疾厄宮の擎羊星が表すもの
疾厄宮に擎羊星(けいようせい)が入ると、痛みは我慢し、疲れは踏ん張り、本当にだめになってやっと止まります。気が急き、張りつめた状態は、体力と睡眠にまず表れがちです。この宮が語るのは消耗の型で、どの部位かまでは対応しません。
この宮の擎羊星が知らせるのは、急ぎです
この位置の擎羊星では、禄存星(ろくぞんせい)が遷移宮、陀羅星(だらせい)が奴僕宮に入ります。当サイトでは、擎羊星が疾厄宮に入る配置を、急ぎと勢いとして読みます。動きが速く、手に力が入りやすいため、つまずく、運動中にぶつかるといった小さな出来事が、人より起きやすくなります。廟に入れば多くは軽く、陥地に入り、さらに激しい主星に出会うなら、安全の習慣を整えておくことがいっそう大切です。
これは傾向であって予告ではありません。動きを少しゆっくりにし、運動の前に準備運動をする。それだけで十分に役立ちます。
痛みは我慢し、疲れは踏ん張る
小さな不調はあまり気にせず、少し我慢すれば過ぎると考えます。緊張で先に体が張りつめるというサインも、最も見過ごしがちです。
物事をしているとき、全身が張りつめていて、休んでいるときにも進み具合を考えています。長く続くと眠れなくなり、感情も荒くなり、小さな事でも火がつきます。
煞気を周りの人に向ける
普段は大丈夫と言っているのに、あるとき一気に爆発して、周りの人が驚き、あなた自身もつらさを感じます。
刺激で発散するのもよくありません。夜更かし、無茶な飛ばし方、力任せの息抜きは、翌日の体をいっそう硬くし、休みの日でさえ無理をして耐えることになります。
規則正しさは、無理に耐えるより効く
毎日、決まった時間に汗をかきます。出口のある力は体に溜まり続けず、眠れることが、何を食べるより補いになります。運動の前に準備運動をし、刃物や道具を使うときはゆっくりすることが、この宮では特に価値があります。
休むべきときは休み、ゆっくりするべきときはゆっくりします。我慢は気遣いの代わりにはなりません。
疾厄宮の擎羊星、家やきょうだいのことも疲れに入ります
疾厄宮の三方は兄弟宮と田宅宮で、向かいは父母宮です。擎羊星が疾厄宮にあると、疲れは家や身近な人とつながっていることが多く、家の改装や引っ越しのとき、同世代と何かで張り合っているときは、特に張りつめて、休んでいても気が抜けません。
生まれ年を見てみましょう。乙・丁・己・辛・癸年生まれなら擎羊星は辰・戌・丑・未で廟になり、急ぐ気持ちはたいてい手際のよさとして出ます。甲・丙・戊・庚・壬年生まれなら子・午・卯・酉で陥になり、急ぐとあわてやすいので、動作をいくつかに区切って進めることがいっそう大切です。
疾厄宮の擎羊星に火星・鈴星・地空・化忌が重なるとき
火星(かせい)が同じ宮にあると、急ぎの上にさらに急ぎが重なり、いくつものことを同時にこなすので、急いでいるときにぶつかりやすくなります。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、張りつめた感じを体の中にしまい込み、何ともないように見えても、実は一度も本当にはゆるんでいません。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、疲れ切ったときに急に何もしたくなくなり、いったん止まると何日も止まってしまいます。
化忌(かき)が疾厄宮の主星につくと、生活リズムのことでひとつ整わないものがあり、それは睡眠のこともあれば、食事の時間のこともあります。擎羊星は一度で完全に直したくさせますが、こういうことはむしろ一週間に少しずつ直すほうが、続けられて身につきます。
疾厄宮に擎羊星があると、激しい運動は避けたほうがいいのか
疾厄宮に擎羊星があるのを見て、けがやぶつかることが多いと聞き、球技や筋トレまでやめようかと考える人がいます。この宮の擎羊星は、当サイトの読み方では、動作が急で力が強く出やすいことを示しているだけで、けがを予告するものではありません。体の状態は実際の検査と医師の判断を基準にしてください。運動はむしろ擎羊星にとって最高のはけ口です。コーチがいてルールのある運動を選び、順番どおりにウォーミングアップをして、メニューどおりに負荷を上げていきましょう。その勢いを、誰かが見てくれている場所で使うのがいちばんです。