父母宮の鈴星が表すもの
父母宮に鈴星(れいせい)がある人は、目上、先生、上司との間で内にこもりがちです。不満を直接言わず、沈黙と距離で処理します。人の顔色をよく見て、敏感で、抑え込んで言わないこともよくあります。目上の本人がどんな人かは、本人の命盤で見ます。
上の人の前では、まず顔色を見る
相手が黙る、相手が冷たくなると、すぐに感じ取り、先に自分を省みる習慣があります。空気を読むのが上手です。
そのため観察がうまく、人の気持ちへの配慮にも長けていますが、代償として、自分が気遣われることは少なく、自分が何を必要としているかを自分から言うことも少なくなります。
主星が違えば、こもり方も違う
父母宮で鈴星が太陽星(たいようせい)に出会うと、目上の前では表向き親しげでも、心の不満は口にしません。巨門に出会うと、不満がぼやきや皮肉に変わりやすくなります。天梁や天同に出会うと、たいていは表現が得意でないだけです。
廟旺なら、口数は少なくても、大事なときには力を出します。陥なら、上の人との間にわだかまりが多くなります。父母宮は上司も見るので、上司との付き合いも同じ条件で読めます。
言葉を呑み込む習慣
言いたいことは先にしまっておくと覚えたので、続けるうちに、友人やパートナーにも本当の気持ちを言いにくくなります。
冷たくされると動揺します。相手が黙ると、自分が何か間違えたのではないかと考え始め、長く消耗します。
先に言ってもいいし、推測しなくてもいい
言いたいことは言い、相手の顔色を待つ必要はありません。あなたが先に口にしてこそ、沈黙の循環を断つ機会が生まれます。
相手が黙っていても、あなたが間違ったとは限りません。尋ねてもいいし、放っておいてもかまいません。他人の気持ちを本人に返してこそ、自分の日々を送る力が出ます。
父母宮の鈴星、地劫星はどの宮にあるか
鈴星と地劫星(ちこうせい)は決して同じ宮に入りません。寅・午・戌年生まれなら、地劫星は子女宮に入って父母宮を照らします。目上には黙っていて、後輩のための段取りも空振りしがちです。それ以外の年に生まれた人は、地劫星が鈴星のすぐ隣の福徳宮に入ります。親や上司とのことを黙って言わずにいるうえ、心の中もよく空っぽに感じます。
主星が武曲星(ぶごくせい)なら、目上との間のことがお金に絡みやすく、悔しいことがあっても口にしません。主星が七殺星(しちさつせい)なら、上司の前では何でも引き受けますが、引き受けるほど心の中の不満も積もっていきます。
父母宮の鈴星が擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、ふだんは言い返さないのに、あるとき突然強く言い返し、親も上司もとても驚きます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、目上との話し合いが何度重ねても結論に至らず、あなたも本当の考えをずっと言わずにいます。
父母宮は書類も表します。鈴星がこの宮の主星の化忌(かき)に出会うと、証明書や契約、申請が細かい点で止まっても、聞きに行くのが気後れします。電話を一本かけてはっきり聞くほうが、何を補えばいいのか自分で推し量り続けるより早く済みます。
父母宮に鈴星があると、親の体を心配したほうがいいのか
父母宮に鈴星があり、向かいの疾厄宮にも煞星(さっせい、凶星のこと)があって、自分や親の体に気をつけるように言われ、とても心配している人がいます。当サイトの読み方では、父母宮が表すのは親や上司とのあなたの付き合い方で、親の体の具合は分かりません。親の体のことは、親自身の検査を基準にしてください。ここに鈴星があるとよく見られるのは、親のことをとても気にかけているのに、あまり口に出さないという形です。一度、定期健康診断に付き添ってみてはどうでしょう。気づかいを行動で伝えるほうが、胸にしまって心配しているよりずっといいのです。