疾厄宮の右弼星が表すもの
疾厄宮の右弼星を持つ場合、この宮が語るのは消耗のタイプです。あなたの疲れは、他人の感情を代わりに消化することから来ることが多く、聞きすぎ、調整しすぎで、自分の休息が押し出されます。
人の悩みを分け持って、自分は眠れない
1日中、場に気を配り、横になってからも、あのひとことに返事をするべきか、明日どう両側に話すかを考えています。週末も、人から流れてくるメッセージに返信していて、体は本当に止まったことがありません。
具合が悪いときでも、メッセージに返信し、伝言をして、本当に耐えられなくなってから休みます。
家族に病人が出たときも、医師との話し合いを受け持ち、それを家族全員に伝え直す役を引き受けがちで、自分の生活リズムも一緒に乱れます。
感情労働も、労働
人の愚痴を聞くことを、仕事だとは、あまり思っていません。何日も続けて仲裁役をして、年長者の悩みも友人の恋愛の相談も引き受けて夜通し聞けば、積み重なる消耗は残業に劣りません。
相手は話し終えて楽になりますが、あなたはまだ、あの会話を引きずっていて、やがて、自分のどこが具合が悪いのかも、言葉にしにくくなります。
人の話を聞かない時間を、予定に入れる
決まった時間帯はメッセージを通知オフにし、場を丸く収めるのがひと区切りしたら、仕事を終えていいと自分に許します。1週間に、愚痴を聞かない時間を何度か、勤務と同じように手帳に入れます。
休息と運動は手帳に入れます。他人のことが片づいてから自分の世話をする、ということのないようにします。
疾厄宮の右弼星と、左輔星の位置
正月・七月生まれで右弼星が疾厄宮にあるとき、左輔星(さほせい)は父母宮にあり、生活リズムが年長の人と結びつきやすくなります。親の世話をしながら、あなたも休むように言われます。三月・九月生まれなら、左輔星は奴僕宮にあり、二つの星が遷移宮を挟みます。外出や出張、旅行のときは、友人が身の回りの面倒をよく見てくれます。
四月生まれで疾厄宮が未にある、または十月生まれで疾厄宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって疾厄宮に入ります。具合が悪いと周りの多くの人が気づかってくれ、メッセージが次々に届きますが、その返事を書くことがかえって疲れのもとになります。
戊年生まれで右弼星が化科となって疾厄宮に入ると、信頼できる医師や情報を見つけるのが上手で、親しい人に何かあると、誰に相談すればいいかとよく聞かれます。
消耗に火星・鈴星・擎羊星・化忌が重なるとき
火星(かせい)か鈴星(れいせい)が右弼星と一緒に疾厄宮に入ると、気持ちがいちばん張りつめているときに無理をしがちで、人のための用事を一つ片づけ、気が緩んだとたんにぐったりします。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、自分の体に厳しく、具合が悪いのは自分の手入れが足りないせいだと考え、人の手を借りようとしません。
疾厄宮の主星が化忌になると、ある小さなサインがずっと気になります。右弼星があれば相談相手は見つかるので、気になることがあれば医師に直接聞いてください。命盤が示すのは消耗の仕方だけで、体の状態は医師が判断するものです。
疾厄宮に右弼星があると、具合が悪いとき助けてもらえるのか
疾厄宮に右弼星があると、体の調子が悪いときに貴人が助けてくれるのか、とよく聞かれます。右弼星がここにあるのは、休みや受診が必要なときに、つき添ってくれる人を見つけやすく、頼む声も出しやすいということです。これは物事への対処の仕方で、体が丈夫かどうかとは関係ありません。むしろ気をつけたいのは、人の世話を自分の世話より先にしがちなことです。まず、次に誰かが愚痴を言いに来たら、今日の自分にまだ余力があるかを確かめ、なければ別の日にしてもらってください。