子女宮の鈴星が表すもの
子女宮の鈴星(れいせい)を持つ人は、子どもや生徒をその場で叱ることは少なくても、冷たく対応しがちです。子どもたちがいちばん恐れているのは、実はあなたの沈黙のほうです。
叱らないが、口をきかない
怒り方は、話さない、反応しないことが多く、相手に自分で反省させます。子どもや生徒はすぐに、あなたの表情から今日は話しかけてよいかを判断することを覚え、この敏感さは長く残ります。
基準は心の中に隠れていて、必ずしも口にされません。子どもたちは推測するしかなく、当たれば胸をなで下ろし、外れれば低気圧を待つことになります。
主星で、どのように内にこもるかが決まる
子女宮の主星が太陰や天同のような柔らかい星なら、鈴星が加わることで、子どもへの接し方はより静かで、言葉にすることがさらに少なくなります。主星が七殺星(しちさつせい)、破軍星(はぐんせい)なら、要求はより厳しくなり、冷たい対応は主体性のある年下の人にぶつかると、そのまま反発を招きやすくなります。子ども本人の性格は、本人の命盤で見ます。
鈴星が明るければ、人を導くときに粘り強く、長期の仕事ができます。陥なら、年下の人との間にわだかまりが多く、なおさら早めに話し合っておく必要があります。
子どもにあなたを推測させてしまう
沈黙で罰すると、子どもは自分の何が悪かったのか分からず、あなたが怒っていることだけが分かり、機嫌を取ることを学びます。
気持ちを内にこもらせると、子どもは推し量り続けるしかなく、自分を表現することにも臆病になります。静かなことが品の良さだと思っていても、子どもが受け取るのは、いつ地雷を踏むか分からないということです。
不機嫌を言葉にする
なぜ不機嫌なのかを直接言うほうが、3日間黙っているより役に立ちます。子どもが求めているのは、はっきりした決まりです。
子どもも話せるようにします。あなたが一度聞いてあげれば、子どもは今後、推測に頼ってあなたと付き合わなくてすみます。あなたが先に口を開いてこそ、子どもは話し方を学べます。
子女宮の鈴星、生まれた時刻と主星による違い
自分の生まれた時刻を見れば、鈴星の輝度が分かります。寅・午・戌年生まれなら、卯の刻・未の刻・亥の刻に生まれると廟、丑の刻・巳の刻・酉の刻なら陥です。それ以外の八つの年に生まれた人は、廟になるのが子の刻・辰の刻・申の刻、陥になるのが寅の刻・午の刻・戌の刻です。廟なら、後輩や子どもへの接し方は口数が少なくても粘り強く、付き合いを惜しみません。陥なら、後輩への不満が心の中にたまりやすくなります。
主星が天梁星(てんりょうせい)なら、後輩に伝えたい道理がたくさんあるのに、半分しか言わず、残りは察してほしいと思いがちです。主星が巨門星(こもんせい)なら、不満が冷ややかなひと言になりやすく、相手の記憶に残るのはそのひと言です。
後輩に黙っているときに擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、ふだんは叱らないのに、叱るととても厳しく、驚かせてしまったあとは、相手がますます本音を言えなくなります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、後輩への不満を長く言わずにおき、ようやく口にしたときには、相手はもうどの件だったか忘れています。
鈴星が子女宮の主星の化忌(かき)に出会うと、後輩への心配を胸にしまって聞かず、そばで見ているだけになります。何かに気づいたら、責める言葉を交えずに、見たことをひと言伝えてください。そうすれば相手は、あなたが気にかけていると分かります。
子女宮に鈴星があると、子どもは敏感な性格になるのか
子女宮に鈴星があり、子どもが大人の顔色をよく見るのに気づいて、大きくなって敏感すぎる人になるのではと心配する人がいます。この宮の鈴星が示すのは、あなたが後輩や子どもに接するとき感情を胸にしまっているため、子どもは表情から推し量るしかなく、顔色を見ることを覚えたということです。その子が生まれつき敏感かどうかは、この宮からは分かりません。子どもの代わりに気持ちを言葉にしてあげましょう。「今日はとても疲れているけど、あなたのせいじゃないよ」と何度か伝えれば、子どもはずっと推し量らなくて済みます。子どもの敏感さは、生かし方しだいで思いやりになります。あなたにできるのは、人の気持ちが分かっても、その気持ちに責任を持たなくていいのだと教えてあげることです。