父母宮の文昌星が表すもの
文昌星(もんしょうせい)が父母宮に入ると、目上の人、先生、上司の前では決まりを重んじ、文書を大切にし、成果を出すことで一言の肯定を得ようとします。目上の人自身がどんな人かは、その人の命盤で見ます。
上の人の前で、決まりを重んじる
話を適切に述べ、書類を整えて、上の人を安心させるすべを心得ています。順位、成績、評価といった目に見えるものを特に気にして、成績と引き換えに良い言葉をもらうことにも慣れています。
先生や上司のあなたへの印象は、たいてい頼りになる人というもので、進学や各種申請の書類もきちんとそろえられるので、手続きは比較的スムーズに進みます。
成績だけを話し、困りごとは話さない
叱られるのが怖くて、良い知らせだけ伝え、困りごとは自分の中に残します。
上の人の基準が、あなた自身の内なる声にもなって、大人になっても自分に同じように厳しく、終わってもまた確かめたくなり、休むことさえ許されないと感じます。
困りごとを話し、書類はその日に処理する
ときどき、状況をはっきり話します。解決するまで待つ必要はありません。相手が必ずしも慰めてくれるとは限りませんが、あなたが何に向き合っているかは分かってもらえます。
申請、経費精算のような書類は、その日のうちに添付を整えます。先延ばしにしてプレッシャーにしないでください。上の人を安心させるために、完璧な成果で応えようとする必要もありません。
父母宮の文昌星の輝度と化科・化忌
文昌星が巳・酉・丑で廟となると、年長者や上司の前での振る舞いがとても品よく、申請、推薦、報告をどれもきちんと準備するので、上の人は安心します。卯・未・亥では利益にとどまり、準備は多いのに振る舞いが控えめすぎて、求めるべきときにあまり口を開けません。辰・申・子では得地で、上に出すものは筋が通っているのに長くなりがちで、相手が要点をつかめません。大事なことは最初の段落に書いてください。
文昌星が寅・午・戌で陥となると、上に関わる書類がいちばん引っかかりやすくなります。決裁が一段抜けている、用紙の欄が一つ足りない、といったことで、よく差し戻されて出し直します。
丙年生まれで文昌星が化科となって父母宮に入ると、進学や就職のときに恩師が推薦状を書いてくれたり、よく言ってくれたりすることが多く、書類の審査も比較的順調です。辛年生まれで文昌星が化忌となって父母宮に入ると、学籍、証明書、公文書がいちばん誤りを避けたいところです。控えと受付の証明は必ず残しておいてください。
上の人との間に擎羊星・陀羅星・火星・鈴星が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が文昌星と一緒に父母宮に入ると、上司と議論するときに規定を引き、条文を挙げるので、理屈は通っていても、上の人は説教されたように感じます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、上に出すものを何度も直してなかなか提出せず、出したときには、もう時機を逃しています。
火星(かせい)が同じ宮にあると、上から頼まれた報告を急いで仕上げ、提出してから書式が違うことに気づいて、もう一度やり直すことになります。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、上に出す提案は理想的で見事に書けているのに、実行する人手や予算を計算に入れていないことが多く、突き返されても黙っていますが、落胆は何日も心に残ります。
父母宮に文昌星があると、親は厳しいのか
父母宮に文昌星があると、家のしつけが厳しく、年長者が成績を重んじるのか、とよく聞かれます。この宮に書かれているのは、年長者、上司、書類に向き合うときのあなたの姿です。あなたは決まりを重んじ、成果を見せて認めてもらうことに慣れています。年長者の実際の性格や基準は、その人たち自身の命盤で見るものです。まず今月、自分のためだけにやって、誰にも成果を見せるつもりのないことを一つ選び、終わっても報告しないでください。報告しなくていいことのほうが、かえっていちばん気楽にできると気づくはずです。