夫妻宮の紫微
夫妻宮に紫微星(しびせい)が入る人の恋愛は、担うことで示されます。人を好きになると、相手のことを自分のこととして処理し、同時に、尊重されることをとても必要とします。長期の同棲も真剣な交際も、この宮で見ます。
夫妻宮の紫微の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の官禄宮は貪狼。丑・未の宮では破軍と同宮で、官禄宮は天相。寅・申の宮では天府と同宮で、官禄宮は七殺。卯・酉の宮では貪狼と同宮で、官禄宮には主星がありません。辰・戌の宮では天相と同宮で、官禄宮は破軍。巳・亥の宮では七殺と同宮で、官禄宮は天府。どの配置でも、三合の遷移宮には必ず武曲があります、福徳宮には必ず廉貞があります。
愛情の与え方は実際的で、言葉は多くない
愛し方はとても実際的で、送り迎え、問題の解決、相手の暮らしの段取りを整えることで示し、甘い言葉は少なめで、行動で自分がそばにいることを伝えます。デートは気ままでかまいませんが、賃貸契約、保険、家で誰が切り盛りするかといったことには、はっきりした取り決めがほしいと考えます。
求めているのは、自分の意見と力量を持つパートナーです。やわらかすぎる人、依存しすぎる人には、最初は心が動いても、長く続くと疲れます。自分だけが担う恋愛はしたくないのです。能力があり、面子を大切にする人に惹かれやすく、同じ宮が貪狼星(どんろうせい)なら、恋愛に遊び心が増え、七殺星(しちさつせい)なら、より硬く、先に譲ろうとしません。あわせて見る必要があります。
尽くしたことが命令に聞こえ、言い合いでは先に折れない
言い合いになると、あなたは先に認めません。非を認めることはありますが、気持ちが落ち着いてから理屈を話す習慣があり、相手はその沈黙を冷戦ととらえがちです。また、尽くすことを愛と考え、相手が自分に従うことを愛されていることと考えます。相手は対等でありたいだけなのに、あなたは重んじられていないと感じます。
仕事が詰まると、恋愛にまず影響が出ます。残業、異動、自分での起業などで、削られるのはたいてい二人で過ごす時間です。家のことを切り盛りするのも、気づけばまたあなた一人になっています。
不安を「必要」として言葉にし、労働時間に線を引く
返信が遅い、予定が合わない。そうしたことが棘になりえます。練習したいのは、不安を一言で言葉にすることで、しがみつくか姿を消すかで安心を得ようとしないことです。まず二つやってみてください。毎日、仕事の話をしない時間を確保すること、大事な決定は顔を合わせて話し、残業のあとで頭が空になってから話さないことです。
夫妻宮の紫微星、明るさが恋愛での重みを決めます
当サイトの命盤で使う明るさでは、紫微星は午・丑・未で廟、子では平にすぎません。紫微星が午で夫妻宮にあれば、恋愛であなたが求める敬意は与えられやすく、子宮なら同じように主導したくても相手が素直に従うとは限らず、関係の中でまず自分を証明することが多くなります。
紫微星と天相星(てんそうせい)が辰・戌にあるときは得地どまりで、二つとも強くはなく、恋愛で決まりや名分を重んじても、双方の家族の意見に引っぱられがちです。紫微星と破軍星(はぐんせい)が丑・未にあるときは、紫微星が廟、破軍星が旺で、恋愛では思い切って愛し、思い切って変え、出会い、交際、結婚を決めるまでの歩みが人より速くなります。
恋愛の紫微星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)は寅・申、巳・亥、辰・戌、丑・未にしか入らず、子・午・卯・酉には入りません。紫微星が丑・未、寅・申、辰・戌、巳・亥で夫妻宮にあるときに陀羅星に出会うと、恋愛で落ち着きたいのに、家族の意見や住まいや時期のことで何度も先延ばしになります。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、関係の中での口調がさらに硬くなり、けんかではひと言で結論を出してしまい、相手は相談の余地がないと感じます。
紫微星は化忌(かき)になりませんが、同じ宮の貪狼星(どんろうせい)はなります。癸年生まれで、夫妻宮が紫微星・貪狼星の人は、貪狼星の化忌がこの宮に入り、恋愛では欲求や期待に関わることがひとつ気にかかりがちです。そんなときは、どの期待が相手の約束したもので、どれが自分の胸の中にあるだけのものかを分けましょう。後者はまず口に出さなければ、求めることもできません。
夫妻宮に紫微星があると、自分中心になりやすいのか
夫妻宮に紫微星がある人は恋愛で自分中心になりやすく、そのうえ左輔星(さほせい)や右弼星(うひつせい)に出会わないと孤君(こくん、ひとりきりの君主)になると言われることがあります。夫妻宮の紫微星はたしかに主導したがり、相手の気持ちがあなたの段取りの後回しになりやすいものです。左輔星や右弼星が三方にあるかどうかの差は、間に立ってやわらげてくれる人がいるかどうかです。練習したいのは、決める権利の半分を手放すことです。家のことの半分は相手に決めてもらい、あなたは口を出さない。そうすれば、関係が一人で背負うものにならずにすみます。