官禄宮の鈴星が表すもの
官禄宮の鈴星(れいせい)、つまり事業宮の鈴星を持つ人は、職場で騒がず黙って仕事をしますが、手柄はしばしば他の人に取られます。持久力は驚くほどでも、当たり前と見なされやすくもあります。
官禄宮の主星と鈴星
官禄宮で鈴星が貪狼に出会うと、仕事で突然の転機や機会があることが多くなります。七殺や破軍に出会うと、技術、研究、深く掘り下げる立ち上げ仕事に向きますが、上司との間に言葉にされない摩擦が起きやすくなります。天機や天梁に出会うと、企画、研究、裏方の役に向きます。
廟旺なら、忍耐が専門職としての地位に変わります。陥なら、長年見えにくい仕事をし続けがちです。
黙ってやり、人より長く持ちこたえる
職場では争わず、任された仕事はやり遂げます。目立つことはしませんが、最後まで残って後始末をするのはたいていあなたです。
長期のプロジェクトや、粘りが求められるポジションでは、誰よりも長くとどまり、途中で諦めることも比較的少なくなります。ただ、持久力を間違ったところに使えば、それは消耗です。
手柄を取られても言わない
たくさんやっても、手柄を他の人に横取りされます。関係を壊したくなくて、そのままにし、次もまた同じことになります。
積み重なったある日、突然辞表を出し、周りは一時の衝動だと思います。
やったことを残す
成果を定期的に書き出し、知るべき人に知ってもらいます。記録は、関係を壊さずに自分を守る方法です。
不快なことは早めに伝えます。一度早く言うほうが、2年耐えて辞めるよりたいてい役に立ちます。
官禄宮の鈴星、生まれた時刻と地劫星の位置
鈴星は年の十二支と時刻で配置されるので、輝度も生年月日時から確かめられます。寅・午・戌年生まれなら卯・未・亥の刻で廟、丑・巳・酉の刻で陥です。申・子・辰、巳・酉・丑、亥・卯・未の年に生まれた人は、子・辰・申の刻で廟、寅・午・戌の刻で陥です。廟の鈴星が官禄宮にあると、粘り強く専門性を身につけられます。陥のときは、黙々と働いているのに成果が出ないことが多くなります。
寅・午・戌年生まれなら、地劫星(ちこうせい)は命宮に入り、官禄宮と三合で照らし合います。それ以外の八つの年に生まれた人は、地劫星が隣の奴僕宮に入ります。前者は自分の計画がよく変わり、仕事もやり直しになりがちです。後者は同僚や協力相手と決めたことがよく覆され、あなたが黙って自分で埋め合わせます。覆されるたびに書き留めておき、三度目になったら、話し合いの場に出しましょう。
仕事で擎羊星・陀羅星・地空星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、仕事で長く我慢したあと、ある日いきなり異議を唱え、しかも余地を残さないので、上司はよく驚かされます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、仕事に不満があっても動かず、何年もそこにとどまります。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、まじめに取り組んでいるのに成果が見えにくく、成績表の数字があなたの努力と釣り合いません。
鈴星が官禄宮の主星の化忌(かき)に出会うと、仕事で気にかかっていることをずっと言わずにいます。問題、影響、あなたが勧めるやり方を分かりやすい説明にまとめ、決める立場の人に渡しましょう。胸にしまっておくより役に立ちます。
官禄宮に地空星と鈴星があるとき、独立したほうがいいのか
官禄宮に主星がなく、地空星と鈴星だけがあり、会社では上司に認められているのに成績がずっと振るわず、無力感から辞めて独立したいという人がいます。官禄宮に主星がないときは、向かいの夫妻宮の主星を借りて一緒に読みます。地空星と鈴星が示すのは、黙々と仕事をするのに成果が思ったほど出ないことが多いということで、独立してもこの癖はついてきます。より確かなのは、まず勤務時間外に三か月試しにやってみて、独立した場合の成績が今とどれくらい違うかを見ることです。数字が出てから、辞めるかどうかを決めましょう。