夫妻宮の廉貞
夫妻宮に廉貞星(れんていせい)がある人は、恋愛や結婚での気持ちの濃度が高く、愛は深く、要求は高く、小さなごまかしも見過ごせません。才能があり個性のある人に惹かれ、相手が自分を大事にしているかどうかも、とても気にします。
夫妻宮の廉貞の配置は6通りです。子・午の宮では天相と同宮で、対宮の官禄宮は破軍。丑・未の宮では七殺と同宮で、官禄宮は天府。寅・申の宮では単独で入り、官禄宮は貪狼。卯・酉の宮では破軍と同宮で、官禄宮は天相。辰・戌の宮では天府と同宮で、官禄宮は七殺。巳・亥の宮では貪狼と同宮で、官禄宮には主星がありません。どの配置でも、三合の遷移宮には必ず紫微があります、福徳宮には必ず武曲があります。
濃い。そして、応えも見えるように
恋愛にはとても入れ込み、細部を覚え、儀式のような節目を大切にし、相手のために変わることもいといません。魅力もあり、言い寄る人は通常少なくありませんが、本当に目に留まる人はわずかです。
求めているのは、第一に置かれている感覚です。相手の一つの目つき、一言を、大きく読み取ります。貪狼と同宮すれば、魅力が強く、試されることも多くなります。破軍や七殺と同宮すれば、関係の起伏が大きく、慣れるまで長くかかります。関係の中で求めているのは、真剣に扱われることで、口にした約束事を、相手に覚えていてほしいと思っています。
探りで、答えを得ようとする
探りを入れる習慣があり、直接尋ねず、一言を投げて相手が受けるのを待ちます。受け取れば安心し、受け取れなければさらに冷たくなり、相手はいつも推測し、推測のあげく疲れてしまいます。
基準が高すぎて、相手が息苦しくなることもあります。心の中に、こう私を扱うべきだという筋書きがあり、相手がそのとおりに演じなければ、大切にされていないと感じます。職場の空気を家に持ち帰り、感情より先に口調が届くこともよくあります。
話を打ち明け、濃さを長所に変える
気にしているなら、気にしていると言い、冷戦で試しません。一度に一つのことを話し、まず気持ちをはっきり伝え、それから事実を話すと、相手に伝わります。
相手が成長する余地も残します。もっと良くなってほしいと求めてもよいのですが、人と比べたり刺のある言葉で追い立てたりする必要はありません。
夫妻宮の廉貞星、明るさが恋愛の温度を決めます
廉貞星は寅・申で廟となり、単独で夫妻宮にあると、恋愛では濃くても節度があり、好きになれば本気で、相手に空間が必要なこともわかっています。巳・亥で貪狼星(どんろうせい)と同じ宮に入ると二つとも陥で、引きつける力はいちばん強い一方、感情もいちばん収まりにくく、熱いときはとても熱く、冷めるのも速くなります。
廉貞星と天府星(てんぷせい)が辰・戌にあるとき、廉貞星は利、天府星は廟で、濃い情に家庭を大事にする気持ちが加わり、二人の暮らしの土台を作ろうとします。廉貞星と七殺星(しちさつせい)が丑・未にあるとき、七殺星は廟で、恋愛では言ったことを実行しますが気性も硬く、けんかになるとどちらも先に折れません。
夫妻宮の廉貞星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、恋愛での言葉がさらに鋭くなり、けんかになるといちばん痛いひと言を選んでしまいます。擎羊星は寅・申・巳・亥に入らないので、廉貞星が単独のときや、廉貞星・貪狼星の夫妻宮では出会いません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、胸の中の不満を言わずに引きずって冷たさに変わり、相手はあなたが急に遠くなったとしか感じません。
丙年生まれの人は廉貞星の化忌(かき)が夫妻宮に入り、恋愛では信頼に関わることがひとつ宙に浮いたままになりがちで、相手の返信が遅いだけで考え込みます。癸年生まれで夫妻宮が廉貞星・貪狼星の人は、貪狼星の化忌がこの宮に入り、期待と現実のずれに何度も落胆します。どちらの場合も、まず相手が実際に言ったことと、あなたが自分で補ったことを分けましょう。
夫妻宮が廉貞星・貪狼星だと、恋愛はうまくいかないのか
夫妻宮が廉貞星・貪狼星で、ネットで恋愛によくないと書かれていて、一生難しいのかと尋ねる人がいます。巳・亥の廉貞星・貪狼星は二つとも陥で、示しているのは、恋愛で求めるものが多く基準が高いということで、妥協するくらいなら一人でいいという人も少なくありません。恋愛がうまくいかないと決めつけるものではありません。相手に求める条件を書き出し、三つだけになるまで削ってみましょう。本当に求めているものがはっきりします。