紫微家

福徳宮の火星が表すもの

福徳宮の火星(かせい)を持つと、落ち着いていられず、物事に進み具合がないと心が慌て、感情も早く立ち上がります。あなたの行動力も疲れも、この落ち着きのなさから来ています。

天同天梁疾厄壬寅武曲七殺財帛癸卯太陽子女甲辰夫妻乙巳天機兄弟丙午紫微破軍命丁未父母戊申太陰田宅庚戌廉貞貪狼官禄身辛亥巨門奴僕壬子天相遷移癸丑天府旺火星福徳宮己酉水二局命主 武曲 身主 天梁陽女
サンプル命盤:火星が福徳宮にある例(あなたの命盤ではありません)

福徳宮の主星で、落ち着きのなさの程度が決まる

福徳宮で火星が天同星(てんどうせい)や太陰星(たいいんせい)のような、本来は福を楽しみたい星に出会うと、くつろぎたいのに落ち着けず、休暇中も仕事のことを考えがちです。七殺星(しちさつせい)や破軍星(はぐんせい)に出会うと、心の中に絶えず飛び出したい、変えたいという思いがあります。天府星(てんぷせい)や天相星(てんそうせい)に出会うと、落ち着きのなさは比較的薄く、たいていは仕事の進め方がせっかちになる程度です。

廟旺のときは、この落ち着きのなさが興味や原動力に変わります。陥地のときは、眠れない、いらいらする、自分に腹が立つといった状態になりやすくなります。

静かになると慌てる

空いたままでいることがあまり得意ではありません。動いているものがないと、かえって不安になり、自分で用事を探します。休暇中でも何か処理すべきかと考え、結局まったく休めません。

感情の立ち上がりは早く、多くは自分への怒りです。効率が悪い自分、また先延ばしにした自分に腹が立ちます。自分に対しては、人に対してよりずっと厳しいのです。

休むことを怠けと考える

止まれないことが第一の問題です。疲れるほど焦り、焦るほどうまくできず、最後は心身ともに過熱した状態になります。

刺激をくつろぎの代わりにすることが第二の問題です。夜更かし、スマホ、暴飲暴食は、休んでいるように見えて、実は別の形の消耗にすぎず、翌日はいっそう疲れます。

ゆっくりしたことを一つ練習する

時間が必要で、急げないことを一つ見つけます。歩く、お茶を淹れる、植物を育てるなどです。ゆっくりになると、多くのことはそれほど急ぐものではなく、自分の感情もその一つだと気づきます。

毎日、目標のない時間を少し確保し、何もしない時間があることを自分に許します。そうすれば火が燃え続けることはなく、効率もかえって戻ってきます。意志の力は十分あります。減らすべきは、自分への要求です。

福徳宮の火星、鈴星が夫妻宮に入ることもあります

火星が福徳宮の人で、申・子・辰年生まれなら、鈴星(れいせい)は夫妻宮に入ります。心の中は急いでいるのに、恋愛では黙っていて、パートナーはあなたが何にいら立っているのか分からないことがよくあります。巳・酉・丑年生まれなら、夫妻宮に入るのは地劫星(ちこうせい)で、心の中で決めた二人の計画が、現実には割り引かれがちです。

主星が巨門星(こもんせい)なら、いら立ちはたいてい口に出て、思ったらすぐ言い、言ってから後悔します。主星が天機星(てんきせい)なら、考えが次々に浮かび、計画を何度も変えて、心がずっと止まりません。主星が貪狼星(どんろうせい)なら、いら立ちは欲しいものと結びついていて、新しいものを見るとじっとしていられません。

心のいら立ちが擎羊星・陀羅星・地空地劫に出会うとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、自分への怒り方がさらに厳しくなり、小さなミスひとつで一日中自分を責めます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、心は急いでいるのに物事が進まず、いら立って眠れなくなりやすくなります。

地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、考えが次々と浮かび、いくつものことを同時に心配しがちで、気持ちが乱れているあいだに知らず知らずお金も使ってしまいます。心がざわつくときは支払いをいったん待ち、欲しいものはカートに入れて、翌日にまだ欲しいかどうか見てみましょう。

福徳宮に火星があると、なぜあれこれ心配してしまうのか

福徳宮に火星があり、いつも心が落ち着かず、心配が尽きず、まだ起きていないことまで先に何度も考えてしまうという人がいます。この宮の火星が示すのは、考えが急に、次々と浮かぶということで、あなたが特別に心配性だということではありません。考えが速い人に必要なのは、その考えを外に出すことです。小さなノートを持ち歩き、思いついたら書き、書いたら頭の中で覚えておく必要はありません。寝る前に一度見返すと、心配のほとんどはその頃にはもう急ぎではなくなっています。