奴僕宮の鈴星が表すもの
奴僕宮に鈴星(れいせい)がある人は、友人や同僚との付き合いが表向きは礼儀正しく、心の中に勘定があり、合わなければゆっくり疎遠にします。みんなの後始末をしながら、ほとんど感謝されない人であることが多いでしょう。友人本人がどんな人かは、本人の命盤で見ます。
表向きは礼儀正しく、心の中では分かっている
人と正面から衝突することはあまりなく、誰が誰に不満があるかはすべて見えています。自分が不機嫌でも言わないことが多く、ただ付き合いを減らします。
誰が助けてくれたか、誰がすっぽかしたかを覚えています。あまり口には出しませんが、心の中のその名簿はずっと更新され、あなたの距離の取り方に影響し続けます。
主星で、仲間内でのこもり方が決まる
奴僕宮の主星が巨門、廉貞なら、仲間内で口論や水面下の駆け引きに巻き込まれやすくなります。主星が天同、天梁、太陰のように穏やかな星なら、たいていはきつい言葉を言いたくないだけです。
廟旺なら、長く協力でき、黙って事を背負えます。陥なら、表向きは和やかでも心は離れていて、言うべきことをずっと言わないままになりがちです。
みんなの後始末の窓口になる
誰も片づけない仕事は、最後にあなたに回ってきます。押し返しにくく、終えても言わないため、みんな黙ってそれをあなたの仕事だと考えるようになります。
何も言わないことの別の結果は、ある日突然連絡を絶つほど我慢することで、相手は何も分からず、あなたも、残せたはずの人を一人失います。
境界線は言葉にして、内にこもらない
急場の対応は引き受けてもかまいませんが、長期のことは範囲をはっきり伝えます。一度言えば、相手に調整する機会が残ります。言わなければ、相手はそのまま自分のやり方を続け、あなたはずっと後ろへ下がります。
関係から退くなら、少しずつ付き合いを減らします。決裂する必要はなく、そこに無理に留まる必要もありません。
奴僕宮の鈴星、主星と火星の位置
主星が武曲星(ぶごくせい)なら、友人との協力にお金が絡むときがいちばん黙り込み、不公平だと感じても言いません。主星が天機星(てんきせい)なら、仲間内で考えすぎて、誰が何を言ったのか、その裏にどんな意味があるのかを、心の中で何度も巡らせます。
申・子・辰年生まれなら、火星(かせい)は決まって鈴星の三合の位置に入り、鈴星が奴僕宮なら火星は子女宮です。友人には黙っているのに、後輩や部下にはせっかちで、友人のところで飲み込んだことを、あとで後輩の前で爆発させてしまいます。
仲間内のくすぶりが擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、ふだんは話しやすい人なのに、ある日突然誰かときっぱり縁を切り、ほかの友人は何が起きたのか分かりません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、合わない相手ともずるずると関係を切らず、会えばいつもどおり礼儀正しくしていても、心の中はとても疲れています。
鈴星が奴僕宮の主星の化忌(かき)に出会うと、友人や同僚との間で止まっていることを、自分で飲み込むほうを選びます。まず共通の友人に意見を聞いてみるのもいいでしょう。あなたが気にしていることを、相手はまったく知らないこともあります。
奴僕宮に鈴星があると、落とし穴を掘る人に出会いやすいのか
奴僕宮に鈴星があり、学校で落とし穴を掘って自分をはめようとする同級生に出会ったことがあり、これからもそういう人にばかり出会うのではと心配する人がいます。この宮の鈴星が示すのは、同級生や同僚との間で黙りがちで、損をしても言わないため、相手が何をしても、あなたはただ飲み込んでしまうことが多いということです。現実的なのは記録を残すことです。役割分担、約束、誰が何を言ったかを、メッセージや文書で一部残しておきましょう。証拠があれば黙っている必要はなく、矢面に立たされることも少なくなります。