父母宮の火星が表すもの
火星(かせい)が父母宮に入ると、年長者、師、上司との間の空気が熱くなりがちです。話し方がまっすぐで反応も早く、そのため臨機応変に対応する力が鍛えられますが、緊張もしやすくなります。年長者本人がどんな人かは、その人自身の盤を見る必要があります。
目上の人の前では、反応が早い
物事がうまくいかないと、すぐ察し、空気が変わると、どう先に避け、どう受けるかが分かります。人より一歩早く、場を読み取ります。
そのため、同年代より反応が早く、突発的な状況の処理にも長けていて、職場では実際の強みになります。
主星によって、上の人との衝突の仕方も違う
父母宮で火星が太陽星(たいようせい)や七殺星(しちさつせい)のような外に向かう星に出会うと、年長者との衝突は、多くの場合その場で言い切って終わります。巨門星(こもんせい)に出会うと、言葉のやり取りが続くことが多くなります。天梁星(てんりょうせい)や天同星(てんどうせい)のような穏やかな星に出会うと、普段は話しやすく、ごくまれに突然言い返します。
廟旺のときは、急ぎはしても、話はまとまります。陥地のときは、多くは感情のぶつかり合いです。父母宮は上司や書類も見るので、これらの条件は、上司との付き合いにもそのまま当てはまります。
ずっと臨戦態勢でいる
緊張が習慣になり、何もなくても張りつめ、少し大きい声を聞くと叱られると思ってしまいます。
その習慣の話し方を部下や伴侶に使っても、自分では問題に気づきません。
反応の早さは残し、火は返す
最後まで聞いてから返事をしてかまわず、すぐに受けて立つ必要はありません。一拍遅れの返事は、たいてい最初の反応よりよいものです。
自分がされたいように、人に接します。反応が早いのは天賦ですが、人にゆっくり接するかどうかは、あなたの選択です。
父母宮の火星、鈴星か地劫星が子女宮に入ることもあります
火星が父母宮のとき、申・子・辰年生まれなら鈴星(れいせい)は子女宮に入り、上と下で三合に照らし合います。目上にはその場で言い返すのに、後輩とは黙り合っていて、言いたいことを直接言いません。巳・酉・丑年生まれなら、子女宮に入るのは地劫星(ちこうせい)で、後輩のために用意した段取りを急に変えなければならないことがよくあります。
主星が天相星(てんそうせい)なら、目上の人の前では決まりを守り、理不尽なことに出会ったときだけ突然言い返します。主星が紫微星(しびせい)なら、あなた自身にも主張があり、上司との間はどちらも主導したい二人のせめぎ合いになりがちです。
父母宮の火星が擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、親や上司への言葉がさらに硬くなり、言い争いになるとどちらも譲りません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、急いで返事が欲しいのに、目上はあいにくゆっくりで、待つ時間がいちばんあなたの気の短さをすり減らします。
父母宮は書類も表します。火星がこの宮の主星の化忌(かき)に出会うと、証明書や契約、申請がどこかで止まったとき、急いで電話をかけて催促しがちです。まず分かりやすい手紙を一通書き、何を提出して何が足りないのかを並べてください。そのほうがたいてい返事は早く来ます。
父母宮に火星があると、上司と合わないのか
父母宮に火星があり、三つの職場でいずれも上司とぶつかったので、この宮のせいで上司と合わないのではと心配する人がいます。この宮の火星が示すのは、目上の人の前で反応が速く、せっかちになりやすいということで、同じようにせっかちな上司と組むと特に火花が散ります。合うかどうかは、やはり相手次第です。次の仕事では、面接でひとつ多く質問してみましょう。上司はどんなふうに仕事を指示するのか、どのくらいの頻度で進み具合を確かめるのか。相手のリズムを先に知っておけば、どこで速度を落として合わせればいいかが分かります。