夫妻宮の擎羊星が表すもの
夫妻宮に擎羊星(けいようせい)が入る人は、恋愛で硬めになり、なだめるのが得意ではありません。おかしなことがあればまっすぐ言い、同じくまっすぐな気性の人に惹かれやすい傾向もあります。難しいのは、相手の心に届く言い方で、相手が負けを認めるところまで言い切らないことです。
擎羊星(けいようせい)は生まれ年の十干で配置され、子午卯酉・辰戌丑未の八つの地支にしか入らず、寅申巳亥には入りません。当サイトの命盤の輝度では、辰戌丑未が「廟」、子午卯酉が「陥」です。擎羊星は必ず禄存星から順行で一つ先の地支に、陀羅星は禄存星の一つ手前の地支にあります。そのため擎羊星が夫妻宮にあるとき、禄存星は子女宮、陀羅星は財帛宮にあります。
恋愛は勢いがあり、お金は遅め
この並びでは、恋愛は勢いがあり、子の側には安定した気遣いがありますが、お金は遅めで滞りがちで、二人はお金のことで消耗しやすくなります。
擎羊星が廟地(辰戌丑未)に入るなら、恋愛での硬さは多くの場合、有能さと自分の意見で、争いは多くても話し合えば通じます。陥地(子午卯酉)に入ると、口論と沈黙が増えます。夫妻宮の主星が太陰星(たいいんせい)や天同星(てんどうせい)のような柔らかい星なら、擎羊星によって、優しいあなたにも、とても硬い一面が出ます。主星が廉貞星(れんていせい)や破軍星(はぐんせい)なら、衝突は比較的激しくなります。
言いたいことは率直に言い、遠回りしない
二人の付き合い方は、あけすけです。不満があれば言い、あれこれ推測し合いません。よい点は手間がかからないことで、悪い点は緩衝が少ないことであり、痛いところに触れると、特に痛くなります。
大切に思う気持ちの表し方は実際的で、問題を解決し、やるべきことを片づけます。物事をきちんとすることが気遣いだと考えますが、相手には温かさとして伝わりにくいことがよくあります。
言い負かしたとき、人は遠ざかる
言い争いの最後は、正しいかどうかの話だけになります。論理は明快で、勢いも十分あり、言い合いに勝つことが多いのですが、相手が求めているのは分かってもらうことで、あなたの言い分が正しいほど、相手は遠ざかります。
心の中に帳簿もあります。誰が何を言ったか、誰が先に折れたか。それを持ち出すと、相手はこの何年かの優しさがすべてなかったことにされたと感じます。
先に気持ちを扱い、次に事柄を扱う
相手がつらいときは、まず最後まで聞いてから、理屈を話します。順序が合っていれば、同じ一言でも相手は聞き入れられます。順序が逆なら、どれほど正しい内容も攻撃に変わります。
二人でよく言い合いになる事柄は、気持ちが落ち着いている日に、先にやり方を話し合っておきます。お金の分け方、家事の分担を、書き出します。言い合いのあとに話すより、前もって話しておくほうが楽です。
夫妻宮の擎羊星、その硬さは外から持ち帰ったもの
擎羊星が夫妻宮にあると、遷移宮と福徳宮から照らし合い、官禄宮が真向かいにあります。恋愛での硬さは、外から持ち帰ったものであることが多いのです。仕事では勝ちたい、外では体面を保ちたいという気持ちのまま家に戻り、切り替えないうちにパートナーへの口調も指示のようになります。
生まれ年にも手がかりがあります。乙・丁・己・辛・癸年生まれなら擎羊星は辰・戌・丑・未で廟になり、恋愛でのまっすぐさは頼りがいとして出やすくなります。甲・丙・戊・庚・壬年生まれなら子・午・卯・酉で陥になり、口げんかが多めなので、まず口調をやわらげることがいっそう大切です。
恋愛の擎羊星に火星・鈴星・地空・化忌が重なるとき
火星(かせい)が同じ宮にあると、けんかのとき二人とも頭に血がのぼり、言葉は速くて重く、あとで謝るのはいつも疲れているほうになります。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、その場では言い争わず、何日も不機嫌な顔で過ごすため、相手はどのひと言に怒っているのか見当がつきません。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、恋愛に理想の基準があり、現実の付き合いがそこに届かないと、すぐに断ち切りたくなります。
化忌(かき)が夫妻宮の主星につくと、話がまとまらないのはどこに住むか、お金をどう管理するかといったことが多く、擎羊星は一度で話し終えたくさせます。けれどもこうした話はたいてい何度も必要です。最初の話し合いでは、お互いの立場をはっきりさせることだけを目標にし、結論は急がないでください。
夫妻宮に擎羊星だけがあると、結婚に向かないのか
夫妻宮に主星がなく擎羊星だけがあり、恋愛運が悪く結婚に向かないのではと心配する人がいます。夫妻宮に主星がないときは、向かいの官禄宮の主星を借りて読みます。擎羊星はこの関係にまっすぐさと硬さを加えるだけで、結婚に向くかどうかは命盤全体で見るもので、この星ひとつでは決まりません。役に立つのは、自分がどんなタイプに惹かれるかを知ることです。擎羊星がここにあると、主張がはっきりしていて手際のよい人に惹かれやすく、硬い者同士が一緒になるなら、けんかのときにどちらが先に止めるかを決めておくほうが、やわらかい人を選ぶより現実的です。