紫微家

遷移宮の文昌星が表すもの

遷移宮の文昌星(もんしょうせい)を持つと、新しい環境に着いたとき、まず決まりと手続きをはっきりさせ、資料をそろえ、話し方も整えます。そのため、外の人はあなたを信頼し、物事を任せようとしてくれます。

天同天梁疾厄戊寅武曲七殺財帛己卯太陽子女庚辰夫妻辛巳天機兄弟壬午紫微破軍命癸未父母甲申天府福徳乙酉太陰田宅丙戌廉貞貪狼官禄丁亥巨門奴僕戊子天相廟文昌遷移宮身己丑木三局命主 武曲 身主 天同陰女
サンプル命盤:文昌が遷移宮にある例(あなたの命盤ではありません)

外では、決まりと書類で足場を固める

新しい街、新しい会社に着いたとき、最初にするのは、そこの制度を理解することです。業務の流れはどうなっているか、必要な書類は何か、誰が決裁するか。ルールがはっきりすれば、すぐに慣れられます。

出張、面接、役所での用事では、資料がたいてい人よりそろっていて、プレゼンや書面での説明も明確に書かれており、これが外でいちばん確かな名刺になります。

手続きが止まる、決まりどおりにしかできない

証明書、ビザ、賃貸契約のような手続きは、ひとつの細部が合わないだけで全体が止まります。辛の年に生まれると文昌星が化忌になり、外での書類のミスが日程の足を引っ張りやすくなります。

現地のやり方と書面の規定が違うとき、書類どおりに進めることにこだわると、かえって物事が進みません。

書類を先に整え、決まりはそのあと聞く

出発前に、証明書、契約書、使う書類を、それぞれ電子ファイルで残しておき、大切なものは出かける前夜にもう一度日付を確認します。

現地に着いたら、書面の規定を見たあとで、現地の人に実際にはどう処理するかを一度聞き、両方を照らし合わせて進めます。

遷移宮の文昌星、廟と陥と化科

文昌星が巳・酉・丑で廟となると、よその土地での手続きがとても順調で、ビザ、部屋探し、着任の手続きを一度でそろえられ、現地の人も話しやすい人だと感じます。卯・未・亥では利益にとどまり、書類はそろっているのに、人に説明するときに堅苦しくなりがちで、少し距離のある印象を与えます。

文昌星が寅・午・戌で陥となると、外での書類がいちばん引っかかりやすくなります。用紙の書き間違い、証明書の期限切れ、証明書類の持ち忘れで、日程まで遅れてしまいます。出発の一週間前に、すべての証明書の有効期限を確かめてください。

丙年生まれで文昌星が化科となって遷移宮に入ると、外では試験、資格、文章力で目に留まり、留学や赴任の申請が順調に通りやすく、よその土地の人もあなたの書いたものをまず信じてくれます。

外出先で擎羊星・火星・文曲星が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が文昌星と一緒に遷移宮に入ると、よその土地で条件を話し合うときに契約どおりにこだわり、相手が融通を利かせようとしても一歩も譲らず、話がその場で止まってしまいます。火星(かせい)が同じ宮にあると、外での計画は完璧に書き上げているのに、現地に着くと思っていたのと違い、その場で急いで変えるので、変えるのが速すぎて準備した資料がかえって使えません。

子の刻か午の刻に生まれ、遷移宮が辰か戌にある人は、文昌星が遷移宮にあると、文曲星(もんごくせい)は向かいの命宮に入ります。外に出ると決まりを重んじ、きちんと書くのに、自分自身のこととなると話術と感覚で動きます。どちらもあなたの姿で、よその土地の人が見ているのはその半分だけです。

遷移宮に文昌星があると、留学に向くのか

遷移宮に文昌星があると、留学に向いている、あるいは「書生の命」なのか、とよく聞かれます。遷移宮の文昌星が示すのは、外に出ると決まり、書類、読み書きで足場を固め、よその土地での学びや試験が比較的順調だということです。留学に向いているかどうかは、命宮と財帛宮も合わせて見る必要があり、何を学びたいかにもよります。「書生の命」という言い方は狭すぎて、文昌星が示すのは文字を扱う型を持っているということだけです。まず、行きたい土地で学んだことのある人を一人見つけ、最初の一年でいちばんなじみにくかったことを聞いてから、行くかどうかを決めてください。