紫微家

兄弟宮の鈴星が表すもの

兄弟宮に鈴星(れいせい)がある人は、同世代との間で内にこもりがちです。必ずしも喧嘩にはならなくても、冷めて、覚えていて、関係は沈黙の中でゆっくり薄くなります。しこりは解かれることなく、そのまま置かれていることが多いでしょう。

武曲天相田宅壬寅太陽天梁官禄癸卯七殺奴僕甲辰天機遷移乙巳紫微疾厄丙午財帛丁未破軍子女戊申夫妻己酉太陰命身辛亥貪狼父母壬子天同巨門福徳癸丑廉貞利天府廟鈴星兄弟宮庚戌金四局命主 巨門 身主 天相陰男
サンプル命盤:鈴星が兄弟宮にある例(あなたの命盤ではありません)

喧嘩はしないが、冷めていく

きょうだいや同期の間で不愉快なことがあっても、たいてい口にせず、連絡や返事を減らすだけです。相手は感じ取っても、何があったのかは分からず、あなたに合わせて引くしかありません。

こうした冷戦状態は喧嘩より修復しにくいものです。どこから話せばいいか誰にも分からず、続けるうちに、何を尋ねればいいのかさえ忘れます。

兄弟宮の主星で、この内向きさがどう変わるか

兄弟宮の主星が天機星(てんきせい)や巨門のように、思いが多く口数も多い星なら、鈴星が加わることで、同世代の間で疑いが増え、面と向かって話さなくなりがちです。主星が天府星(てんぷせい)、天相星(てんそうせい)、天梁のように安定した星なら、鈴星はたいてい、きょうだいと気持ちを打ち明け合うことが少なくなる程度です。きょうだいの性格は、それぞれの命盤で見ます。

鈴星が廟旺なら、同世代の間でも粘り強く、事を背負えます。陥なら、冷戦や疎遠が増えます。共同経営もこの宮を見ます。同世代と協力する前に、分担とお金をはっきり話しておきます。

沈黙を対話の代わりにする

不機嫌なことを相手に知ってほしくて冷たくなっても、相手に伝わるのはあなたが変わったことだけで、相手も尋ねなくなります。

同世代の間の古い貸し借りは、いちばん清算しにくいものです。覚えている期間が長いほど、再び近づくのは難しくなります。

一言は、1か月の冷え込みに勝る

不快ならそう言い、言ったらそこで終わりにします。望んでいるのは関係が続くことで、相手に推測させ続ける必要はありません。

具体的な理由を見つけて、自分から一度連絡します。一緒に食事する、小さな頼みごとをする、一つ尋ねる。勝つまで話す必要はなく、この関係を今も大切に思っていることが伝わればいいのです。

兄弟宮の鈴星、地劫星が命宮に入ることもあります

鈴星と地劫星(ちこうせい)は決して同じ宮に入りません。寅・午・戌年以外に生まれた人は、地劫星が鈴星のすぐ隣に入り、鈴星が兄弟宮のとき地劫星は命宮に入ります。同世代とのことを黙って言わずにいるうえ、自分の計画も途中で断ち切られやすく、両方から力をそがれます。寅・午・戌年生まれなら、地劫星は疾厄宮に入り、きょうだいと冷戦している間は特に疲れやすくなります。

主星が卯・酉の武曲星(ぶごくせい)・七殺星(しちさつせい)なら、同世代とお金の話をするときがいちばん黙り込み、損をしても口にしません。主星が卯・酉の紫微星(しびせい)・貪狼星(どんろうせい)なら、同世代の前では体面を大事にし、悔しいことがあっても弱みを見せるくらいなら飲み込みます。

同世代とのくすぶりが擎羊星・陀羅星・化忌に出会うとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、ふだんは言わないのに、言うとなると決定的なことまで言ってしまい、きょうだいの間で元に戻るのが難しくなります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、冷戦が何年も続き、どちらも相手が先に口を開くのを待っています。

鈴星が兄弟宮の主星の化忌(かき)に出会うと、きょうだいや同僚との間で気にかかっていることについて、話し合うくらいなら距離を置くほうを選びます。手紙か長めのメッセージを書いて、気になっていることをはっきり伝えましょう。すぐに返事を求めず、まず相手に知ってもらうだけで十分です。

兄弟宮に主星がなく鈴星だけのとき、きょうだいとはどう付き合うのか

兄弟宮に主星がなく鈴星だけがあり、兄弟ともいとこともとても楽しく付き合っていて、何度かけんかになりかけたのもうまく収まったので、この宮にはどんな意味があるのか知りたいという人がいます。兄弟宮の鈴星が示すのは、同世代の間でこらえることができ、心の中で分かっているということで、うまくいかないという意味ではありません。うまくいっているのは、相手があまりこだわらない人で、二人がちょうど補い合っているからであることが多いのです。気をつけたいのは、自分で飲み込むのが習慣になっている小さな部分です。ときどき口に出せば、関係はもっとしっかりしたものになります。