父母宮の右弼星が表すもの
父母宮に右弼星(うひつせい)がある人は、目上、師、上司との間で、和を大切にします。伝言ととりなしで思いやりを示す習慣があり、気にするのは、誰にも恥をかかせないことです。目上の人本人がどんな人かは、その人自身の盤で見ます。
目上の前で、場を整える
親戚が来たら誰が先に口を開くか、お正月にどの言葉には逆らってはいけないか。あなたにはわかっていて、先に場を丸く収めます。大人になってからも、用件を伝えるときに、まず角の立たないひとことを添える習慣があります。
目上には逆らうことが少なく、両親の間、両親と親戚の間で、伝言を手伝うことがよくあります。あなたは物分かりがよいのに、周りは、あなたが疲れていないかには、気づかないことが多いのです。
物分かりの良さの、代償
家でまだけんかが終わっていないと、自分のことは言い出せません。年長者が眉をひそめると、先に言い直します。和は守られますが、あなた自身の必要は、聞き入れられていません。
ひとことの評価も、深読みしがちです。誰が来なかった、誰の口調が少し強かった、と十通りの意味を考えつき、それから、自分で両側に説明に走ります。確信の持てない言葉は、直接ひとこと聞くほうが、自分で推測するより楽です。
伝言のいらない電話を、一本かける
目上に連絡するときは、自分の近況を話すだけでよく、毎回、家の誰と誰の様子を持ち込む必要はありません。
目上の意見は、筋が通っているものは受け止め、今の時代に合わないものは手放します。家であなたが出ていく必要のあることは、先に、どこまでやってほしいかをはっきり聞きます。
父母宮の右弼星と、左輔星の位置
三月・九月生まれで右弼星が父母宮にあるとき、左輔星(さほせい)は兄弟宮にあり、二つの星が命宮を挟みます。上には年長の人、横にはきょうだいがいて、手助けが必要なときはどちらも来てくれます。正月・七月生まれなら、左輔星は向かいの疾厄宮にあり、年長の人があなたの生活リズムをとても気にかけ、あなたも親の検査や運動によくつき添います。
四月生まれで父母宮が未にある、または十月生まれで父母宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって父母宮に入ります。家や会社で目をかけてくれる人が何人もいて、それぞれ助言が違うので、あなたは間で両方に気をつかい、どちらを選んでももう一方に申し訳なく感じます。
戊年生まれで右弼星が化科となって父母宮に入ると、上司や先生とのよい関係が人の目に留まり、推薦や紹介の機会がよくそこから生まれます。
年長者との付き合いに陀羅星・火星・鈴星・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が右弼星と一緒に父母宮に入ると、年長の人同士の問題をゆっくり取りなそうとして、一つの件が何年も続き、毎年の節目ごとにまた片づけ直すことになります。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、年長の人の気が短く、間に入って和らげるのがとても大変で、自分の気持ちの置き場がなくなります。
父母宮の主星が化忌になると、年長の人の暮らしの段取りや互いの話し方など、何かが気にかかります。右弼星があると皆に引き際を用意するのが習慣ですが、この件はきょうだいと一緒に分け持てばよく、あなた一人が間に立つ必要はありません。
父母宮に右弼星があると、親と親しいのか
父母宮に右弼星があると、親との仲がよく、年長の人の支えを得やすいのか、とよく聞かれます。右弼星がここにあるのは、上の人と付き合うとき、顔色を読むのも話すのも上手で、衝突が少ないということです。親しいかどうかは、本音を話し合う気があるかどうかで決まり、顔色が読めることと心の内を言えることは同じではありません。まず、次に年長の人と話すとき、ずっと気になっていたのにまだ聞いたことのないことを一つ聞いてみてください。