疾厄宮の紫微
疾厄宮に紫微星(しびせい)が入ると、体と気持ちは、場を担い責任を担うことでいちばん消耗します。忙しいときは平気に見え、止まったときに疲れに気づきます。小さな不調は先に我慢して、事が終わってからと考えます。この「我慢」こそ、真っ先に改めたいところです。
疾厄宮の紫微の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の父母宮は貪狼。丑・未の宮では破軍と同宮で、父母宮は天相。寅・申の宮では天府と同宮で、父母宮は七殺。卯・酉の宮では貪狼と同宮で、父母宮には主星がありません。辰・戌の宮では天相と同宮で、父母宮は破軍。巳・亥の宮では七殺と同宮で、父母宮は天府。どの配置でも、三合の兄弟宮には必ず廉貞があります、田宅宮には必ず武曲があります。
ストレスは爆発せず、沈んでいく
ストレスは感情で爆発することは少なく、体に沈むことが多くなります。全身が張りつめ、眠りが浅く、忙しいときは平気に見え、止まると全身が崩れます。食事の時間が不規則で、食べながら仕事をする人では、特に目立ちます。
弱みを見せるのを好まず、体のせいで大事な用事が遅れるのも嫌います。休みをとる、止めると言うことは、あなたにとって、無理を続けるよりも言い出しにくいものです。週末にも片づいていないことを考えていると、体は本当には休めていません。疲れたとはあまり口にしないので、周りはまだ持ちこたえられると思いがちです。
無理が習慣になる
若いころは体が持ちこたえるので、自分は疲れないと思いがちです。体が抗議し始めるころには、たいてい長く蓄積しています。また、家も会社も自分がいなければだめだと思い、休むことにも罪悪感があります。
小さな不調が長く続く不調になるのも、ここから来ることがよくあります。数日すれば治ると考えて、多くのサインがそのまま見過ごされます。
休息をスケジュールに入れる
休息をスケジュールに書き込み、会議と同じ大事な用事として扱うことが、あなたには効きます。同じ種類の疲れが二週間続いたら、養生を予定に入れます。物事を任せるときは、自分の代わりに決められる人を一人残しておき、あなたが一日止まっても物事が進むようにすれば、あなたも安心して止まれます。命盤が示せるのは、あなたがどう消耗しがちかという習慣までで、止まる時間は自分で与えるものです。
疾厄宮の紫微星、明るさが踏ん張り方を決めます
当サイトの明るさの表では、紫微星は午で廟、子で平です。紫微星が午で疾厄宮にあれば、もともとの体力があり、しばらく忙しくても回復が速いほうです。子宮なら、同じように踏ん張る癖があっても回復は少し遅く、休息はなおさら削れません。
紫微星と七殺星(しちさつせい)が巳・亥にあるとき、七殺星は平にすぎず、あなたの急ぎ癖は生活リズムに表れ、用事が増えると食事の時間がばらばらになり、寝るのも遅くなります。紫微星と天相星(てんそうせい)が辰・戌にあるときは二つとも得地で、疲れの多くは人の後始末から来ており、人の世話をすると自分のリズムが乱れます。
疾厄宮の紫微星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、仕事でも運動でも力を入れすぎ、動作が急になるので、いちばん必要なのは物事を区切り、合間に休みを入れることです。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、疲れはゆっくりたまり、ずっと大丈夫だと思っていても、生活リズムが少しずつ後ろへずれていきます。擎羊星は寅・申・巳・亥に入らないので、紫微星・天府星(てんぷせい)や紫微星・七殺星が疾厄宮にある人は出会いません。陀羅星は子・午・卯・酉に入らないので、紫微星の単独と紫微星・貪狼星(どんろうせい)は出会いません。
紫微星は化忌(かき)になりませんが、同じ宮の星はなることがあります。癸年生まれで、疾厄宮が紫微星・貪狼星の人は、貪狼星の化忌がこの宮に入り、生活リズムや食事に関わる習慣がひとつ、何度直そうとしても直りません。まずいちばん小さなものから変えましょう。たとえば毎日一食はスマホを見ずに食べる、といったことです。
疾厄宮に紫微星があると、体が弱いという意味なのか
疾厄宮に紫微星があるのを見て、帝星が疾厄宮に入るのはよくないと聞き、自分もよく眠れずストレスも大きいので、体を壊すのではと心配する人がいます。当サイトの読み方では、この宮の紫微星は、ストレスを体で背負い込み、なかなか疲れたと言わない癖を示しているだけで、体が弱いと予告するものではありません。体の状態は実際の検査と医師の判断を基準にしてください。本当に練習したいのは疲れを認めることです。身近な人を一人決めておき、その人に疲れて見えると言われたら、言われたとおりに半日休みましょう。