福徳宮の天同
福徳宮に天同星(てんどうせい)がある人は、一人でいるときは満ち足りて不安が少なく、眠れるときは眠り、食べられるときは食べ、自分と張り合うことをあまりしません。これは福ですが、「まあ何とかなっている」で止まりやすくもあります。
福徳宮の天同の配置は6通りです。子・午の宮では太陰と同宮で、対宮の財帛宮には主星がありません。丑・未の宮では巨門と同宮で、財帛宮には主星がありません。寅・申の宮では天梁と同宮で、財帛宮には主星がありません。卯・酉の宮では単独で入り、財帛宮は太陰。辰・戌の宮では単独で入り、財帛宮は巨門。巳・亥の宮では単独で入り、財帛宮は天梁。どの配置でも、三合の遷移宮には必ず天機があります。
「足るを知れば常に楽しい」は、あなたにそのまま当てはまる
一人のときは細かいことにこだわりすぎず、人と比べることも多くありません。気分が悪いときは楽しみを見つけるのが上手で、ドラマを見たり、おいしいものを食べたり、一晩寝たりすると、翌日には和らいでいます。
あなたが求める楽しみはごく簡単です。口に合う食事と、邪魔されない時間。『紫微斗数全書』巻四の福徳論には「天同快楽、有福有寿」(天同は楽しく、福があり寿もある)とあります。太陰と同宮なら感情が細やかで感傷的になりやすく、巨門と同宮なら心のわだかまりが多く、ほぐすのに時間がかかります。
割り切りすぎて、何でもいいになる
いちばんよくあるのは、「まあ何とかなっている」にとどまることです。今も悪くないからと、新しいことを学ばず、環境を変えず、望みを語らないまま、日々は放っておくと何年も過ぎます。
誤解されても説明せず、喧嘩したくないことを「もういい」にして、なだめてほしいときには「何でもない」とごまかすので、続けるうちに、本当にあなたが不機嫌だと周りに伝わらなくなります。友人はあなたが何でも構わないと思い、大事なことでも意見を尋ねなくなります。
自分のために楽しみを用意する
行きたい近場を一つ決め、その時が来たら出かけます。気分が向くのを待たないことです。割り切れるのはあなたの長所で、自分のために段取りを組むのは練習が要ることです。
望むことは言い、誤解されたら解きます。楽しみにできることも一つ残してください。足るを知ったうえで、それでも欲しいものがあってかまいません。
福徳宮の天同星の明るさ
天同星が巳・亥で福徳宮にあると廟で、心がいちばんくつろぎやすく、悩みもひと晩眠れば薄れます。向かいの財帛宮の天梁星(てんりょうせい)は陥なので、お金のことはあまり心配せず、あまり管理もしません。卯宮の天同星は平で、向かいの太陰星(たいいんせい)は酉で旺なので、心が落ち着いていて、お金も貯まります。酉宮の天同星も平で、向かいの太陰星は卯で陥なので、心は割り切れても、口座を見てため息をつくことがよくあります。
子宮の天同星・太陰星は二つとも明るく、気持ちは細やかで安定しています。午宮の天同星・太陰星は二つとも弱く、小さなことひとつで何日も沈んでしまいます。
福徳宮の天同星に煞星や化忌が重なるとき
鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、胸の中に少し重いものがあり、ふだんは見えないのに、一人になると浮かんできます。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、めずらしく自分と張り合うのは、不公平だと感じたことがあるときです。天同星・天梁星と巳・亥の単独の天同星は擎羊星に出会いません。
庚年生まれで天同星の化忌(かき)が福徳宮に入る人は、恋愛や家族に関わることがひとつ心にかかり、自分の差し出した優しさが受け止めてもらえなかったと感じがちです。同じ年に太陽星(たいようせい)の化禄(かろく)が決まって官禄宮に入るので、仕事ではよい知らせがあっても、心がそれについていくとは限りません。仕事の達成感の一部を、自分のために取っておきましょう。
福徳宮の天同星が化忌だと、恋愛はいつもうまくいかないのか
福徳宮の天同星が化忌なので、恋愛も結婚もうまくいかず、相手を替えても同じだと言われた人がいます。当サイトの読み方では、化忌はそのことが引っかかりやすく、気にかかりやすいところです。福徳宮の天同星の化忌は、恋愛への期待が細やかで、相手がそれに応えられないと長くふさぎ込むことが多いということで、恋愛そのものがうまくいかないと判定されているわけではありません。相手を替えるより、まず自分の気持ちをいたわりましょう。気が重いときは自分を楽しませることをひとつしてから、気持ちが戻ってから話せば、ずっと話しやすくなります。