紫微家

福徳宮の天鉞星が表すもの

福徳宮の天鉞星(てんえつせい)を持つ人は、内面がやわらかく静かで、外には出しませんが、分かってくれる人を強く必要としています。人の良さを覚え、心に人の場所を残す一方、何も言わずに読み取ってもらうことを期待します。

武曲天相子女戊寅太陽天梁夫妻己卯七殺兄弟庚辰天機命辛巳紫微父母壬午破軍田宅甲申官禄乙酉廉貞天府奴僕丙戌太陰遷移身丁亥貪狼疾厄戊子天同巨門財帛己丑天鉞福徳宮癸未金四局命主 武曲 身主 文昌陽女
サンプル命盤:天鉞が福徳宮にある例(あなたの命盤ではありません)

あなたの静けさを、受け止めてくれる人が必要

感情をあまり口に出さず、たいていは自分で消化します。本当にあなたに力を与えるのは、聞かなくてもあなたがどうしたのか分かってくれて、説明も要らない人です。

褒められるより、理解されるほうが満たされます。説明の要らない関係は、にぎやかな場より、あなたを安らがせます。

ずっと分かってもらうのを待つ

何も言わず、人が気づいてくれるのを待ちます。全部を読み取れる人はいないので、言わなかった部分は自分で飲み込むしかなく、長く続くと、誰も本当には分かってくれないと感じます。

穏やかであることを、怒ってはいけないことだと思い、不満があっても笑い、人は何でも大丈夫なのだと思いますが、あなたは悔しさを募らせます。

心の中の話を、一度言葉にする

大事なことは、適切な人に話し、推測を待ちません。はっきり言うほど、相手は受け止めやすくなり、あなたへの接し方も分かります。

不機嫌なときがあってもよいと、自分に許します。言葉にして初めて、関係が本当に近づく機会を得られ、いつも人があなたの気持ちを推測する必要もなくなります。

福徳宮の天鉞星、擎羊星と陀羅星の位置は年の十干で決まります

庚年生まれの人は、天鉞星が福徳宮の未に入り、陀羅星(だらせい)も同じ宮に入り、禄存星(ろくぞんせい)は田宅宮に、擎羊星(けいようせい)は官禄宮に入ります。心の中のことは長く引きずって考え込みがちで、家はあなたの土台ですが、仕事では強気でぶつかる場面が多くなります。

甲・乙・辛・癸年生まれなら、陀羅星は向かいの財帛宮に、擎羊星は夫妻宮に入ります。お金のことは長引き、恋愛では言い争いになりやすく、心は静かなほうなのに、この二つに心を乱されてよく眠れないことがあります。ここに天鉞星があるので、身近にはいつも内々に話せる人がひとりいます。寝る前に、明日片づけるお金のことを紙に書き出し、手放してから眠りましょう。

壬年生まれなら、禄存星は財帛宮に、擎羊星は子女宮に、陀羅星は疾厄宮に入ります。お金は守れても、年下のことで焦ったり、生活リズムのせいで自分をすり減らしたりしがちで、心の疲れはたいていこの二か所から来ます。

福徳宮の天鉞星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき

火星(かせい)が福徳宮に同居すると、感情はすぐ来てすぐ去り、誰かが内々にひと言慰めてくれれば大半は収まります。鈴星(れいせい)が同居すると、不機嫌を胸にしまい込み、いちばん近い人にも気づかれません。地空星(ちくうせい)が同居すると、人生の意味やこれからの生き方など遠いことばかり考え、考えすぎてかえって気力がわかず、地劫星(ちこうせい)が同居すると、自分のために取っておいた休みが、よく人の用事に取られてしまいます。

福徳宮の主星に化忌(かき)がつくと、いつもひとつのことが心の中で回っていて、周りの人には見えません。紙に書いて二日置いてから読み返すと、思っていたほど大きくないと気づくことが多く、どこから手をつければいいかも見えてきます。

福徳宮の天鉞星、気持ちを切り替えやすいのか

福徳宮に天鉞星があると、落ち込んだときに気持ちを切り替えやすいのかと聞かれることがよくあります。福徳宮の天鉞星は、あなたが落ち込んだときに、周りの誰かが内々にそばにいてくれて、ひとりぼっちだと感じにくいという意味です。切り替えられるかどうかは、やはりあなたが気持ちを言葉にしようと思えるかどうかしだいです。そばにいてもらえるのは運で、言葉にするのはあなた自身の仕事です。今週、何もしない夜を一晩自分のために取り、心に最初に浮かぶのがどのことかを見てみましょう。それが分かれば、どれから片づけるべきかも分かります。