財帛宮の火星が表すもの
火星(かせい)が財帛宮に入ると、お金の動きが速くなります。入るのも出るのも早く、思い切って飛び込み、賭けにも出て、儲けも損も人より一回り早くなります。財務のリズムは刺激的ですが、貯めるのが難しく、見るべきは、どう収入を得るか、どこで最も燃えて消えやすいかです。
財帛宮の火貪は、最も典型的で最も極端
火星が財帛宮で貪狼星(どんろうせい)と同じ宮に入ると、お金の位置に火貪が落ちた形です。『紫微斗数全書』巻四の財帛を論じる箇所に、貪狼星について「見火星、三十年前成敗、後三十年横発有声名」とあり、火星に出会うと三十歳前は成功と失敗を繰り返し、三十歳以後に思いがけず大きく発展して名が立つという意味です。当サイトでは、お金が突然入り、突然出ていくと読みます。武曲星(ぶごくせい)と同じ宮なら、お金のことで少し気が急き、天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、庫は比較的守られ、火星は手が早くなるだけです。
火星が廟旺なら、勢いが実際の収入に変わりやすく、陥地なら、急いで手を出して、あとで後悔することが多くなります。どちらでも、収入が速い人ほど、判断に関わらないお金をまとまった額で持っておく必要があります。
思い切って動き、実際に稼げる
チャンスへの反応が早く、ほかの人が評価している間に、もう動いています。営業、新しい路線の立ち上げ、時間を争う案件では、スピードがあなたの強みで、前提は、自分が何に賭けているかを理解していることです。
使うことにも思い切りがよく、自分への投資、道具の購入、人へのおごりも惜しみません。お金はあなたの手の中で、使うためのものです。
早く入って早く出る、残らない
衝動的な注文が最も痛い出費です。決めるのが早く、あとから条件が合わなかったと気づき、本来なら残せたお金を失います。
緩衝がないこともよくあります。稼ぎも多いが使いも多く、予備資金を残さないため、一度うまくいかないと全体が止まり、頭を下げて借りに行くことになります。
まず、手を付けないお金を分けておく
収入が入るたびに、先に一定額を決まった口座に移します。勢いのある性格を変える必要はなく、お金の一部をあなたの判断に関わらせないだけで、続けるうちに、その分があなたの支えになります。
大きな支出は三日待ちます。三日後にもまだしたいなら、多くは本当に必要なものです。
財帛宮の火星、仕事の宮でお金の浮き沈みが決まります
財帛宮の火星のお金は速く、その速さがどこへ向かうかは、仕事の宮と関わっていることが多いです。申・子・辰年生まれなら、鈴星(れいせい)は決まって火星の三合の位置に入り、火星が財帛宮なら鈴星は官禄宮です。巳・酉・丑年生まれなら、地劫星(ちこうせい)が官禄宮に入ります。前者はお金では突き進むのに仕事では黙り込み、収入の浮き沈みが仕事で口にしていないことと関わりがちです。後者は仕事の計画が空振りしやすく、収入もそれにつれて波があります。
財帛宮の火星が七殺星(しちさつせい)と出会うと、稼ぎは追い込みと時間との競争で、とても忙しい時期とがらんとした時期が交互に来ます。太陽星(たいようせい)と出会うと、付き合いや体面に使うお金が多く、ごちそうするのも贈り物も気前よく出します。
お金のことで擎羊星・陀羅星・地空星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、稼ぎは時間の奪い合いで、お金のことで人と争いやすくなります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、お金を早く入れたいのにずっと止まっていて、売掛金や手続きが何度も遅れ、そんなときにいちばん別の道を急いで探しがちです。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、お金がひとつの新しい思いつきに持っていかれやすいので、新しいものに投じる前に、それがどうやって儲かるのか自分で分かっているかを確かめましょう。
火星が財帛宮の主星の化忌(かき)に出会うと、止まっているそのお金を、もっと速いやり方で取り戻したくなります。このとき何より必要なのは追加で賭けないことで、まずその一件のいきさつをはっきり書き出してください。
財帛宮に天府星と火星があると、爆発的な収入があるのか
財帛宮が天府星(てんぷせい)と火星で、ある本には天府星は貯蓄の財だとあり、別の本には天府星と火星の組み合わせは爆発的に伸びるとあって、どちらを信じればいいのか分からないという人がいます。天府星は蔵を守る星で、お金の基本は貯められることです。火星が加わると、チャンスが来たときに手を出すのが速くなり、二つの説はどちらも半分を言っています。より正確には、土台は堅く、ときどき速い収入の波が来るという読み方です。その波をいつものことと思って出費を増やさないでください。家賃や車のローンのような決まった支出は、その波がないときの収入を基準に決めましょう。