紫微家

遷移宮の紫微

遷移宮に紫微星(しびせい)が入る人は、慣れた輪を離れると、かえって方向を決め、体裁を整えられるようになります。よその土地、新しい会社、見知らぬ場でも同じです。家では口数が少なくても、外に出れば席を求め、側近を求めます。

廉貞夫妻身甲寅兄弟乙卯破軍命丙辰天同父母丁巳武曲天府福徳戊午太陽太陰田宅己未貪狼官禄庚申天機巨門奴僕辛酉天梁疾厄癸亥七殺財帛甲子子女乙丑紫微得天相得遷移宮壬戌土五局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:紫微が遷移宮にある例(あなたの命盤ではありません)

遷移宮の紫微の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の命宮は貪狼。丑・未の宮では破軍と同宮で、命宮は天相。寅・申の宮では天府と同宮で、命宮は七殺。卯・酉の宮では貪狼と同宮で、命宮には主星がありません。辰・戌の宮では天相と同宮で、命宮は破軍。巳・亥の宮では七殺と同宮で、命宮は天府。どの配置でも、三合の夫妻宮には必ず廉貞があります、福徳宮には必ず武曲があります。

顔なじみの輪を離れると、外のほうがホームになる

遷移宮に紫微星が入る人の多くは、家では静かでも、外に出ると自然に秩序をまとい、見知らぬ人も気づかないうちにその人の話を聞きます。顔なじみの輪を離れると、古い印象で枠にはめる人がいないので、かえって解放されます。

都市を変える、業界を変える、地域をまたいで協力するなど、外に出ていくことに向いています。環境が方向を決める人を必要とするほど、あなたは前に出られます。居心地がよすぎて誰も気に留めない場所にいると、力量はかえって発揮されません。同じ宮が七殺星(しちさつせい)や破軍星(はぐんせい)なら、外での変動と勢いはより大きく、天府星(てんぷせい)や天相星(てんそうせい)なら、外では安定寄りで、決まりを守ります。

必ず遠くへ行かなければと考える、あるいは臨機応変だけに頼る

外ではホームのようだからといって、家にいれば道がないわけではなく、故郷を離れなければならない決まりもありません。この宮が言っているのは、外では、場づくりと担う力で道を切り開き、同時に、その場づくりに消耗もするということです。

臨機応変だけに頼ると損をします。書類が揃っていない、生活リズムが整っていない、外に何かを任せられる人がいないと、見知らぬ土地で一人でいる孤独がまず訪れます。場を大きく張るほど、振り返ったときの空しさも大きくなります。

出かける前に三つのことを備える

出かける前に三つのことを整えます。身分証と書類が揃っているか確認すること、最初の一週間の生活リズムを決めておくこと、現地に着いたら、助け合える人を二、三人知っておくことです。外に側近がいれば、あなたは緊張を緩められ、外で孤立させられると、家に戻ったときにかえって議長席をいっそう固く握りたくなります。外で持ちこたえられるのは、たいてい後方支援のおかげで、勢いは二の次です。

遷移宮の紫微星、明るさが外での勢いを決めます

当サイトの命盤で使う明るさでは、紫微星は午・丑・未で廟、辰・戌では得地どまり、子では平です。紫微星が午で遷移宮にあれば、外に出たとたんに勢いがあり、知らない人も自然とあなたを取り仕切る人として扱います。子宮なら、外でも主導したいのに、まず実績を出してからでないと認められないことがよくあります。

紫微星と貪狼星(どんろうせい)が卯・酉にあるとき、紫微星は旺、貪狼星は利で、外では付き合いが広く接待も多く、サービス業や営業、人を説得する仕事に向きます。紫微星と天相星(てんそうせい)が辰・戌にあるときは二つとも得地で、外では決まりと節度を守り、勢いではなく落ち着きで信頼を得ます。

外での紫微星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、外で人と主導権を強く争い、協力はよく誰が決めるかで止まります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、外での用事が手続きや待ち時間に足止めされやすく、計画が延びに延びます。紫微星・天府星(てんぷせい)や紫微星・七殺星(しちさつせい)が遷移宮にあるときは擎羊星が入れず、紫微星の単独や紫微星・貪狼星のときは陀羅星が入れません。

紫微星は化忌(かき)になりません。乙年生まれの人は紫微星が化科(かか)になり、外での評判が人の目に留まって、どこへ行ってもあなたを紹介してくれる人がいます。この年は太陰星(たいいんせい)が化忌になりますが、太陰星は紫微星の三方四正に入らないので、この化科と同じ組の宮に重なることはありません。

紫微星と貪狼星が遷移宮にあると、サービス業に向いているのか

遷移宮が紫微星・貪狼星で、サービス業に向いていると聞いて、本当かと尋ねる人がいます。遷移宮の紫微星と貪狼星は、外で説得力があり、人付き合いがよく、応対が上手だということで、サービス業、営業、広報、飲食など人と向き合う仕事はどれも合います。気をつけたいのは貪狼星の遊び心で、外では接待も誘惑も多いので、うまくいく人は付き合いを仕事として扱い、付き合いに仕事を食われないようにしています。