夫妻宮の天府
夫妻宮に天府星(てんぷせい)がある人が相手を選ぶときに見るのは、一緒に暮らしていけるかどうかです。安定していて、見通しがあって、将来を一緒に考えてくれるか。刺激があるかどうかは二の次です。
夫妻宮の天府の配置は6通りです。子・午の宮では武曲と同宮で、対宮の官禄宮は七殺。丑・未の宮では単独で入り、官禄宮は廉貞七殺。寅・申の宮では紫微と同宮で、官禄宮は七殺。卯・酉の宮では単独で入り、官禄宮は武曲七殺。辰・戌の宮では廉貞と同宮で、官禄宮は七殺。巳・亥の宮では単独で入り、官禄宮は紫微七殺。どの配置でも、命宮には必ず貪狼があります、三合の福徳宮には必ず天相があります。
求めるのは、一緒に暮らしていける人
あなたはパートナーに現実的なものを求めます。責任感があること、言ったことを守ること、恥をかかせないこと。相手のためにお金を使い、生活を整える気持ちがあり、相手にもその心遣いを大切にしてほしいと願っています。
冷蔵庫に食材があるか、請求書を期日どおり払っているか、家がきちんとしているか。あなたはそのすべてを気にかけています。落ち着きがあって、家庭を切り盛りできる人に惹かれやすいでしょう。同宮する星も見ます。紫微星(しびせい)と同宮なら、関係に名分も体面も求めます。武曲星(ぶごくせい)と同宮なら、現実的で、愛情を言葉にするのは少なめです。廉貞星(れんていせい)と同宮なら、愛情が濃く、ふたりの過ごし方の品にもこだわります。
すべて計画済み、でも気持ちは聞いていない
関係をプロジェクトのように進めてしまいがちです。住まいも貯金も子どもの学校も段取り済みなのに、相手が楽しいかどうかはほとんど聞きません。お金で気持ちを示しているのに、相手が聞きたいのは、ひとことだったりします。
体面を最優先にして行き詰まることもあります。他人のひとことのためにお金を足したり、場を大きくしたりして、ふたりとも窮屈になってしまいます。
気持ちも計画に入れる
夕食のとき「今日はどうだった?」と聞き、聞き終えてから来週の予定を話します。お金の話は日を決めて一緒に見て、けんかの最中に持ち出さないようにしましょう。
ときには体面を手放して、誰にも見せなくていい週末を過ごすと、関係がぐっとゆるみます。
夫妻宮の天府星、明るさが二人の蓄えを決めます
天府星は丑・未で単独なら廟で、恋愛で求めるのは安定で、二人の暮らしを一歩ずつ築き、大きな浮き沈みはあまりありません。巳・亥で単独なら得地どまりで、暮らしを安定させたい気持ちは同じでも、手元のものが足りない気がして、お金や将来への不安が一枚加わります。
紫微星(しびせい)と天府星が寅にあれば天府星は廟、申にあれば得地です。寅宮のあなたは関係の中でおおらかで、二人の将来のために先に差し出すことをいといません。申宮のあなたは与えたものと返ってくるものを比べがちです。廉貞星(れんていせい)と天府星が辰・戌にあるとき、天府星は廟、廉貞星は利で、情も暮らしの質も大切にし、記念日も家の飾り付けもおろそかにしません。
夫妻宮の天府星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)は子・午・卯・酉に入らないので、武曲星(ぶごくせい)・天府星や卯・酉で単独の天府星の夫妻宮では出会いません。ほかの地支で陀羅星に出会うと、結婚、家の購入、引っ越しといった決断が何度も先延ばしになり、二人とももっと条件がよくなるのを待っています。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、関係の中での守りが固く、相手のお金の使い方や友人付き合いまで管理したくなります。
天府星は化忌(かき)になりません。壬年生まれで夫妻宮が武曲星・天府星の人は、武曲星の化忌がこの宮に入り、二人の間でお金の分け方をめぐって摩擦が起きがちです。甲年生まれで夫妻宮が廉貞星・天府星の人は廉貞星が化禄(かろく)になり、恋愛に甘さが一つ加わる一方、義理の付き合いも増えます。お金の分け方は、まず共同の口座を一つ作り、毎月それぞれ決まった割合を入れ、残りは各自で管理する形にしましょう。
夫妻宮に天府星があると、相手はお金持ちなのか
夫妻宮に天府星があるのを見て、蔵の星が夫妻宮に入っていると聞き、お金持ちと結婚するのかと尋ねる人がいます。この宮の天府星が示すのは、恋愛で安定を重んじ、家庭をしっかり営める人に惹かれ、二人でお金を貯められるということで、相手の家が裕福だという意味ではありません。相手がいくら持っているかより、お金について計画があるかを見ましょう。付き合って半年ほどたったら、お互いの貯金の習慣について話してみるとよいでしょう。