遷移宮の七殺
遷移宮に七殺星(しちさつせい)がある人は、外に出た途端にギアが切り替わります。新しい街や新しい会社ではかえって解放され、任務を引き受け、条件を交渉する勇気がありますが、率直すぎて人と摩擦を起こしやすくもなります。命宮には天府星(てんぷせい)があり、本人は実は落ち着いて安全を重んじますが、外では環境に押されて突き進むことがよくあります。内は安定、外は動、がこの宮の特徴です。
遷移宮の七殺の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の命宮は武曲天府。丑・未の宮では廉貞と同宮で、命宮は天府。寅・申の宮では単独で入り、命宮は紫微天府。卯・酉の宮では武曲と同宮で、命宮は天府。辰・戌の宮では単独で入り、命宮は廉貞天府。巳・亥の宮では紫微と同宮で、命宮は天府。どの配置でも、三合の夫妻宮には必ず破軍があります、福徳宮には必ず貪狼があります。
場所が変わると、のびのびする
慣れた環境ではしばしば息苦しく、街や会社が変わるとかえって力が出ます。外の土地では任務を引き受け、条件を交渉する勇気があり、最初からやり直すことを怖がりません。
外では成果で語り、付き合いには頼りません。人があなたに従うのは、あなたが本当に仕事をやり遂げるからです。遷移宮に紫微七殺、武曲七殺、廉貞七殺が同宮する場合、外から与えられる舞台は大きくなり、圧力もより集中します。
飛び出しすぎて、後ろの支えが追いつかない
新しい環境で何でも自分でやり、チームがないと、何か起きたときに孤立します。言い方も率直なので、遠回りが必要な場面では恨みを買いやすくなります。
外で必死に頑張り、生活と休息を後回しにすれば、長くは続きません。
任せられる人を先に二人見つける
新しい土地では最初の1週間のうちに、助け合える相手を2、3人作ります。聞ける人と防いでくれる人がいれば、長く続けられます。
全力疾走と休息を交互に入れ、最初から最後まで全開にしないようにします。話し合う場面では、まず地元の人の言い方を聞いてから、どのくらい強く言うかを決めます。外で立ち続けられるのは長く持ちこたえられるからで、チームとリズムが整っていれば、勢いも落ち着く先が見つかります。
遷移宮の七殺星、明るさで外での勢いが変わります
七殺星は寅・申、辰・戌で廟で、外で局面を切り開け、見知らぬ場所ほど力が湧きます。子・午では旺で、外では実績で語り、一度手を出せば人に覚えてもらえます。廉貞星(れんていせい)と七殺星が丑・未にあると、七殺星は廟、廉貞星は利で、外では決まりをわきまえ、突き進む前にルールをよく見極めます。
武曲星(ぶごくせい)と七殺星が卯・酉にあると、七殺星は旺、武曲星は利で、外での機会はお金に関わることが多く、商談や営業でいちばん力を発揮します。紫微星(しびせい)と七殺星が巳・亥にあると、七殺星は平、紫微星は旺で、外で与えられる地位は大きく、重圧も大きくなります。
遷移宮の七殺星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、外で人と機会を激しく奪い合い、同業者の反感を買いやすくなります。七殺星が寅・申か巳・亥にあるときは、この宮に擎羊星が入りません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、外での計画が延びがちで、契約も出発も何度も変更になります。
壬年生まれで七殺星が子にある人は、擎羊星が同じ宮に入り、命宮の武曲星が化忌(かき)になって、外では猛然と突き進むのに、心の中ではお金のことをよく気にしています。庚年生まれで武曲星と七殺星が酉にある人は、武曲星が化権(かけん)になり、外でお金や物事を管理する権限を持ちます。新しい場所に行くたびに、勝ち取りたい目標を一つと、振り返る時期を一つ決めておきましょう。その時期が来たら振り返り、とどまるべきならとどまり、去るべきなら去ればいいのです。
遷移宮に七殺星があると、外出に特に気をつけるべきなのか
本に、遷移宮に七殺星があると外出に特に気をつけるべきだと書いてあったが本当か、と聞く人がいます。この宮の七殺星が示すのは、外で勢いがあり、ペースが速いということで、外出の安全は誰もがふだん気をつけている習慣で十分です。長い移動の予定はゆとりを持って組み、最終便に駆け込んだり、何時間も続けて運転したりしないことです。少し遅れて着いても、用事はちゃんと済みます。予定に空白の時間を残しておけば、急に増えた用事にも置き場所ができ、ずっと急がなくてすみます。