官禄宮の文昌星が表すもの
官禄宮の文昌星(もんしょうせい)を持つ人は、企画を書く、報告書を作る、手順を決める、人に教える、といったことがどれも得意で、仕事が文書、規定、表現と切り離せません。
はっきり書くことで、足場を固める
文書、事務、法務、教育、編集、研究、プロジェクトの文書といった仕事は、人よりもスムーズにできます。同じ内容でも、あなたが書いた版は筋道がはっきりしていて、人がそのとおりにやれば乱れません。
試験と資格の道にも向いています。公務員や専門資格のような、明確な基準のある立場に向けて、人より方法を持って準備できます。
文書をたくさん作っても、功績にあなたの名前が書かれない
議事録、規定、報告書はすべてあなたが書いたのに、署名は別の人で、評価のときも自分が何をしたか言えません。
ひとつの文書を完璧になるまで直さないと出せなかったり、既存の規定どおりにしか動かず、規則に書かれていない状況に出会うと、止まって指示を待ったりします。
文書を出したら、名前も残す
報告書や文書は先に提出日を決め、時間が来たら使える版を出し、修正は次の回に回します。書くときは、先に結論を述べ、それから理由を述べます。
自分で書いたものは、版と署名を残し、四半期ごとに作品集にまとめておきます。ポジションを変えるときに出せます。
官禄宮の文昌星、廟と陥、化科と化忌
文昌星が巳・酉・丑で廟となると、あなたの仕事の力でいちばん目に留まるのは文書です。報告書は分かりやすく、手順は行き届いていて、上司は対外的な書類を安心してあなたに任せます。辰・申・子では得地で、力はあるのに、裏方の整理を任されることが多く、手柄があなたのものとして数えられにくいのです。
文昌星が寅・午・戌で陥となると、仕事の書類で小さな誤りが出やすくなります。数字の写し間違い、版の取り違え、添付漏れなどで、差し戻される回数が人より多くなります。
丙年生まれで文昌星が化科となって官禄宮に入ると、試験、資格、昇進審査が順調にいきやすく、専門家としての評判が道を開いてくれます。辛年生まれで文昌星が化忌となって官禄宮に入ると、仕事に関わる契約書、公文書、試験の申し込みが、小さな細部一つで引っかかりやすいので、締め切りの三日前には出してください。
仕事に擎羊星・化忌・火星・鈴星・陀羅星が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が文昌星と一緒に官禄宮に入ると、規程や手順への要求が厳しく、決まりに合わないことを見るとその場で指摘します。仕事に筋が通っている一方、同僚とぶつかりやすくもなります。同じ宮の主星が化忌になっていると、企画書はよく書けているのに、進める段階で思いがけないところで止まりがちで、実現するときには形が変わってしまいます。
火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、締め切りに追われると猛スピードで進め、一晩で報告書を書き上げますが、提出してから前後の数字が合わないことに気づきます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にある場合は反対で、公文書や決裁があなたのところで止まりがちです。もう一度確かめたいと思っているうちに、手続き全体があなたを待つことになります。
官禄宮に文昌星があると、事務職しか向かないのか
官禄宮に文昌星があると、事務職やデスクワークしか向かないのか、それとも公務員試験を受けるしかないのか、とよく聞かれます。文昌星が示すのは、あなたの仕事が文書、規程、表現と切り離せず、制度があって決まりどおりに進める環境が合うということです。そうした仕事は役所にもありますし、民間企業の行政、法務、企画、教育にもあります。受かるかどうかは準備しだいで、文昌星で決まるものではありません。まず、理想の仕事の一日を書き出し、そのうちどれだけの時間を書類や規則の処理に使っているかを見てから、どちらへ進むかを決めてください。