財帛宮の文曲星が表すもの
財帛宮に文曲星(もんごくせい)がある人のお金は、多くが専門性と話術から得られます。講座、コンサルタント、営業の成約、評判による紹介。どれも当てはまります。生まれ年が己の年で文曲星が化忌になるとき、この宮でいちばん問題になりやすいのは口頭の約束です。辛の年で化科になるときは、名声と評判が、収入を運んできやすくなります。
話をはっきりさせて、料金を取る
収入は、人があなたを信頼するかどうかに左右されます。複雑なことをわかりやすく噛み砕いて話せれば、案件は成立しやすくなります。ニーズに敏感で、見積もりのときに価値を説明できる。ここが、あなたが人より一歩先に出られるところです。
請求書、支払い日、仕事の範囲のような、書き残すべきものを、話したからいいと思いがちで、最後になって、証拠がないことに気づきます。お金のペースは、そのぶん、口よりも半歩遅くなります。
人情と商売が、同じ帳簿になる
知り合いに聞かれると、まず割引をしてしまい、やがて周りは、あなたの時間はもともと安いのだと思います。価値の話は人を動かすのに、最後に「あなたの都合でいいですよ」と添えると、価格決定権を相手に渡すことになり、損をするのはあなたです。
案件を受けるときに、その場で付加価値を足してしまうこともよくあります。相手がひとこと聞いてくると、その場でひとつサービスし、戻ってから、作業時間が倍になり、範囲もあいまいになっていたと気づきます。
先に書き出し、それから見積もりを口にする
見積もりの前に、範囲、時間数、納期をはっきり書き、そのあとで割引の話をします。
付加サービスは選択肢にして、標準にはしません。受け取るべきお金は、締切の前に書いておきます。帳簿をはっきりつければ、この話術が本当にお金に変わります。
財帛宮の文曲星、輝度と生まれた時刻
丑の刻・巳の刻・酉の刻に生まれた人は、文曲星が廟に入ります。財帛宮がちょうど巳・酉・丑にあるなら、お金はよく話す力で稼いだもので、交渉、販売、講義のどれでもよい値がつきます。卯の刻・未の刻・亥の刻に生まれると文曲星は旺にあり、財帛宮が卯・未・亥にある人は収入源が多く、本業のほかに講義や請け負いの収入があることがよくあります。
寅の刻・午の刻に生まれると、文曲星は午・戌で陥となります。財帛宮がこの二つの宮にあるなら、お金は「言ったのに書いていない」ことで止まりがちで、口頭で合意した値段を、相手があとで覚えていないと言います。戌の刻に生まれ財帛宮が寅にあると、文曲星は平にとどまり、収入は安定していますが、自分の値段のために口を開くのが苦手です。
お金に擎羊星・陀羅星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が文曲星と一緒に財帛宮に入ると、値段の交渉がとても鋭く、一つの数字も譲らないので、組む相手は手ごわいと感じ、次からは声をかけなくなります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、受け取るべきお金を言い出しにくくて先延ばしにし、支払いの期限が何か月も延びます。
己年生まれは、文曲星の化忌と武曲星(ぶきょくせい)の化禄が同じ年に出ます。文曲星の化忌が財帛宮にあるとき、武曲星の化禄はたいてい別の宮にあり、稼ぐ機会はよそにあります。財帛宮で気をつけるべきは口にした約束で、見積書に書いていないことは、口頭で引き受けないでください。
財帛宮に文曲星があると、どんな商売に向くのか
財帛宮に文曲星があると、どんな商売や仕事で稼ぐのが向いているのか、とよく聞かれます。財帛宮の文曲星が示すのは、収入が表現と結びついているということで、講義、コンサルティング、営業、執筆、配信など、人を説得する仕事がよく合います。一人で部屋にこもってする仕事では力を発揮しにくくなります。商売が向いているかどうかは、命宮と官禄宮も合わせて見ます。まず、人からいちばんほめられる表現の力を書き出し、それに誰がお金を払うかを考えてみてください。