遷移宮の右弼星が表すもの
遷移宮の右弼星を持つ人は、外に出ると、人当たりの良さで道を切り開きます。出張で窓口の人と知り合い、街を変えるとすぐに案内してくれる人が現れ、ツアーでは、誰かがもめると、あなたのところへ来て意見を求められます。
外の土地で、調整役を務める
新しい環境では、誰と誰の雰囲気が悪いか、どの窓口なら頼めるかがすぐにわかります。あなたの第一印象は、誰かの発言を丸く収めたことから始まることが多いのです。
外の土地での会議、ツアー旅行、リモートでの協力で、あなたは「この人は話しやすい」と覚えられることが多くなります。出張で知り合った窓口の人は、あとになって、先方の調整もあなたに頼むことがよくあります。
人情が増えると、日程が自分のものではなくなる
同行者のけんかを仲裁し、日程は全員の気持ちを気遣うものに変わります。知り合いはあなたの善意を知っていますが、親しくない人には、世話を焼きすぎると映ります。
迎えてくれた人が食事をごちそうしてくれて、続けて、先方の調整のことを頼まれ、あなたは断りにくく、この旅の時間は、人のことで埋まってしまいます。
この旅の目的を、はっきりさせる
出かける前に、目的をはっきりさせます。この旅は、用事の話し合いか、学びか、休息か。人からの頼みごとは、自分の日程の後ろに回します。
外の土地で助けてあげた窓口の人、まとめた協力は、戻ってからリストにして整理します。今後役に立ちますし、返しきれない人情の連なりにならずに済みます。
遷移宮の右弼星と、左輔星が入る宮
正月・七月生まれの人は、右弼星が遷移宮にあるとき、左輔星(さほせい)は命宮に入り、内と外に分かれます。なじみの場所では手を動かして仕事をし、外に出ると調整で道を開きます。五月・十一月生まれなら、左輔星は財帛宮にあり、二つの星が疾厄宮を挟みます。外出の出費も体力も誰かが分担してくれて、旅の疲れが少なくなります。
四月生まれで遷移宮が未にある、または十月生まれで遷移宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって遷移宮に入り、どこへ行っても迎えてくれる人がいます。出張、旅行、新しい町への引っ越しのたびに、まわりを案内してくれる人がいて、あなたもまた、後から来た人の道案内を買って出ます。
遷移宮は命宮を照らすので、右弼星がここにあると、人は初対面であなたを付き合いやすい人だと感じ、そのよい印象が経歴より先に届きます。
外出先で陀羅星・擎羊星・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が右弼星と一緒に遷移宮に入ると、よその土地での用事が人間関係で止まりがちです。相手はとても丁寧なのに返事がなかなか来ず、あなたも催促しにくくて、予定がどんどん延びます。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、外で人のために調整していても、途中で態度が硬くなり、地元の人の記憶には最後のひと言が残ります。
遷移宮の主星が化忌になると、外に出ているあいだ家やもとの仕事が気になります。右弼星があればよその土地でも手を貸してくれる人は見つかるので、出発前に任せる用件を一人に託しておけば、旅先でかかってくる電話も、あとで返す義理も少なくなります。
遷移宮に右弼星があると、外では人に好かれるのか
遷移宮に右弼星があると、外に出ると人に好かれ、貴人に出会いやすいのか、とよく聞かれます。遷移宮に右弼星があれば、外では確かに受け入れられやすくなります。場を読み、まず相手の気持ちを気づかうからです。ただ、好かれることと、皆が頼りになることは別です。よその土地で決めたことも、きちんと書面に残してください。まず、よその土地で知り合い、本当に助けてくれた人を一覧にして、それぞれの得意分野を書き添えてください。