紫微家

福徳宮の文昌星が表すもの

福徳宮の文昌星(もんしょうせい)を持つと、本を一冊読む、数行書く、引き出しを整理するだけで、心が落ち着きます。一方、自分への要求は、試験のように厳しいことがよくあります。

太陽巨門疾厄丙寅天相財帛丁卯天機天梁子女戊辰紫微七殺夫妻己巳兄弟庚午命辛未父母壬申田宅甲戌天府官禄乙亥天同太陰奴僕丙子武曲貪狼遷移丁丑廉貞平禄破軍陥権文昌福徳宮身癸酉土五局命主 武曲 身主 文昌陽女
サンプル命盤:文昌が福徳宮にある例(あなたの命盤ではありません)

読むことと書くことが、あなたの休息

人はにぎやかさでくつろぎますが、あなたは静かな読書や執筆でくつろぎます。日記を書く、好きな文章を書き写す、ひとつのことを考え抜いて書き留める。そのほうが外へ遊びに行くより、あなたを回復させてくれます。

筋道の通った暮らしが好きで、物が決まった場所にあり、予定がはっきり組まれていて、初めて心が落ち着きます。

自分を、答案にしてしまう

自分に点数をつけることがよくあります。今日はうまくできなかった、話し方が適切でなかったと、心の中で減点し、減点し終えてもまだ眠れません。

趣味にまで成果を求めてしまい、読書はノートを取り、書くことは人に見せられるものにして、くつろぐことがまた宿題になります。

点数をつけない時間を、少し残す

毎週、自分のためだけに読み、自分のためだけに書く時間を残します。要約はせず、人にも見せません。

書いたものは、毎回完成させる必要はありません。今日は三行だけでいいと、自分に許します。心の物差しは、仕事のところだけに置いておけば十分です。

福徳宮の文昌星、廟と陥、化科と化忌

文昌星が巳・酉・丑で廟となると、心は読むことと書くことで落ち着きます。一冊のよい本、一段落のメモがあれば、乱れた気持ちを整えられます。辰・申・子では得地で、読むのは好きなのに、読むのはたいてい仕事に関わる本で、本当に自分のために読むことは少なめです。卯・未・亥では利益にとどまり、読みたい本はたくさんあるのに一冊を読み切れず、枕元には途中まで読んだ本が積み重なります。

文昌星が寅・午・戌で陥となると、心の中にいつも終わらないリストがあり、目を閉じても、まだやっていないことや言い方がまずかったひと言を考えています。

丙年生まれで文昌星が化科となって福徳宮に入ると、言葉や知識について自分なりの好みがあり、読むことと書くことがいちばん確かな楽しみです。辛年生まれで文昌星が化忌となって福徳宮に入ると、自分の書いたもの、言ったことがとても気になり、手紙を送った後も書き間違いがなかったかを考え続け、相手から返事が来てようやく安心します。

一人の時間に鈴星・陀羅星が重なるとき

地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)は文昌星と同じく生まれた時刻で配置され、互いに同じ宮に入ることはなく、文昌星の三方四正にも入りません。哲学、宗教、心理学の本をたくさん読んで人生を考え抜こうとするのは、物事を整理したがる文昌星の性分によるものです。考えがまとまらないときは、頭の中で回し続けるより書き出すほうが落ち着きます。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、心の不安を口には出さずに日記に書き、何ページも書き連ねるのに、人に見せることはほとんどありません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、悔やんでいることを長く繰り返し考え、そのとき口にした一言一句まで覚えています。

福徳宮の向かいは財帛宮です。財帛宮に化忌があると、心でははっきり割り切って簡素に暮らしているのに、お金のことでたびたび平穏を乱されます。家計を整理すれば、心も落ち着きます。

福徳宮に文昌星があると、考えすぎるのか

福徳宮に文昌星があると、考えすぎて眠れなくなりやすいのか、とよく聞かれます。文昌星が示すのは、心が筋道立てて物事を整理する習慣を持っているということで、はっきり考えられるのは強みです。止められないから疲れるのです。よく眠れるかどうかは、生活リズムとプレッシャーに関わることで、星一つで決まるものではありません。まず、毎週一度、読みも書きもしない午後をつくり、散歩や料理や植物の世話をして、心に別のやり方で休んでもらってください。戻ってからまた読み書きすると、考えがずっと澄んでいることによく気づきます。