紫微家

疾厄宮の天梁

疾厄宮の天梁星を持つ人は、消耗が、じわじわと積み重なる形で出ます。体力の消耗や睡眠不足が少しずつ積み重なり、さらに人のことを気に病むので、気持ちより先に体が音を上げやすくなります。

廉貞夫妻身甲寅兄弟乙卯破軍命丙辰天同父母丁巳武曲天府福徳戊午太陽太陰田宅己未貪狼官禄庚申天機巨門奴僕辛酉紫微天相遷移壬戌七殺財帛甲子子女乙丑天梁陥疾厄宮癸亥土五局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:天梁が疾厄宮にある例(あなたの命盤ではありません)

天梁星は庇護の星「蔭星(かげぼし)」で、当サイトは、疾厄宮では「不調のとき、助けてくれる人が見つかり、相談できる医療がある」と読みます。ただし、あなたが口を開くことが前提です。

不調は、じわじわやってくる

あなたの不調は、先延ばしから出ることがほとんどです。まだ耐えられると思って放置し、持病になってから対処します。自分が疲れることは心の中でわかっていても、認めたがりません。

人のことも背負いがちで、気持ちを黙って溜めていると、体に不調としてツケが回ってきます。そして、自分の体を診てもらいに行くのは、いつもあなたが最後です。

我慢しきれなくなってから対処する

我慢を能力のように考えがちで、小さなサインを無視し、生活に響いてから対処するので、かえって時間がかかります。親の通院の付き添いは誰よりも時間どおりなのに、自分の休息は何度も変更します。

意志力で耐えて、本当には休まず、翌日また意志力で取り戻そうとしがちです。決まった時間に寝て、決まった時間に動くほうが、最後に取り戻すよりも効果があります。

手入れを予定に組み込む

運動と休息は、不調を待たず、時間を決めて入れておきます。毎日、体を動かす時間を少し確保します。散歩でも構いません。

家の年長者がどう食べ、どう眠っているかは、あなたもわかっているはずです。良い習慣は残して、悪い習慣は真似しないようにします。心の中のことは、誰かに話してください。ひとりで抱え込まないことです。人の世話をする前に、まず自分の睡眠を予定に入れましょう。

疾厄宮の天梁星、明るさで回復の速さが変わります

天梁星は子・午で単独なら廟で、体の土台が安定していて、疲れてもしばらく休めば戻ります。丑・未では旺で、回復も遅くはありませんが、なかなか手を止めようとしません。巳・亥の天梁星は陥で、消耗がいちばん長引き、同じ種類の疲れが何度もぶり返します。

疾厄宮が天梁星の人は、命宮に決まって破軍星(はぐんせい)があり、あなた自身は変化を好み、よく進路を変えるので、暮らしが変わると、この宮の消耗もそれにつれて上下します。田宅宮には決まって太陰星(たいいんせい)があり、家に帰って本当にくつろげるかどうかで、回復の速さが決まります。

疾厄宮の天梁星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、早く治そうとあせり、すっかりよくなる前に仕事に戻りがちです。天同星(てんどうせい)と天梁星の組み合わせや巳・亥の天梁星は擎羊星に出会いません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、小さな不調が古い習慣になり、一年もそのままにします。

壬年生まれで天梁星が子にある人は、天梁星の化禄(かろく)と擎羊星が同じ宮に入り、回復を支えるものは多いのに、あいにく急いで仕事に戻ろうとします。己年生まれの人は天梁星が化科(かか)になり、受診も手続きも比較的順調で、書類が一度でそろうことがよくあります。休みを取った数日は、仕事のメッセージの通知を切り、同僚にも本当に不在だと知らせましょう。休みの効き目がまるで違います。体の状態は、実際の検査と医師の判断を基準にしてください。

疾厄宮に天梁星があると、体に何があっても乗り切れるのか

天梁星は「蔭」の星、つまり守りの星だと聞いて、疾厄宮の天梁星なら何があっても乗り切れるのかと聞く人がいます。この守りは何も起こらない保証ではなく、ふだんから備えておいた土台こそが、必要なときにあなたを受け止めてくれます。いつもかかる医師、よく行く薬局、家族の連絡先を一か所にまとめ、必要なときにすぐ出せるようにしておきましょう。そうしてこそ、この守りが役に立ちます。