疾厄宮の火星が表すもの
疾厄宮の火星(かせい)を持つと、気が高ぶりやすく、焦って作る小さな傷が多くなります。状態は急に来て、治るのも早いため、かえって見過ごされやすいことに気をつけたい配置です。
当サイトの読み方と、見るべき条件
当サイトでは、火星が疾厄宮に入る配置を、急ぎとして読みます。急いでいて起きる小さな接触や傷が、人より起きやすくなりますが、実際の程度は、疾厄宮の主星と火星の輝度で見ます。主星が安定していて火星が廟旺なら、多くは気が高ぶりやすく、せっかちな程度で済みます。主星自体も激しい星の場合や、火星が陥地に入る場合は、安全の習慣を整えておくことがより大切です。
これは傾向であって予告ではありません。気が高ぶってきたときは、先に速度を落とし、手元のことを一つずつ進めるほうが、急いで片づけるより安全です。
来るのも急、去るのも早い
不調は突然来ることが多く、よく眠れない、気が高ぶる、体のどこかが急に不調になるといった形です。来るのも早く、よくなるのも早いほうなので、そのサインを見過ごしがちです。
ゆっくり整えることはあまり得意ではなく、直接処理するのを好みます。この率直さは、小さな状況では効率になりますが、時間をかけて整える必要のある事柄では、途中でやめてしまいやすくなります。
急ぎから生まれる傷
動作が速すぎることが主な原因です。時間に追われる、準備運動をしない、感情が高ぶって飛び出す。こうして小さな傷が生まれます。
よくなると忘れてしまうのも同じです。状態が解消するとすぐ元の速さに戻り、同じことがまた起き、続くうちにこの繰り返しに慣れてしまいます。
一拍遅らせるほうが、滋養のあるものを食べるより効く
準備運動すべきときは準備運動をし、寝るべきときは寝て、急ぐときこそ少し余裕を残します。気の高ぶりはたいてい積み重なって生じるもので、よく眠ったあとはたいてい落ち着きます。
十分早く家を出る、三十分早く準備を始める。それだけで、多くのことは起きなくなります。運転、火の扱い、重い物の運搬の三つは、特にゆっくり行う価値があります。
疾厄宮の火星、地支でせっかちさの度合いを見ます
火星は寅・午・戌で廟、申・子・辰で陥です。疾厄宮が寅・午・戌の人は、かっとなってもたいていすぐに収まります。申・子・辰の人は、急ぐとあわてやすく、急ぐほどぶつけやすくなります。主星が天機星(てんきせい)なら、せっかちさは考えの中にあり、ひとつのことを考え終わらないと眠れません。主星が七殺星(しちさつせい)なら、せっかちさは動作に出て、何でも自分で手を出したくなります。
申年・子年・辰年生まれなら、鈴星(れいせい)は田宅宮に入り、疾厄宮の火星と三合で照らし合います。外では急ぎ、家に帰るとふさぎ込み、二種類の疲れが重なります。家のことで言えずにいる週は、特に怒りっぽくなります。
かっとなる気持ちが擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、急ぎに勢いが加わり、運動や荷物運びで力を入れすぎます。いちばん減速が必要なのは、その数秒です。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、早く回復したいのに回復は遅く、急ぐほどやり方を変えたくなって、どのやり方も最後までやりきれません。
火星が疾厄宮の主星の化忌(かき)に出会うと、気にしている生活リズムの問題を、一度に全部直したくなります。まず毎日決まった時間に寝床に入ることから始め、それができたら次をひとつ加えましょう。
疾厄宮に火星があると、特にかっとなりやすいのか
疾厄宮に火星があり、よくほてりを感じ、眠れず、気が短いので、この宮のせいかと尋ねる人がいます。当サイトの読み方では、疾厄宮の火星が示すのは、疲れが急に来て、かっとなるのも速いということで、病気になるかどうかは分かりません。体の状態は実際の検査と医師の判断を基準にしてください。あなたにできるのは、かっとなりやすい時間帯を見つけることです。たいていは午後のいちばん忙しいときか、夜更かしをしているときです。その前に十分間手を止めて水を一杯飲むほうが、あとで取り繕うより役に立ちます。