福徳宮の地劫星が表すもの
福徳宮の地劫星(ちこうせい)を持つと、期待したことと起きたことの間に落差が生まれやすく、失望しやすい一方で割り切りやすくもあり、この二つの反応が一緒に出ることがよくあります。
得失に、こだわりが薄い
あまり期待しないので、失望も少なくなります。多くのことに「まあいいか」と反応し、傷つきにくくなりますが、意欲も弱くなります。
得失へのこだわりが人より薄く、気分が落ちたときも回復が早めです。ただ、あまりに長く静かでいると、やりたいことにも気が向かなくなります。
気持ちを内側に収める癖があり、外見は穏やかでも、中には言い残した言葉がいくつかあります。
割り切りが、関心のなさになる
争ってもよいことの多くを、「まあいいか」のひとことで譲ってしまいます。
気持ちを深く隠しすぎて、人はあなたが大丈夫だと思い、あなたも処理しないことに慣れて、言い残した言葉がずっと押さえつけられたままです。
大切に思うことをひとつ残す
多くなくて構いませんが、本当に気にかけ、そのために少し争ってもいいと思えることをひとつ持つと、日々に重心が生まれます。
つらいときは、一度話します。誰かのために強くある必要はなく、話したほうが、押し込めておくよりずっと良いです。
福徳宮の地劫星、同じ宮の主星で心の消耗が変わります
天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、気楽に暮らしたいのに、楽しみにしていた余暇がよく中断され、計画した休暇が仕事や家のことに取られてしまいます。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、心が細やかで考えすぎやすく、心の中にたまったものが体の疲れより重くなります。巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、心の中で自分と議論するのが習慣で、一つ納得したと思うと、また別のことが浮かんできます。
天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、人のことでよく気をもみ、自分のことは放っておきがちで、心の消耗の多くは人から来ています。どれが自分のことで、どれがそうでないかを、まず分けてください。
地劫星が福徳宮にある場合、卯の刻・酉の刻生まれなら地空星(ちくうせい)は向かいの財帛宮にあり、心の空振りとお金の空振りが一緒に起こりやすく、期待していた収入が入らないと、気持ちも一緒に沈みます。
心の消耗が擎羊・陀羅・火星鈴星・化忌に出会うとき
火星(かせい)か鈴星(れいせい)が三合の宮から会照すると、感情が急に高ぶり、小さなことひとつで一日中気分が悪くなります。まずその場を離れて落ち着いてから、どうするかを決めましょう。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、心のことを手放すまでに時間がかかり、一つの嫌な出来事を何か月も考え続けます。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、自分に厳しく、何か少し失うと繰り返し自分を責め、心の消耗が実際の損失より大きくなります。
福徳宮の主星に化忌(かき)がつくと、心にずっと手放せないことがひとつあります。地劫星のせいで物事を淡く受け流す癖がありますが、この件は本当は気にしています。気にしていないふりをするより、それを認めて書き出し、どんな小さな一歩なら踏み出せるかを考えてください。
財帛宮に地空星、福徳宮に地劫星があると、お金を奪われやすいのか
財帛宮に地空星があり、向かいの福徳宮に地劫星があって、友人から「お金を奪われやすい」と言われ、もともと信じていなかったのに、この二年、本当に無駄なお金をかなり使ってしまった、という人がいます。空劫が財帛宮と福徳宮に分かれているとき、よく見られるのは、お金のことが気分と結びついていることです。気分が悪いと無駄遣いをし、気分がいいと人に貸してしまいます。福徳宮の地劫星が表すのは、お金のことで心がすり減りやすいということで、お金を奪われるという意味ではありません。自分に一つ決まりを作りましょう。大きな出費や人への貸し付けは、気持ちが落ち着いているときに決め、少なくとも一日は置く。気分とお金を分けて扱うためです。