紫微家

福徳宮の天機

福徳宮に天機星(てんきせい)がある人は、頭がなかなか止まりません。休んでいるときでも棚卸しや推論をしています。興味が多く、始めた途端に深くやろうとし、一人でいても考えきれないことがあります。

貪狼父母甲寅紫微天相田宅丙辰天梁官禄身丁巳七殺奴僕戊午遷移己未廉貞疾厄庚申財帛辛酉破軍子女壬戌天同夫妻癸亥武曲天府兄弟甲子太陽太陰命乙丑天機旺忌巨門廟福徳宮乙卯金四局命主 巨門 身主 文昌陽男
サンプル命盤:天機が福徳宮にある例(あなたの命盤ではありません)

福徳宮の天機の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の財帛宮は巨門。丑・未の宮では単独で入り、財帛宮は天梁。寅・申の宮では太陰と同宮で、財帛宮には主星がありません。卯・酉の宮では巨門と同宮で、財帛宮には主星がありません。辰・戌の宮では天梁と同宮で、財帛宮には主星がありません。巳・亥の宮では単独で入り、財帛宮は太陰。どの配置でも、命宮には必ず太陽があります、三合の夫妻宮には必ず天同があります。

趣味が、もう一つの宿題になりやすい

習い事はすぐ上達し、最初は意欲的ですが、そのうち機材、方法、流派を研究し始め、もとは息抜きだったことが、やっているうちに、また達成すべき項目になります。

空き時間も情報で埋める習慣があり、電車を待つ間、食事、寝る前に何かを見ていて、頭が本当に空になったことがありません。天機が太陰と同宮して福徳宮に入ると、気持ちがより細やかで、考えすぎやすくなります。巨門と同宮すると、心の中でいつも自分と議論しています。

一つのことを途中でやめることを、許さない

趣味にも進度を決めてしまうので、楽しさが目標達成に奪われてしまいます。静かになるとすぐ不安になり、次に研究することをすぐ探します。

同時に多くの趣味を始め、引き出しの中が、途中まで学んだものでいっぱいになり、最後に積み上がるのは挫折感です。休んでいるときでさえ、どの方法がいちばん効率的かを比べ、くつろぎがまた研究課題になります。

何も取り込まない時間を残す

毎日、見ない、聞かない時間を取ります。散歩、ぼんやりする、お茶を淹れるなど何でもかまいません。通知を切り、大事な用事として行います。一つのことを途中でやめてよいと自分に許し、また続けたくなったら続けます。

趣味は、本当に好きなものを一、二つ選んで深め、他は試す程度にします。何も取り込まないその時間に、考えが浮かぶことがよくあります。

福徳宮の天機星、明るさが考えの行き先を決める

子・午の天機星は廟で、考えは多くても方向があり、考えているうちによいアイデアが生まれます。丑・未の天機星は陥で、考えはたいてい心配の周りを回り、同じことをひと晩考えても結論はもとの場所のままです。

辰・戌の天機星は利どまりで、同じ宮の天梁星(てんりょうせい)は廟になり、考えが人のことの周りを回りがちで、楽しむより心配するほうが多くなります。巳・亥の天機星は平で、趣味の入れ替わりがいちばん激しく、引き出しの中もいちばん雑多です。卯・酉の天機星・巨門星(こもんせい)は、天機星が旺、巨門星が廟で、ひとつの問題をひと晩じゅう調べ、とことん追わないと気がすみません。寅・申の天機星・太陰星(たいいんせい)は、太陰星が寅で旺、申で利で、気持ちが季節や天気に合わせて揺れ、寅宮のほうが申宮より安定しています。

福徳宮の天機星に煞星や化忌が重なるとき

鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、心配が胸の中でじわじわくすぶり、表には見えないまま夜になって浮かんできます。地空星(ちくうせい)か地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、考えが抽象的な問題へ飛びやすく、明日何を食べるかより人生の意味を考える時間が長くなり、ときどき心が空っぽに感じます。

戊年生まれで天機星の化忌(かき)が福徳宮に入る人は、「あのときこうしていれば」という考えがひとつ心に引っかかりがちです。こういう考えは考えても尽きないので、小さな行動に置き換えましょう。その考えを一文に書き、横に今できる行動をひとつ書いて、それをやったらページをめくります。

福徳宮に天機星があると、考えすぎる運命なのか

福徳宮に天機星があり、小さいころから考えすぎで、一生手放せないのかと尋ねる人がいます。この宮の天機星が示すのは、頭が休まらないということで、これは生まれ持った性質であって、一生続く苦しみではありません。考えの多い人は、料理、修理、模型づくりのように手が忙しくなることがひとつあれば、頭も自然とゆっくりになります。