紫微家

遷移宮の天魁星が表すもの

遷移宮に天魁星(てんかいせい)がある人は、外に出ると橋渡しをしてくれる人がいます。新しい街、新しい会社、新しい場で、知っておくべき人に紹介されることがよくあります。第一印象は、その場にいる目上や先輩の一言に頼ることが多いでしょう。

天機太陰福徳庚寅紫微貪狼田宅辛卯巨門官禄壬辰天相奴僕癸巳廉貞七殺疾厄乙未財帛丙申子女丁酉天同夫妻戊戌武曲破軍兄弟己亥太陽命庚子天府父母辛丑天梁廟天魁遷移宮身甲午土五局命主 貪狼 身主 天機陰女
サンプル命盤:天魁が遷移宮にある例(あなたの命盤ではありません)

外では、誰かが紹介してくれる

出張、面接、フォーラムのような場では、輪の中に連れて入ってくれる人に会いやすくなります。自分で無理に割り込む必要はなく、誰かが一言添えてくれれば入れます。入ってからも、比較的早く覚えてもらえます。

新しい環境への適応は、人より早いことが多く、先にこつを教えてくれる人がいるからです。この助けは、面と向かって表立った引き立ての形が多く、あなたをそのまま表舞台に立たせます。天魁が遷移宮にあるとき、命宮がちょうど天鉞星(てんえつせい)であれば、それが『紫微斗数全書』巻二で言う「坐貴向貴」で、内でも外でも人が引き立ててくれます。

紹介をすべてチャンスと考える

誰の紹介でも行きます。付き合いで来た席の中にはあなたに合わないものもあり、断りにくいので、時間は他人の食事会に切り刻まれ、戻ってから進まないことを自分のせいにします。

紹介者だけに頼るのもいけません。準備も成果物もなければ、相手が振り向いた途端に線が切れます。その線は人の顔で成り立っていて、あなた自身の土台はまだ育っていません。

紹介を自分の線にする

会ったあとは、その後を続けます。返すべきメッセージはその日のうちに返し、渡すべき物は時間どおりに渡し、人に催促させないようにします。紹介は始まりにすぎず、つなぎとめられてこそあなたのものです。

合わない紹介は、丁重に断れるようにします。相手の好意に礼を言い、今はその分野をやっていないとはっきり伝えるほうが、無理して行って、行ってもできないよりずっといい方法です。

遷移宮の天魁星、天鉞星はどの宮か

甲・戊・庚の年生まれで天魁星が遷移宮にあるとき、天鉞星(てんえつせい)は命宮にあります。前に触れた「坐貴向貴」で、故郷でもよその土地でも面倒を見てくれる人がいます。乙・己・辛の年生まれなら、天鉞星は福徳宮にあり、遷移宮と同じ組になります。外で出会う貴人があなたの気持ちを明るくし、旅先で知り合った人が、のちに心を打ち明けられる友人になることもよくあります。

丙・丁の年生まれなら、天鉞星は官禄宮にあり、二つの星が奴僕宮を挟みます。よその土地でできる友人は仕事がらみが多くなります。壬・癸の年生まれなら、天鉞星は財帛宮にあり、二つの星が疾厄宮を挟んで、外出の出費や体力を誰かが分担してくれることがよくあります。

外出先で陀羅星・火星・鈴星・化忌が重なるとき

甲年生まれで遷移宮が丑にあると、陀羅星(だらせい)が天魁星と同じ宮に入ります。よその土地にも助けてくれる人はいるのに、物事が手続きで止まりがちで、ビザ、書類、相手側の社内手続きのために、現地で何日も余分に待つことになります。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、外へ出る機会がよく急に現れ、電話一本で翌日の出発を求められます。

遷移宮の主星が化忌になると、外に出ているあいだ、家のことやもとの仕事など、何かが気にかかります。天魁星があれば外でも面倒を見てくれる人が見つかるので、出発前に現地の連絡先を登録しておいてください。

遷移宮に天魁星があると、海外に出ると順調なのか

遷移宮に天魁星があると、留学や海外での仕事に向いていて、外では順調なのか、とよく聞かれます。遷移宮の天魁星が示すのは、外では手を引いてくれる人に出会いやすく、新しい環境に入る敷居が低いということです。海外が合うかどうかは、あなた自身の計画と力によります。道案内がいるのは加点であって、準備の代わりにはなりません。まず、行ってみたい場所を書き出し、知り合いの中に誰かそこで暮らしたことのある人がいないか探して、一度話を聞く約束をしてください。