紫微家

夫妻宮の火星が表すもの

火星(かせい)が夫妻宮に入ると、恋愛は激しくなります。始まりは早く、熱は強く、衝突も直接的です。付き合いは刺激的ですが、共倒れにもなりやすく、鍵になるのは、熱が引いたあとに何が残るかです。

天機巨門兄弟乙卯紫微天相命丙辰天梁父母丁巳七殺福徳戊午田宅己未廉貞官禄庚申奴僕辛酉破軍遷移壬戌天同疾厄癸亥武曲天府財帛甲子太陽太陰子女乙丑貪狼平忌火星夫妻宮身甲寅土五局命主 廉貞 身主 天相陰女
サンプル命盤:火星が夫妻宮にある例(あなたの命盤ではありません)

愛し方もまっすぐ、ぶつかり方もまっすぐ

好きな人ができたとき、先延ばしにせず、感覚が合えば前に進みます。付き合うと温度が高く、うれしいときは本当にうれしく、不満なときも取り繕いません。あなたの愛は直接的で、相手にもたいてい伝わります。

こうした関係は退屈しませんが、緩衝材が足りません。口を開くと強い言葉になりやすく、場の温度がすぐに上がって、最後は小さなことで疲れ果てるまで言い合うこともよくあります。

どの主星と同じ宮かで、激しさの形が変わる

夫妻宮で火星が貪狼星(どんろうせい)に出会うと、恋愛では一目で決まり、突然始まり、熱も早く冷めがちです。廉貞星(れんていせい)や破軍星(はぐんせい)に出会うと、関係の中での衝突が比較的激しく、太陰星(たいいんせい)や天同星(てんどうせい)のような柔らかい主星に出会うと、普段は穏やかなのに、急くと一気に態度を翻します。

廟旺の火星なら、この熱は関係の活力を支えることが多く、陥地の火星なら、気性の荒さと誤解が増えます。二人とも落ち着いてから長期の話をすれば、摩擦は少なくなります。

火が燃え尽きると灰だけが残る

言い合いが制御を失うと、あなたの話し方は早く重くなり、相手が応じる間もなく、最後はどちらが痛いかの比べ合いになって、問題自体は解決しません。

熱が引くと、一気に冷めます。情熱で関係を支えていると、日常を一緒に過ごすことに辛抱がなくなり、相手はあなたが変わったと感じ、あなたも相手が面白くなくなったと感じます。

熱に枠を与える

いくつかの最低ラインを約束しておきます。別れ話は持ち出さない、深夜には言い争わない、言い合いの途中でも一時停止を言い出してよい、などです。火を枠の中に収めると、かえって言い合いから結論が出ます。

普段から力を日常に使います。一緒に何かをする、一緒に出かける、話し方を少し柔らかくする。そうすれば熱は、平穏な時期も乗り越えられます。

夫妻宮の火星、鈴星と主星の位置

火星と鈴星(れいせい)は同じ宮に入らず、向かい合うこともありません。申・子・辰年生まれなら、鈴星は決まって火星の三合の位置に入り、火星が夫妻宮のとき鈴星は遷移宮です。恋愛ではすぐ燃え上がるのに、外では黙っていて、外で受けたいら立ちを持ち帰り、パートナーが受け止めることになりがちです。

主星が天機星(てんきせい)なら、恋愛での火は考えすぎから来ていて、ひとつの考えが疑いになり、疑いが問い詰めになります。主星が太陽星(たいようせい)なら、気前よく愛し、相手にも同じ熱さで応えてほしいと思うので、相手が半拍遅れると、冷たくされたと感じます。

恋愛の火が擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、けんかのとき二人とも勝ちたくて、言葉がひと言ごとに重くなります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、怒りは湧くのにけんかから答えが出ず、同じことで何度も言い争います。

火星が夫妻宮の主星の化忌(かき)に出会うと、恋愛で気にかかっているその一件を、問い詰める口調で持ち出しがちです。「私は何が心配なのか」という言い方に変えれば、相手は答えやすくなり、あなたも答えを聞き取りやすくなります。

夫妻宮に武曲星と火星があると、晩婚がいいのか

夫妻宮が武曲星(ぶごくせい)と火星で、多くの資料に晩婚を勧められ、何歳で結婚するのがいいのか知りたいという人がいます。こうした説は、今では多くの人がもともと昔の人より遅く結婚しているので、あまり気にしなくてかまいません。夫妻宮の武曲星と火星が示すのは、恋愛で一緒に奮闘でき、手際のよい相手を求めるということで、二人ともせっかちなので、摩擦はお金と決断に出やすくなります。何歳で結婚するかを数えるより、二人で難しいことをひとつ片づけられるかを先に見てみましょう。たとえば旅行の予算を一緒に組んでみる。それがうまくできれば、時機はもう来ています。