紫微家

福徳宮の鈴星が表すもの

福徳宮の鈴星(れいせい)を持つ人は、不機嫌をすぐには表さず、心の中に長く置いて、夜更けにもまだ考えています。表向きは安定して見えても、そのぶん内側で疲れがたまります。

貪狼疾厄壬寅天機巨門財帛癸卯紫微天相子女甲辰天梁夫妻身乙巳七殺兄弟丙午命丁未廉貞父母戊申破軍田宅庚戌天同官禄辛亥武曲天府奴僕壬子太陽太陰遷移癸丑鈴星福徳宮己酉水二局命主 武曲 身主 天相陰女
サンプル命盤:鈴星が福徳宮にある例(あなたの命盤ではありません)

福徳宮の主星で、手放せるかが決まる

福徳宮で鈴星が天同や太陰のように、もともと安らぎを求める星に出会うと、休みたいのに心が落ち着かないことがよくあります。巨門や天機に出会うと、思いが多く、細かいことにこだわりがちです。天府や天相に出会うと、心にある程度の拠り所があり、鈴星は、あなたが心の内を話したがらないというだけにとどまります。

廟旺なら、この忍耐は揺るがない心の強さに変わります。陥なら、寝つきの悪さや内にこもる思いが多くなります。

気持ちを心に押し込み、ゆっくり発酵させる

不機嫌を口に出すのは上手ではなく、たいてい先にしまいます。表面上は何でもなくても、心の中ではその件はもう何度もひっくり返されていて、相手がなぜそう言ったのかまで、相手の立場に立って考えてあります。

とても辛抱強く、長期の不快に耐えられ、必要以上に長く持ちこたえることもよくあります。心の中の帳簿は一度も取り出して突き合わせたことがなく、ただ厚くなる一方です。

溜め込みすぎて、一度に清算する

数か月積み重ね、ようやく一度に話すと、その重さは周りの人を驚かせます。

他人を責めず、むしろなぜ早く言わなかったのかと自分を責める人もいて、気持ちは自責に変わります。

火を早めに出す

不快なことはその日のうちに処理します。書き出す、話す、体を動かす。放って発酵させるより、どれもよい方法です。

自分に感情を持つことを許します。ときどき「いま気分がよくない」と言うほうが、関係はかえって本物になり、あなた自身も内にこもりにくくなります。

福徳宮の鈴星、主星と火星の位置

主星が貪狼星(どんろうせい)なら、心の中で欲しいものはたくさんあるのに、あまり口にせず、ずっと胸の中で温めています。主星が太陽星(たいようせい)なら、人の気持ちを気づかうのが習慣で、自分の感情はかえって誰にも気づかわれません。主星が天府星(てんぷせい)なら、心の中に芯があり、黙っていても揺らぎませんが、何を考えているのかを人に知らせることはめったにありません。

火星(かせい)と鈴星は、どの命盤でも別々の宮に入ります。申・子・辰年生まれなら、火星は決まって鈴星の三合の位置に入り、鈴星が福徳宮なら火星は遷移宮です。外ではせっかちで動きが速いのに、心の中に戻ると黙り込み、外での怒りを全部心にしまって、ゆっくりくすぶらせます。

心のくすぶりが擎羊星・陀羅星・地空地劫に出会うとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、自分にとても厳しく、心の中でずっと反省していて、くすぶりが長引くと突然自分に強く腹を立てます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、ひとつのことが何年も心の中で巡り、手放すこともできず、考え終わることもありません。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、心にぽっかり穴があいたように感じることが多く、何をしても気力が湧きません。そんなときは、まず生活リズムを決まったものにしてから、ほかのことを考えましょう。

鈴星が福徳宮の主星の化忌(かき)に出会うと、心にのしかかるその一件を人に話しません。毎晩寝る前に三行書いてみましょう。今日いちばん気になったこと、自分がしたこと、明日すること。書いたら、もう考えないことです。

福徳宮に鈴星があると、なぜいつまでも手放せないのか

福徳宮に鈴星があり、小さなことを何日も考え、人がとうに忘れた言葉まで覚えていて、どうすれば手放せるのか知りたいという人がいます。この宮の鈴星が示すのは、感情を外に出さないため、心の中に長くとどまるということで、あなたが特別に心が狭いわけではありません。手放せないときは、体を動かしてみましょう。少し歩く、引き出しをひとつ片づける。手足を忙しくしていると、頭の中のその件はたいてい自然に後ろへ下がり、あとで思い返すと、さっきほど重くはなくなっています。