊年生まれで右弼星が化科となって福徳宮に入ると、穏やかな人柄が皆に認められていて、そのため、あなたも疲れることに周りはなかなか気づきません。
気持ちに擎羊星・火星・鈴星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が右弼星と一緒に福徳宮に入ると、表向きは何でも平気そうなのに、心の中ではいつ軽く扱われたか、どのひと言が嫌だったかをはっきり覚えていて、あとで何度も思い返します。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、気持ちが湧くのも抑えるのも速く、抑え続けたものが関係のない小さなことで噴き出します。
福徳宮の主星が化忌になると、手放せない件がよく心に残ります。右弼星があると人をなだめるのが上手なので、このときは同じ辛抱強さを自分に向け、その件を書き出してから、人に話すかどうかを決めてください。
福徳宮に右弼星があると、考えすぎるのか
福徳宮に右弼星があると、とりわけ考えすぎて眠れなくなりやすいのか、とよく聞かれます。右弼星がここにあると、心の中で一人ひとりのことを思いやり、その気配りが人に好かれる理由になる一方で、本当に頭を空っぽにするのは難しくなります。考えが多いのは習慣で、欠点ではありません。大事なのは、どれが自分のことで、どれが他人のことかを分けることです。まず、寝る前に今日気にかかったことを一枚に書き出し、自分のことではない項目の横に×をつけて、明日からはそれを気に病まないようにしてください。