遷移宮の破軍
遷移宮に破軍星(はぐんせい)がある人は、外に出る、街を変える、仲間を変えることが日常で、見知らぬ場所のほうが、家にいるよりも力が出ます。
遷移宮の破軍の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の命宮は廉貞天相。丑・未の宮では紫微と同宮で、命宮は天相。寅・申の宮では単独で入り、命宮は武曲天相。卯・酉の宮では廉貞と同宮で、命宮は天相。辰・戌の宮では単独で入り、命宮は紫微天相。巳・亥の宮では武曲と同宮で、命宮は天相。どの配置でも、三合の夫妻宮には必ず貪狼があります、福徳宮には必ず七殺があります。
命宮にある天相星(てんそうせい)によって、本人は節度を重んじ決まりを守りますが、外に出ると、変化への対応や、他の人が残した後始末を押しつけられがちです。
環境が変わるのは充電になる
同じ場所に長くいると息が詰まり、街や仲間が変わると力が出ます。適応が早く、見知らぬ場所もあまり怖くありません。
機会はしばしば新しい場所に現れます。転勤や赴任、開拓、再出発は、すべてあなたの得意な場です。その勢いをどう使うかは、命宮の星の組み合わせに合わせて見ます。
動き続けて、根がなくなる
ずっと変え続けると、そのたびに積み直しになり、人脈も専門性も残りません。問題に出会うたび環境を替えれば、問題もあなたについてきます。
外で知り合う人は多い分、失うものも多く、関係の切れるのが早くなります。赴任先や新しい街では、あなたが一人で先に局面を切り開き、周りに相談できる知り合いがいないことがよくあります。相談できる人が一人か二人いれば、飛び出していっても戻ってこられます。
替える前に、問題なのか環境なのかを分ける
離れる前に書き出します。今回は環境が合わないのか、自分が逃げているのか。逃げているのなら、まず処理してから去ります。
どの移動にも、いくらかの人と力が残ります。それを大切にしまっておきます。2、3人、長く連絡を取る人を残し、どの街に引っ越しても付き合いを続ければ、次に環境を変えるときも、完全にゼロから始める必要はありません。
遷移宮の破軍星、明るさで外で切り開く力が変わります
破軍星は子・午で単独なら廟で、外で局面を切り開け、見知らぬ場所ほど道が開けます。辰・戌では旺で、外でよく環境を変え、変えるたびに少しずつ力を身につけて持ち帰ります。寅・申の破軍星は得地にとどまり、外での乗り換えが頻繁で、残るものが少なくなります。
紫微星(しびせい)と破軍星が丑・未にあると、紫微星は廟、破軍星は旺で、外でのあなたの変化には人がついてきて、新しい局面を任されることがよくあります。廉貞星(れんていせい)と破軍星が卯・酉にあると、廉貞星は平、破軍星は陥で、外での人間関係の浮き沈みが大きく、協力関係ができるのも早ければ、離れるのも早くなります。
遷移宮の破軍星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、外で急いで突き進み、その土地の人とぶつかりやすくなります。破軍星が寅・申か巳・亥にあるときは、この宮に擎羊星が入りません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、外での計画がよく止まり、手続きもビザも契約も一つずつ待たされます。
甲年生まれの人は破軍星が化権(かけん)になり、外で主導権を持ち、新しい局面はあなたが開きます。癸年生まれの人は破軍星が化禄(かろく)になり、外での機会も収入も多くなります。新しい場所に着いたら、まず毎週決まってすることを一つ見つけましょう。たとえば同じ店で朝食をとるのです。見知らぬ場所が少しずつなじみの場所になります。決まった小さな習慣は、新しい場所でいちばん早く伸びる根です。
遷移宮に破軍星があると、ずっと住む場所を変え続けるのか
遷移宮に破軍星があるのを見て、一生落ち着けないのではと心配する人がいます。この宮が示すのは、あなたの外での変化が多く、場所を変えるのは当たり前のことで、欠点ではないということです。新しい場所に行くたびに、今回はどのくらいいるつもりかを先に決め、その時期が来たら、延ばすか去るかをもう一度見直しましょう。そうすれば、場所を変えるのはあなたが選んだことになり、押し流されたことにはなりません。