奴僕宮の火星が表すもの
火星(かせい)が奴僕宮に入ると、友人や同僚との付き合いが早く率直で、衝突も突然来ます。人のために前に出るとき、火の粉が自分に降りかかることもよくあります。友人本人がどんな人かは、それぞれの盤を見る必要があります。
輪の中で、思い切って飛び出す人
チームでは、はっきり言う人です。問題が放置されているのに耐えられず、その場で言って片づけたい性分で、ときどき場の空気を固くします。物事が詰まったときは、真っ先に飛び出し、前に進める必要があるときにはとても役に立ちますが、事を大きくしやすくもあります。
同じように急ぐ人と集まりやすいので、協力の前に、誰が収めるかを決めておきましょう。
主星を見て、火星の輝度も見る
奴僕宮の主星が天梁星(てんりょうせい)、天同星(てんどうせい)、太陰星(たいいんせい)のような穏やかな星なら、輪の中ではたいてい気が急くだけです。主星が七殺星(しちさつせい)、破軍星(はぐんせい)、廉貞星(れんていせい)のときは、輪の中での衝突と競争が比較的激しくなるので、協力の前に分担を話しておきます。
廟旺のときは、物事を担い、道を開けます。陥地のときは、その場の勢いで同調してしまい、あとから付いていくべきでなかったと気づきやすくなります。
火が燃え移れば、あなたも責任を問われる
人のために前に出るのが、最もトラブルを呼びます。相手の一言であなたも突っ込み、最後は事が大きくなり、責任は二人にかかります。
態度をすぐ翻すことも同じです。同僚が一度合わせてくれなかっただけで、その人を分類してしまい、様子を見る余地を残さないので、協力できる人の名簿がどんどん短くなります。
まず、誰の火なのかをはっきり見る
他人の火を、あなたが引き受けなくてもかまいません。相手が言い争いたいなら、まず聞いてあげて、すぐ同じ側に立つ必要はありません。一歩残しておけば、あとで取りなす余地が生まれます。
言うべきことは言い、言ったら仕事に戻ります。輪の中の人が覚えているのは、あなたが怒ったあとにどう収めたかです。
奴僕宮の火星、鈴星と主星の位置
申・子・辰年生まれの人は、父母宮にもう一度目を向けてください。火星が奴僕宮のとき、鈴星(れいせい)はそこに入り、二つの宮が三合で照らし合います。友人にはまっすぐ言うのに、目上には黙っていて、同じ不満でも友人の前ではその場で言い、上司の前では飲み込みます。
主星が卯・酉の天機星(てんきせい)・巨門星(こもんせい)なら、仲間内で弁が立つ一方、ひと言で言い争いにもなりがちです。主星が寅・申の太陽星(たいようせい)・巨門星なら、みんなの代わりに声を上げるのが好きで、筋は通っているのに口調がきつくなりがちです。主星が天同星(てんどうせい)なら、友人の間では話しやすい人で、火が出るのは置き去りにされたと感じたときだけです。
仲間内で擎羊星・陀羅星・地劫星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、友人と意見が分かれたとき、言うだけでなく勝ち負けまでつけたくなります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、協力のことであなたは急ぎ、相手はゆっくりで、何度か催促すると腹が立ちます。地劫星(ちこうせい)が三合の宮から照らすと、熱が入ると多くを注ぎ込むのに、最後に空振りしやすいので、相手がどれだけ力を出せるかを先に確かめましょう。
火星が奴僕宮の主星の化忌(かき)に出会うと、友人や同僚との間で止まっているその一件について、直接決着をつけたくなります。まず一日待ち、翌日もまだ気になるなら話してください。そのとき口から出るのは、たいてい怒りではなく要点です。
奴僕宮に火星があると、友人と共同で事業をするのに向くのか
奴僕宮に火星があり、友人と一緒に事務所を開きたいけれど、二人が大げんかになるのではと心配する人がいます。この宮の火星が示すのは、友人との協力のリズムが速く、意見がまっすぐ出るということで、けんかになるのはたいていせっかちだからで、相性が悪いからではありません。正式に組む前に、小さな案件を一緒にやってみましょう。三か月で十分です。締め切りに追われたときや問題が起きたときにお互いがどうなるかを見て、その小さな案件を一緒に最後まで仕上げられたら、大きな話に進みましょう。