兄弟宮の火星が表すもの
火星(かせい)が兄弟宮に入ると、同世代の間で気性が強く出ます。一言で関係が壊れかねませんが、気が済めば何事もなかったようになります。関係の起伏は早く、気をつけたいのは、どの喧嘩が本当の傷として残るかです。きょうだい本人がどんな性格かは、それぞれの盤を見る必要があります。
ぶつかるのは早く、仲直りも早い
きょうだいとの会話はストレートで、不満があればその場で言い、声も大きくなります。言い合いのあとは、たいてい長くは覚えておらず、翌日にはまた一緒に食事ができます。外の人には分かりにくくても、本人たちは慣れています。そのため、お金や手助けのことも、かえって話しやすいのです。
同世代の間でも義理堅く、誰かがいじめられたら、真っ先に飛び出します。関係を保つのは率直さで、社交辞令ではありません。
兄弟宮の主星で、言い合いの深さが決まる
兄弟宮の主星が武曲星(ぶごくせい)、七殺星(しちさつせい)、破軍星(はぐんせい)のような硬く強い星で、そこに火星が加わると、同世代との衝突は多くの場合正面からのぶつかり合いになり、一緒に事を進めるときは、先にルールを文書にしておく必要があります。主星が天同星(てんどうせい)、天府星(てんぷせい)、天梁星(てんりょうせい)のような安定した星なら、火星はたいてい、言い合いが早く、仲直りも早くなるだけです。
火星が廟旺の地に入るなら、言い合いはしても、いざというときは手を貸します。陥地なら、口論は多く、実際に成し遂げることは少なくなります。共同の事業は、奴僕宮を別に見ます。
一言で関係が切れる
頭に血が上って、言い切ってしまうことが、最もよくある傷です。あなたが口にした一言を、相手は本当に十年覚えているかもしれず、きょうだいの間では特に忘れがたいものです。
もう一つは、外の人のために家族と争う形です。友人や同僚のために出ていくことに力を使い、振り返ると家族とのしこりは残ったままで、長く続くと家族もあなたに話しかけなくなります。
言い合いのあとを収めて、恨みを溜めない
一番きつい一言は、その場でこらえます。言いたいことを率直に言うのは問題ありませんが、人を傷つける一言は、自分の中で消化しましょう。
言い合いの翌日に、一言メッセージを送るか、食事に誘います。きょうだいの間で先に折れる人は多くなく、あなたがそれをするだけで、家の空気は大きく変わり、将来助け合うときにも口を開きやすくなります。
兄弟宮の火星、どの主星と組むと火がつきやすいか
主星が巳・亥の廉貞星(れんていせい)・貪狼星(どんろうせい)で火星が加わると、同世代とはにぎやかなことも体面も好きで、一緒に遊びに行くときがいちばん楽しく、お金や役割分担の話になるといちばん決裂しやすくなります。主星が卯・酉の天機星(てんきせい)・巨門星(こもんせい)なら、言い争うのはたいてい言葉のことで、分析をはっきり言いすぎると、相手はそのひと言を覚えています。
巳・酉・丑年生まれなら、地劫星(ちこうせい)は決まって火星の三合の位置に入り、火星が兄弟宮なら地劫星は疾厄宮です。きょうだいとけんかしたあと、疲れるのはたいていあなたのほうで、一度の言い争いで何日も気力が戻りません。
同世代の間で擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、けんかが言い合いから意地の張り合いに変わり、どちらも先に手を引こうとしません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、けんかのあと仲直りせず、一件が何か月も長引いて、顔を合わせるたびに気まずくなります。
火星が兄弟宮の主星の化忌(かき)に出会うと、きょうだいの間で繰り返し言い争う一件はお金か親の世話の分担であることが多く、話題にするたびに爆発します。次はそれをメッセージに書いて送ってみてください。文字を打つと、あなたのペースが落ちます。
兄弟宮に火星があると、同僚との付き合いは疲れるのか
兄弟宮に火星があり、会社で同期の同僚とよくぶつかるので、この宮のせいかと尋ねる人がいます。兄弟宮は同僚や同級生といった対等な人たちも表し、ここに火星があると、同世代の間で反応が速く、言い方がきつくなり、同じくらいせっかちな人と出会うと特に火花が散ります。疲れるのはたいてい仕事そのものではなく、ぶつかるたびの後始末です。会議の前に、言いたい要点を三行に書いておき、その場ではそのとおりに話しましょう。その場の勢いが減れば、同僚の記憶に残るのはあなたの中身になります。