遷移宮の天鉞星が表すもの
遷移宮の天鉞星(てんえつせい)を持つと、初めての場所で誰かがあなたのために方法を考え、そっとこつを教えてくれます。無理に割り込まなくても助けてもらえますが、長く続くと、ずっと案内を待ちやすくもなります。
そっとこつを教えてくれる人がいる
新しい街や新しい職場で、こっそり助言してくれる人によく出会います。手順の進め方、誰の話を聞くべきか、どの件にはまだ触れないほうがいいか。こうした人は、たいてい手柄を主張しません。
外でのあなたの印象はやわらかく、人は比較的助けたくなります。中から誰かが開けてくれた扉もあり、あなた自身は気づいていないことさえあります。
ずっと案内を待つ
誰かが先に話してくれることに慣れ、自分で探らないと、環境が変わるたびに一からやり直し、毎回新人のようです。
人情で入ったのに、示せるものがないと、人は扉を開けてくれても、次はあなたを紹介しにくくなります。
人が道を教えてくれても、道は自分で歩く
聞いたこつを書き留めて使ってこそ、あなたのものになります。聞くだけで実行しなければ、次もまた聞くことになり、人も成長していないと感じます。
自分で場を開く練習もします。新しい場所に着いたら、人に話せることを一つ先にやっておくと、人の助けがつながり、いつまでも案内される側でいなくて済みます。
遷移宮の天鉞星、擎羊星と陀羅星の位置は生まれ年しだい
甲・乙・辛・癸年生まれで天鉞星が遷移宮にあると、陀羅星(だらせい)は決まって命宮に、擎羊星(けいようせい)は福徳宮に入ります。外ではよく陰で助言してくれる人がいるのに、あなた自身は半歩遅れ、長く考えてからでないと動けず、心は急いでいるので、待ちながら苛立つことがよくあります。
庚年生まれなら、陀羅星は天鉞星と同じく遷移宮の未に入り、擎羊星は財帛宮に入ります。外でのことには手を貸してくれる人がいても、手続きや書類が長引きがちで、出先で何日か余計に待つのはよくあることで、外出の出費も見積もりより高くなります。
壬年生まれなら、禄存星(ろくぞんせい)が命宮に入り、天鉞星は向かいの遷移宮にあります。外では陰で助けてくれる人がいて、自分でも守りが固く、一歩ずつ外へ出ていく組み合わせです。擎羊星は父母宮に、陀羅星は兄弟宮に入るので、目上の言葉はきつく、きょうだいのことは長引き、この両方にいつも気を配ることになります。
外の土地で火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌に出会うとき
火星(かせい)が遷移宮に同居すると、外での機会は急に現れることが多く、誰かが内々に空きのポストを知らせてくれて、翌週には着任ということもあります。鈴星(れいせい)が同居すると、外で受けた嫌な思いを黙って抱え込み、家に帰ってから爆発します。地空星(ちくうせい)が同居すると、新しい環境への想像はよくても、着いてみると聞いていた話と違うと気づき、地劫星(ちこうせい)が同居すると、外出先の出費が予算を超えがちで、交通や宿泊で余計にかかります。
遷移宮の主星に化忌(かき)がつくと、出かけるたびにある件が気になり、体は外にあっても、心は家やもとの仕事に残っています。出発前にその件を信頼できる人に任せておくほうが、道中ずっと心配しているよりよいでしょう。
遷移宮の天鉞星、外に出ると面倒を見てもらいやすいのか
遷移宮に天府星(てんぷせい)と天鉞星があると、この組み合わせは何を表すのか、外に出ると面倒を見てもらいやすいのかと聞かれることがよくあります。遷移宮の天鉞星は、新しい環境に移ったとき、陰で道を教えてくれる人がいて、入りやすいという意味です。同じ宮の主星は外でどんなことをするかを決め、天府星は安定と守りに向きます。面倒を見てもらえるのは出発点で、そこに居続けられるかはあなた自身の働きしだいです。新しい土地に着いたら、内々にコツを教えてくれるのは誰かを、まず確かめておきましょう。