遷移宮の文曲星が表すもの
遷移宮の文曲星を持つ人は、環境を変えるとき、ひとことで道を切り開けます。また、余計な一言のせいで、出先で噂の種を残すこともあります。人があなたに抱く第一印象は、たいていその場で言った言葉から来ます。
新しい場所では、まず空気を探る
新しい街、新しい会社に着くと、まず人と場を見分けます。誰が話しやすいか、どこなら口を開けるか。道はまだ慣れていなくても、人はすぐ覚え、タクシーの運転手、受付、同期の人とも、二言三言は話せます。
出張や外の土地での会議では、冷えた場を引き取るのはあなたであることが多く、散会のときに「じゃあ、ついでにそこを話しておいてもらえますか」のひとことで、仕事があなたに落ちてきます。環境を変えることは、あなたにとって、舞台を変えるようなものです。
場を温める相手を、間違える
そこまで親しくない相手に話しすぎて、自分は場を温めているつもりでも、相手が覚えているのは余計なひと言だけです。現地の会食で口頭の約束をしすぎ、日程と費用を確認しないまま、戻ってから、もう一件増えていたことに気づきます。
旅行も、社交が次から次へと続く予定になりやすく、同行者が先に疲れても、あなたは、その土地を本当には知らないままです。
出かける前に、何を話すか決めておく
出発前に、話すことを三つ、話さないことを三つ書きます。場が合わなければ、場を温める必要はありません。
現地での観察は書き残して、自分の専門に変えます。回った市場、会った人、行った講義を、持ち帰れる一枚にまとめます。
遷移宮の文曲星、廟と陥、化科と化忌
文曲星は巳・酉・丑で廟となり、丑の刻・巳の刻・酉の刻に生まれた人がこの形になると、どこへ行ってもすぐに人と打ち解け、家にいるより外のほうが話がはずみます。卯・未・亥では旺で、外で人と関わるのが好きで、旅行から帰ると新しい友人の連絡先がたくさん増えています。
午・戌で陥となるのは寅の刻・午の刻に生まれた人で、外で話すとよく誤解され、故郷では何でもないひと言が、よその土地では人を不快にさせます。
辛年生まれで文曲星が化科となって遷移宮に入ると、よその土地での活躍が目に留まりやすく、研究会、コンテスト、発表会によくあなたの名前があります。己年生まれで文曲星が化忌となって遷移宮に入ると、外ではいちばん口約束が危ういので、宿の予約、車の手配、協力の条件は、どれも相手に文字でもう一度確認してもらってください。
外出先で擎羊星・陀羅星・鈴星が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が文曲星と一緒に遷移宮に入ると、外で自分のために交渉するときの言葉が硬く、話はまとまっても、相手の記憶にはあなたの態度が残ります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、よその土地で言うべきことを先延ばしにし、返金や部屋の交換を求めるのも、立ち去るまで言えずじまいになります。
申・子・辰、巳・酉・丑、亥・卯・未の年に生まれた人は、鈴星(れいせい)が文曲星の向かいにあります。文曲星が遷移宮にあるとき鈴星は命宮にあり、外ではよく話せるのに心の中はいつも急いでいて、予定が一つ計画どおりにいかないだけで落ち着かなくなります。
遷移宮に文曲星があると、営業に向くのか
遷移宮に文曲星があると、営業や、外で人と話す仕事に向いているのか、とよく聞かれます。遷移宮の文曲星が示すのは、外では話がうまく、人の記憶に残りやすいということで、営業、外回り、イベント、ガイドなどの仕事がよく合います。向いているかどうかは、命宮の主星と、あなた自身がずっと外を回るのが好きかどうかで決まります。まず一週間、外で人と話した回数と結果を記録し、どんな場面がいちばん気楽かを見てください。