福徳宮の擎羊星が表すもの
福徳宮の擎羊星(けいようせい)を持つ人は、自分への要求が高く、物事がうまくいかなかったときは長く自分を責めます。成長は早い一方で、肩の力を抜いてくつろぐのがとても苦手です。
擎羊星が福徳宮にあると、陀羅星は必ず命宮に入る
擎羊星が福徳宮にあるとき、禄存星(ろくぞんせい)は必ず父母宮、陀羅星(だらせい)は必ず命宮に入ります。心の中には擎羊星の緊張と急ぎがありますが、外に見えるあなたは陀羅星の遅さと、じわじわ時間をかける性質を帯びています。考えるのは早くて動くのは遅く、心と行動が合わないことがよくあります。
廟に入れば、この張りつめた状態は、自己要求と専門性に変わります。陥地に入れば、いらいらし、眠れず、自分に腹が立ちやすくなります。福徳宮の主星が天同星(てんどうせい)、太陰星(たいいんせい)のような安楽を求める星なら、休みたいのに自分を許せない形になります。
人に対してより、自分に厳しい
人に急かされなくても、自分で行き届くところまで求めます。出来が十分でなければ、心が収まらず、問題が見つかるまで繰り返し見直します。
原動力は、悔しさから来ることが多いです。軽く見られたり、比べられたりしたとき、かえって成果を出します。この燃料はとてもよく効きますが、体にもこたえます。
自分を相手にしてしまう
見直しが習慣になり、終わったあとも考え続け、休んでいるときも頭が止まらず、休むほど疲れます。
悔しさを頼りに前へ突き進み、目標に着いたあと、かえって空しくなります。自分の好きなことを残してこなかったからです。
成績のためではないことを一つ残す
うまくやる必要も、人に見せる必要もないことを一つ見つけます。運動、模型づくり、料理など何でもよく、失敗しても減点されないものです。
基準に段階をつけます。仕事は厳しくてよくても、私生活までそうする必要はありません。いくつかのことは六十点でよいと許せば、本当に大切なことに力を残せます。
福徳宮の擎羊星、恋愛にも外にも同じように厳しい
擎羊星が福徳宮にあると、夫妻宮と遷移宮を照らし、真向かいは財帛宮です。自分への厳しさは、恋愛や外での振る舞いにまで広がり、パートナーにも自分と同じように向上してほしいと思い、外では自分のミスを許しません。向かいが財帛宮なので、貯金が目標に届かないと、気持ちの収まりがつきません。
主星と合わせて見ると、七殺星(しちさつせい)が辰・戌に単独で入り擎羊星が加わると、思いついたらすぐ動きたくなり、夜中に起き出して計画を書くこともあります。天梁星(てんりょうせい)が丑・未に単独で入り擎羊星が加わると、人のことをよく心配し、友人の問題まで自分の反省材料にしてしまいます。
心の張りつめに火星・鈴星・地空・化忌が重なるとき
火星(かせい)が同じ宮にあると、考えが浮かぶのが速く、思いついたらすぐやりたくなり、できないといらいらします。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、同じことが心の中で繰り返され、口では大丈夫と言いながら、夜になってもまだ考えています。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、手元のことに急に意味がないように感じ、ときどき全部投げ出したくなります。そんなときは大きな決断を先延ばしにしてください。
化忌(かき)が福徳宮の主星につくと、擎羊星は手放せないその一件を自分のせいにさせやすく、反省に大きな力を使わせます。反省の時間を決めてしまいましょう。たとえば毎週日曜の夜に三十分と決め、ほかの時間に思い出したらメモだけして、その時間まで取っておきます。
福徳宮に擎羊星があると、なぜ落ち着けないのか
福徳宮に擎羊星があり、休みの日でも落ち着かず、止まったとたんに時間を無駄にしている気がするという人がいます。この宮の擎羊星は、心の中にいつも自分を測る物差しがあり、止まっているときには、その物差しがまだやっていないことを測っているという状態です。休みをやることリストに入れ、仕事を終えたときのようにチェックをつけてみてください。擎羊星の人にとっては、タスクとして書かれた休みのほうが、かえってきちんと休めます。