紫微家

福徳宮の文曲星が表すもの

福徳宮に文曲星(もんごくせい)がある人は、ひとりのときの心の動きが細やかで、感情を聞き取り、口調を覚えていて、一曲の歌やひとことで、心ごと持っていかれます。充電は音と雰囲気で、ぎっしり詰まった予定は、かえって疲れます。

田宅庚寅廉貞破軍官禄辛卯奴僕壬辰天府遷移身癸巳天同太陰疾厄甲午武曲貪狼財帛乙未太陽巨門子女丙申天相夫妻丁酉天機天梁兄弟戊戌紫微七殺命己亥父母庚子文曲福徳宮辛丑木三局命主 巨門 身主 火星陽女
サンプル命盤:文曲が福徳宮にある例(あなたの命盤ではありません)

ひとりのときも、聞いている

ひとりのとき、感じています。今日のあのひとことに返事をするべきか、一曲がなぜ心に刺さったか、言いきれなかった言葉の続きが頭の中で自然に補われる。周りには静かに見えても、心の中ではずっと再生されています。

あなたの心を動かすのは、具体的なものです。ひとつの旋律、見終わってもまだ体に残る舞台、話をしきることができる夜。こうしたものは、にぎやかな集まりよりも、気力を取り戻してくれます。

感じることを、休息にする

メッセージに返さず、予定も組まず、頭の中で会話を繰り返し思い出すだけ。ぼんやりしているつもりでも、実は一晩中、感情を処理しています。休むにも雰囲気を選び、照明が違う、曲が違うと、今日は休めなかったと感じます。

心のことを一本のドラマのように話して人に聞かせると、話し終えたあとが、かえって空っぽになります。

書き出して、しまっておく

感じたことを数行に書くか、音声メモとして録音し、終わったらしまいます。急いで送る必要はありません。

1日に、聞きもせず話しもしない時間を少し残します。散歩、手仕事、お茶を淹れることなど、何でも構いません。寝る前の30分は会話を思い返さないようにして、頭に終了の合図を出します。

福徳宮の文曲星、生まれた時刻を見る

丑の刻・巳の刻・酉の刻に生まれると文曲星は廟に入ります。福徳宮が巳・酉・丑にある人は、音楽、文章、演劇にとりわけ敏感で、一曲の歌でくつろげます。卯の刻・未の刻・亥の刻に生まれると文曲星は旺にあり、興味が多く、いくつものことを同時に習っていることがよくあります。

寅の刻・午の刻に生まれると、文曲星は午・戌で陥となります。福徳宮がこの二つの宮にあるなら、心の中に言いたいことがたくさんあるのに話す相手が見つからず、話せば誤解されるのが怖くなります。子・辰・申では得地で、くつろぎ方は分かっているのに、よく忘れてしまいます。寅では平にとどまり、興味は多くありませんが、一度好きになるととても一途です。

辛年生まれで文曲星が化科となって福徳宮に入ると、センスや趣味が人に認められやすく、趣味が副業になる機会もあります。

気持ちに擎羊星・陀羅星・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が文曲星と一緒に福徳宮に入ると、自分に向ける言葉が厳しく、一つうまくいかないと、心の声がずっと自分を責め続けます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、小さなことが何日も心の中を巡り、考えるほど手放せなくなり、好きな歌さえ耳に入らなくなります。

己年生まれで文曲星が化忌となって福徳宮に入ると、口にした言葉をよく後悔し、ひと言が頭の中で何度も再生されます。書き出して、その言葉が本当に思うほど深刻なのかを確かめてください。

福徳宮に文曲星があると、感傷的になりやすいのか

福徳宮に文曲星があると、感傷的で考えすぎやすい性格なのか、とよく聞かれます。福徳宮の文曲星が示すのは、感覚がとても鋭く、人の言葉の裏にある意味を聞き取り、一曲の歌や一本の映画にも心を動かされやすいということです。この敏感さが人を理解させ、同時に疲れやすくもさせます。感傷的なのは欠点ではなく、置き場所が要るだけです。まず、毎晩寝る前の五分間で、今日いちばん気になったひと言を書き、書き終えたら明かりを消してください。翌朝読み返すと、思ったほど深刻ではないと気づくことがよくあります。